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レアアース、日米欧「勝訴」 WTO 中国の輸出規制不当

2014-03-27 16:26:08 | 資源
レアアース、日米欧「勝訴」 WTO 中国の輸出規制不当
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/snk20140327098.html へのリンク
2014年3月27日(木)07:57
(産経新聞)

 中国によるレアアース(希土類)の輸出規制は不当として日本、米国、欧州連合(EU)が世界貿易機関(WTO)に共同提訴した通商紛争で、WTOの紛争処理小委員会(パネル)は26日、日米欧の主張を全面的に認める最終報告を公表した。提訴から2年を経て、1審にあたるパネルでの日米欧の“勝訴”が確定したことになる。

 今後、中国はパネルの判定に不服があれば、60日以内に最終審にあたる上級委員会に上訴できる。中国が上訴した場合、上級委での審理は90日程度かかるが、日本側は「パネルの判定が覆る可能性は低い」(経済産業省幹部)とみている。

 中国は上級委でも敗れれば、半年から1年以内に是正措置を講じる必要がある。履行が確認されなければ、日米欧は関税の引き上げなど対抗措置をとることができる仕組みだ。

 日米欧は、中国がレアアースを対象に導入している輸出税や輸出数量制限がWTO協定などに違反すると主張。これに対し、中国は環境や資源保護が目的として、協定の例外規定の適用を訴えたが、パネルの最終報告はこれを退けた。

 WTOの決定を受けて26日電話会見した米通商代表部(USTR)のフロマン代表は、「米国の製造業者にとっても重要な勝利だ」と歓迎した。

 米企業は「中国が自国の産業を保護するための政策決定」で不当に高い対価を支払わされてきたと指摘し、今回の結果は中国のルール侵害を「明確に示した」ものだとした。



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