http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20131026-567-OYT1T00847.html
2013年10月26日(土)20:53
読売新聞
2013年10月26日(土)20:53
読売新聞
天皇、皇后両陛下は26日、特別機で熊本県入りし、合志市の国立療養所菊池恵楓園を訪問、ハンセン病の回復者らと懇談された。
両陛下は、強制隔離政策の象徴として残されたコンクリート壁や資料の説明を受けた後、1288人の遺骨が納められた納骨堂に赴き、それぞれ白菊を供えて深く礼をされた。
同園の入所者は最多時1734人を数えたが、現在は328人で、平均年齢は81・7歳。両陛下は約30分、入所者18人と懇談された。陛下は、「ずいぶん大変だったでしょう」「どうぞお元気で」と膝を曲げ、耳元に顔を近づけて声をかけ、握手された。
皇后さまは時折床に膝をつき、入所者の手に手を添え、菊づくりが趣味と話した男性に「どうぞよい菊を咲かせて下さいね」と語りかけられた。11月に88歳の誕生日を迎えるという男性には「お元気でよい日をお迎えになりますように」と笑顔で話された。