日本は大丈夫!?

・社会 ・内政 ・国際 ・経済 ・スポーツ

「金融円滑化法」関連倒産 2014年9月は15件(9月30日現在)

2014-10-02 15:45:41 | 経済
「金融円滑化法」関連倒産 2014年9月は15件(9月30日現在)
http://news.goo.ne.jp/article/tsr_net/business/tsr_net-5642.html へのリンク
TSR速報:2014年10月1日(水)16:00

 2014年9月の「中小企業金融円滑化法」に基づく貸付条件変更利用後の倒産は、15件(速報値:9月30日現在)にとどまった。金融機関がリスケ要請に弾力的に応じるなど実質的な金融支援や、公共工事など景気対策の効果により全体の倒産が抑制され、速報値では8カ月連続で前年同月を下回っている。

2014年9月

 負債総額は、158億700万円(前年同月比71.5%減)で、2カ月連続で100億円を上回った。負債額別では、10億円以上の大型倒産が6件(前年同月10件)発生した。
 産業別では、製造業が6件(前年同月15件)で最も多かった。次に、卸売業が5件(同9件)、建設業2件の順だった。
 従業員数別では、最多が10人以上20人未満の5件(前年同月9件)だった。

2014年1-9月

負債額別 1億円以上5億円未満が最多

 2014年1-9月の累計192件の負債額別では、最多が1億円以上5億円未満の90件(前年同期比48.5%減、構成比46.8%)だった。次いで、5千万円以上1億円未満が28件(同48.1%減、同14.5%)、1千万円以上5千万円未満が28件(同28.2%減、同14.5%)だった。

原因別 販売不振が最多

 2014年1-9月の原因別では、最多が販売不振の104件(前年同期比47.4%減、前年同期198件)だった。次いで、既往のシワ寄せ(赤字累積)が46件(同41.7%減、同79件)と続く。

形態別 破産が全体の約7割

 2014年1-9月の形態別では、消滅型の破産が128件(前年同期比41.5%減、前年同期219件)で最も多く、全体の約7割(構成比66.6%)を占めた。一方、再建型の民事再生法は10件(構成比5.2%、前年同期23件)にとどまった。金融円滑化法に基づく貸付条件変更を利用した企業の中では、業績不振から事業継続を断念するケースが依然として多い。

従業員数別 10人未満が約6割

 2014年1-9月の従業員数別では、5人未満が72件(前年同期比35.1%減、前年同期111件)で最も多く、5人以上10人未満も43件(同49.4%減、同85件)だった。この結果、従業員10人未満は115件(構成比59.8%、前年同期196件)で、小規模企業が全体の約6割を占めた。

産業別 製造業が約3割を占める

 2014年1-9月の産業別では、製造業が57件(前年同期比44.6%減、前年同期103件)で最多、全体の約3割(構成比29.6%)を占めた。次いで、建設業31件(前年同期比58.6%減、前年同期75件)、卸売業32件(同50.0%減、同64件)、サービス業他25件(同45.6%減、同46件)と続く。


最新の画像もっと見る