● 尼崎事件、3人目の身元判明…29歳無職女性
2012年10月22日(月)17:52
YOMIURI ONLINE
兵庫県尼崎市の民家で3人の遺体が見つかった事件で、県警は22日、身元がわかっていなかったもう1体について、DNA鑑定の結果、同市長洲東通2、無職仲島茉莉子さん(29)と特定した、と発表した。
これで3遺体全ての身元が確認された。
仲島さんは、行方不明になっている民家の住人女性(87)の孫で2008年頃から行方不明になっていた。同じく民家で遺体で見つかった谷本隆さん(68)は仲島さんの伯父。
● 尼崎事件、不明男性の祖母は虐待死?病死と診断
2012年10月22日(月)15:22
(読売新聞)
兵庫県尼崎市の民家で3人の遺体が見つかり、多数の行方不明者も出ている事件で、行方不明者届が出ている溶接工の男性(36)の祖母(尼崎市)について、親族が「虐待を受け、衰弱して死んだ」と説明していることが、県警への取材でわかった。祖母は当時、病死と診断されていた。祖母宅にはドラム缶遺体事件の主犯格とされる角田すみだ美代子被告(64)(傷害致死罪などで起訴)らが入り浸り、家族間の暴行を強要していたとされ、県警は当時の詳しい状況を、関係者から聞いている。
捜査関係者らによると、祖母の一家は1998年頃、親類の葬儀を巡るトラブルから遠縁の角田被告に文句をつけられ、祖母宅に押しかけられるようになった。祖母は角田被告の周辺者らに猿ぐつわをされたり、手足を縛られたりして暴行を受けていたという。
その後、祖母は角田被告が兵庫県内に借りた団地の部屋で、滋賀県などに住んでいた息子4家族と共に軟禁状態に置かれ、家族同士で殴り合いもさせられた。
親族は当時の祖母の状況について「一日中立たされ、水や食事も満足に与えられなかった」と県警に証言。祖母は徐々に衰弱し、99年3月頃に死亡したが、医師が病死と診断したため、県警もこうした状況を把握していなかったという。
祖母の一家はその後、軟禁から逃れるために離散状態となった。溶接工の男性の安否が今も確認できていないほか、一家の中には、自殺者も出ているという。 兵庫県尼崎市の民家で3人の遺体が見つかり、多数の行方不明者も出ている事件で、行方不明者届が出ている溶接工の男性の祖母(尼崎市)について、親族が「虐待を受け、衰弱して死んだ」と説明していることが、県警への取材でわかった。祖母は死亡当時、病死と診断されていた。祖母宅にはドラム缶遺体事件の主犯格とされる角田すみだ美代子被告(64)(傷害致死罪などで起訴)らが入り浸り、家族間の暴行を強要していたとされ、県警は当時の詳しい状況を、関係者から聞いている。
捜査関係者らによると、祖母の一家は1998年頃、親類の葬儀を巡るトラブルから遠縁の角田被告に文句をつけられ、祖母宅に押しかけられるようになった。祖母は角田被告の周辺者らに猿ぐつわをされたり、手足を縛られたりして暴行を受けていたという。
その後、祖母は角田被告が兵庫県内に借りた団地の部屋で、滋賀県などに住んでいた息子4家族と共に軟禁状態に置かれ、家族同士で殴り合いもさせられた。
親族は当時の祖母の状況について「一日中立たされ、水や食事も満足に与えられなかった」と県警に証言。祖母は徐々に衰弱し、99年3月頃に死亡したが、医師が病死と診断したため、県警もこうした状況を把握していなかったという。
祖母の一家はその後、軟禁から逃れるために離散状態となった。溶接工の男性の安否が今も確認できていないほか、一家の中には、自殺者も出ているという。