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「おいしい減塩食品」高血圧予防へ拡大 健康の第一歩、ブーム到来も

2014-02-13 16:20:15 | 健康

「おいしい減塩食品」高血圧予防へ拡大 健康の第一歩、ブーム到来も
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/snk20140213501.html へのリンク
2014年2月13日(木)08:08
(産経新聞)

 「高血圧予防のために」と減塩食を試してみたが、続かなかった人も多いだろう。そんな中、日本高血圧学会が中心となり、おいしい減塩食品の種類を増やす取り組みが進んでいる。既にそうしたメニューを提供するレストランも出てきており、専門家は「減塩食品を取り入れて重篤な疾患につながる高血圧を予防してほしい」と呼び掛けている。(大家俊夫)

 ◆52品目をセレクト

 減塩食品を取り入れる意味について、高血圧学会減塩委員会に所属する東大大学院医学系研究科の安東克之特任准教授は「食塩そのものは1日の食生活で摂取する全塩分の20%弱しかない。他は加工食品から取っている。このため、減塩食品を増やさないと減塩はなかなか実現しない」と現状を説明する。20%弱の根拠は財務省の統計「塩需給実績」で示され、一方、加工食品にはしょうゆやみそなどの調味料も含まれている。

 減塩委員会は取り上げる減塩食品の規定として、自社既存品比で20%以上塩分を減らした商品などとしている。この取り組みには既に各メーカーから52品目が寄せられ、学会のホームページ(HP)で先行紹介されている。これらは、塩、和洋中だし、梅干し、めんたいこ、うどん、ラーメン、ハムなど多岐にわたる。大切なのは、減塩食品でもおいしい味を追求した減塩食品を掲載している点だ。

 安東氏はこの52品目について、「減塩食というと薄味の病院食というイメージがあるが、食品メーカーの努力によって味の良いものが出来上がった」と評価する。

 ◆ホテルメニューにも

 こうした市販の減塩食品を使ったレストランが出てきている。名古屋市のホテル「ウェスティンナゴヤキャッスル」の日本料理「西の丸」もその一つ。四季折々の松花堂弁当を1食2グラム程度に減塩して平成24年12月から提供している。料飲部支配人の福森智昭さんは「減塩によるおもてなしというコンセプトで、健康を気遣うお客さまに好評をいただいている」と語る。

 同店のメニューを紹介した本『減塩松花堂』も女子栄養大出版部から出版された。本の企画・編集にかかわった野村善博さんは「このメニューを参考にすれば、一般家庭でも手軽に応用できるだろう」とし、今後の減塩食ブームの到来を予感する。

 高血圧は放置すると、血管に高い圧力がかかり、血管障害、動脈硬化などの進展によって脳卒中、心臓疾患(狭心症や心筋梗塞)や腎硬化症などの一因となる。国民健康・栄養調査によると、国内の高血圧患者数は約4千万人と推計される。高血圧の主な要因は塩分の取り過ぎということは調査で裏付けられている。

 安東氏は「減塩を目指すのは健康の第一歩。おいしい減塩食品を利用して少しでも塩分を減らしてほしい」と話している。

 ■高血圧学会が17日から募集

 高血圧学会の減塩委員会(委員長=河野雄平・国立循環器病研究センター部長)では、おいしい減塩食品のHP掲載を今の52品目からさらに増やすため、食品の募集を始める。

 商品は、通常品と比べて味が同等か、あるいは比較してもおいしい減塩食品で、対象は日本人の食環境において減塩化の必然性に賛同して減塩食品を製造・販売する企業・団体。審査にパスすると、減塩委員会のHPで紹介される。第1回募集は2月17~28日。詳細はHP(http://www.jpnsh.jp/general_salt.html#04)で。


アルツハイマー病が劇的に改善

2014-02-13 16:18:06 | 健康

【デキる人の健康学】アルツハイマー病が劇的に改善
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/snk20140212551.html へのリンク
2014年2月12日(水)11:48
(産経新聞)

 アルツハイマー病は未だに原因不明で進行性の神経変性疾患で最終的には寝たきりになる病気であるが、人口の高齢化とともに患者数が激増し、日本でもアメリカでも大きな社会問題となっている。

 アルツハイマー病を発症すると認知機能の低下に伴い、物忘れがひどくなり、性格が変容し、行動異常が起きるので、介護に携わる家族には大変な負担になる。

 人口の高齢化に伴いアルツハイマー病の問題は本人の問題にとどまらずに、家族や社会にとって大きな負担となっている。これまでのところ有効な治療薬は開発されていない。一般に処方される薬はアセチルコリンエステラーゼ阻害剤で症状を緩和させることはできるが、病気の進行を食い止める事はできない。

 最近、「アルツハイマー病が劇的に改善した!米国医師が見つけたココナツオイル驚異の効能」(ソフトバンククリエイティブより5月30日に発売)という翻訳本を監修した。本書の著者であるメアリー・T・ニューポート医師はオハイオ州出身の小児科医だったが、愛する夫スティーブが若年型のアルツハイマー病を発症し、病気が進行する夫を辛抱強く介護する中であらゆる治療の可能性を模索する。

 新薬の臨床試験にスティーブを参加させようと模索するが、病期が進行しすぎているスティーブは臨床試験の除外基準の為に試験に参加できない。そんな中、AC-1202という中鎖トリグリセリドの臨床試験を偶然に見つけることになる。 この中鎖脂肪酸は食品として商品化されていることを突き止めたメアリーは、更にこの中鎖脂肪酸がココナッツやパームオイルから抽出されることを突き止める。早速、ココナッツオイルをオートミールに加え夫スティーブに食べさせたところ、その日のうちに劇的な症状の改善が観察された。それ以来、ココナッツオイルを3年にわたり愛する夫スティーブに食べさせ続け、アルツハイマー病の症状を改善させ、病期の進行を食いとどめることに成功した。

 アルツハイマー病は最近では3型糖尿病とも呼ばれている。アルツハイマー病の脳では、インスリンの効きが極端に悪くなっているためである。インスリンの効きが悪くなると、神経細胞はグルコースが使えなくなり神経変性を起こして記憶障害などの神経症状を悪化させると考えられる。

 しかし、神経細胞はグルコース以外にケトン体という脂肪酸の代謝産物をエネルギー源として利用することが可能なのである。

 アルツハイマー病を発症していったんグルコースが使えない状態に陥ってもケトン体が供給され続ければ、神経細胞はエネルギーを産生し続けたその活性を保つことができる。メアリーはこの食事療法の発見により夫スティーブの治療効果を安定させることに成功したのである。

 ニューポート医師の著書はこれまでに、病気の進行を止める薬が無かったアルツハイマー病を煩っている数多くの患者とその家族に希望の光を与えるかも知れない。

 治療に使ったココナッツオイルは自然食であり、一般に市販されている食品である点がこれまでのアルツハイマー病の治療戦略と異なる。

 ココナッツオイル療法は実践しやすく、しかも劇的に症状が改善する人は数日でその効果が確認されている。治療効果の本体と考えられるケトン体はグルコースに変わる優れた脳のエネルギー源で、これまでケトン体ダイエットやアトキンスダイエット(低糖質ダイエット)などで注目されてきたエネルギー源であり、認知症の家族を抱え日々の介護に悩んでいる家族に大きな福音をもたらす可能性を秘めている。

■白澤卓二(しらさわ・たくじ) 1958年神奈川県生まれ。1982年千葉大学医学部卒業後、呼吸器内科に入局。1990年同大大学院医学研究科博士課程修了、医学博士。東京都老人総合研究所病理部門研究員、同神経生理部門室長、分子老化研究グループリーダー、老化ゲノムバイオマーカー研究チームリーダーを経て2007年より順天堂大学大学院医学研究科加齢制御医学講座教授。日本テレビ系「世界一受けたい授業」など多数の番組に出演中。著書は「100歳までボケない101の方法」など100冊を超える。グロービア(http://www.glovia.net/)でも連載中。

 


専門医に聞け! Q&A 高血圧の人のヒートショック対策

2014-02-13 05:53:39 | 健康

専門医に聞け! Q&A 高血圧の人のヒートショック対策
http://news.nifty.com/cs/item/detail/jitsuwa-20140212-5477/1.htm
2014年2月12日(水)15時0分配信 週刊実話
 Q:父は高血圧で、50代で風呂で倒れ、脳出血で亡くなりました。私も血圧が高いし、同じように倒れるのではないかと、冬の寒い時期は心配です。アドバイスをお願いします。(53歳・ビジネスホテル勤務)

 A:暖かい室内から寒い戸外に出ると、体は外気温の急激な変化にさらされ、ダメージを受けます。それをヒートショックといいます。家庭内でもヒートショックが起こるリスクがありますが、その典型が入浴です。
 日本の家屋はセントラルヒーティングが完備したマンションは別にして、木造や古いマンションの場合、暖房が行き届かない風呂やトイレは冬は温度が低く寒いものです。
 脱衣場が寒い環境では、衣服を脱ぐ時に寒さにさらされます。浴室そのものの気温が低いと、さらにいっそう体は寒さにさらされるでしょう。そのため、血管は収縮し、血圧や心拍数は急激に上昇します。
 そしてお湯に入り、体が熱にさらされると、今度は血管は拡張し、血圧は急降下するため、心臓の負担が大きくなります。温度が高すぎるお湯はなおさらです。
 ヒートショックは、最悪の場合、血圧の急激な変化によって心筋梗塞や脳血管障害などを引き起こすことになるのです。心肺の慢性疾患がある人や高血圧の人の場合、ヒートショックによって、これらの病気を発症しやすいし、最悪の場合死に至ることもあります。

●夜中のトイレや起床時も注意を
 対策は、脱衣場が他の部屋よりも寒い場合、脱衣場にストーブを置いて、入浴前に温めておきましょう。
 浴室は、入浴前にあらかじめ風呂の蓋を開けておいたり、壁に温水のシャワーをかけるだけでも、少し室温が高くなります。
 この他、寝室の気温が低いのも、高血圧にとってはよくないこと。部屋と布団の中の温度差が大きいのは問題です。夜中にトイレに立ったとき、布団から出て急に寒さにさらされると、血圧が急激に高くなります。
 起床時も注意が必要です。布団の中で、ギューッと伸びをするなど、ストレッチ的な運動を少ししてから、起きるとよいでしょう。血圧が上がるので、外気温が低くても、体が受ける寒さ刺激は少なくてすみます。
 もちろん、寝室の温度もエアコンを使うなどして、布団の中との温度差をなるべく小さくしたいものです。

今井一彰氏(みらいクリニック院長)
山口大学医学部卒業。東洋医学などさまざまな医療を駆使し、薬を使わずに体を治していくという独自の観点に立って治療を行う。日本初の靴下外来も設置。


“色”と“粘り気”でチェック ガンの可能性もある「鼻水」に潜む重大病

2014-02-11 07:32:20 | 健康

“色”と“粘り気”でチェック ガンの可能性もある「鼻水」に潜む重大病(1)
.htmhttp://news.nifty.com/cs/item/detail/jitsuwa-20140202-5414/1.htm へのリンク
2014年2月2日(日)16時0分配信 週刊実話

 風邪をひきやすいこの季節、鼻水がダラダラと流れ出てイラつく人も多いが、鼻水を馬鹿にしてはいけない。感染症を防ぐために、鼻の中のウイルスや細菌を押し流す役割を果たしているからだ。しかし、付き合い方を間違うと、副鼻腔炎や鼻のがんを招く恐れもあり、鼻水の色や状態をしっかりとチェックする必要がある。

 そもそも「鼻水」は、鼻から出る流動性、あるいは半流動性の液体のことを言い、呼び名も鼻汁(はなじる、びじゅう)とも言う。
 通常の鼻水は、鼻腔内の鼻腺などから排出された粘液や血管から浸入した液の混合物だ。鼻から吸った空気に適度な湿り気を与えたり、気道の粘膜を病原菌から保護するために分泌され、液が鼻から溢れ出る。
 また、鼻水は鼻の粘膜を潤すために常に一定量が分泌されている。異物が体の中に入り込まないようにしたり、乾いた空気が気管支にまで侵入しないようにするため、加湿や加温をして粘膜を保護する役割を果たしているのだ。
 それでもウイルスや細菌など異物が入り込んでしまった場合は、それを洗い流して排出しようと鼻水の分泌を増やして活性化する。風邪をひいたときに鼻水が出るのはそのためで、花粉症の場合も花粉に対する過剰な“防衛反応”によって鼻水の量が多くなるといわれる。

 都立多摩総合医療センター耳鼻咽喉科の担当医はこう説明する。
 「風邪の症状であるくしゃみ、鼻水、咳、発熱、下痢、嘔吐も、すべて免疫による反応といえます。例えば、鼻粘膜に付いたウイルスを追い出そうとする反応が、くしゃみ、鼻水で、胃や腸からウイルスを追い出そうとする反応が下痢、嘔吐。さらに、発熱も免疫反応の一つです。ウイルスは体温が37℃前後だと活発に活動しますが、熱に弱いためさらに上昇すると、増殖が抑えられる。ですから、風邪のとき市販薬などで無理に熱を下げるのは良くないと言う専門家もいます。免疫力が高い人は、ウイルスが入り込んだとしても、くしゃみや鼻水で追い出すことができるため、比較的症状が軽くて済み、症状すら出ない場合もあります。逆に、免疫力が弱い人はさまざまな症状が出てしまいます」

 また、都内で総合医療クリニックを運営する久富茂樹院長はこんな見方をする。
 「俗に言う“鼻風邪”は、鼻の粘膜が低温の空気や乾燥などによって炎症を起こしたもので、急性鼻炎の一つといえます。多くは、空気の乾燥のために鼻の粘膜が乾いてしまい、寒さで線毛運動が停止した際、ウイルスに感染することで引き起こされます。また、刺激性のガスやほこりなども急性鼻炎の原因になります。鼻の粘膜は体の外にあり、外気に触れやすいこともあって、体に何らかの不調があると最初に症状が現れやすい。そのため、鼻水の量が増えている場合は体調不良のサインだと考えていいでしょう」

“色”と“粘り気”でチェック ガンの可能性もある「鼻水」に潜む重大病(2)
.htmhttp://news.nifty.com/cs/item/detail/jitsuwa-20140204-5421/1.htm へのリンク
2014年2月4日(火)15時0分配信 週刊実話

 そして、鼻水の「色」「粘り気」をチェックすることも大事だという。透明でサラサラしている場合は、まだ体がウイルスや細菌と戦っていない状態で、体に侵入しようとしている異物を洗い流している段階。花粉症などのアレルギーによって出る鼻水もこのタイプと見なせるという。
 「体が戦闘モードに突入しているときは、黄色や緑色のねっとりした鼻水が出る。これは、鼻水にウイルスや細菌と戦った白血球の死骸が混ざっているためで、死骸の中に白血球のタンパク質の分解酵素が残っていると、粘膜や皮膚のタンパクが溶けて鼻の周辺がヒリヒリしてくるはずです」(久富院長)

 その場合の鼻水は、どちらも細菌やウイルスを体外に排出しようとしているので、薬などで鼻水を止めると治りが遅くなると専門医は言う。
 「人にもよりますが、鼻の内部(鼻腔)の形の悪さも影響します。副鼻腔の入り口が狭く、換気が十分行われない場合、細菌の感染によって副鼻腔に炎症を起こし、膿んでしまうことがあります。慢性的に膿が溜まるようになると、慢性副鼻腔炎(別名=蓄膿症)という病気になってしまう。こうなると、異物を排泄する役目を持つ線毛細胞が炎症によって機能しなくなり、症状が悪化します」(前出・多摩総合医療センター耳鼻咽喉科担当医)

 この担当医によると、蓄膿症になると、鼻づまりが起きて匂いもわかりづらくなり、口で呼吸するようになるという。また、常に副鼻腔内に膿があるので、濃い鼻汁が出て、それが喉にまわると、その刺激で粘膜の表面が腫れ上がり鼻ポリープが出来ることもある。さらに、根気がなくなり、頭痛、目の痛みなどを感じるといった症状が見られるようになり、最悪の場合、鼻がんに繋がることもあるという。
 治療法は、炎症を抑える薬の服用や手術によって溜まった膿や病変した粘膜を取り除くというもの。しかし、鼻腔の形が悪い場合には、根本的治療とはならずに再発の可能性もあるため、副鼻腔口を広げるなどの形成手術が必要となる。
 予防法は、鼻の粘膜を刺激するような汚れた空気を避けるなど、原因となる要素を取り除くこと。また、鼻の粘膜が敏感すぎる場合などは、専門医の診察により治療を受ける必要がある。

 2月に入ると、風邪に代わってスギ花粉の舞う季節を迎える。花粉症を発症すると、風邪によって流れる鼻水と同様に、花粉を洗い流すために鼻水の量が2、3倍に増える。それでも、実際に鼻から出てくる量としては1日に100ミリリットルほどだ。
 「どちらの鼻水の場合も、薬などで止めると、かえって治りが遅くなります。どうしても鼻水を止めなければいけない状況でないなら、しっかり鼻をかんで、鼻水を出してしまった方がいい。一番いけないのは、かまずに“ススル”こと。副鼻腔が細菌に感染して副鼻腔炎を起こしたり、細菌が中耳に侵入して膿が溜まり、耳痛を起こすケースもあります。血が混ざっている鼻水が続く場合は、この副鼻腔炎や鼻のがんの可能性もあるので、早いうちに病院で検査を受けてほしい」(前出・久富院長)

 鼻水は体調のバロメーター。鼻水をただ止めるだけでなく、鼻水の出る原因を探って治療することが大事ということだ。


鳥インフル、人から人に感染?…中国南部で3件 : 多剤耐性菌の監視強化へ…厚労省、院内感染受け 

2014-02-06 19:09:59 | 健康

多剤耐性菌の監視強化へ…厚労省、院内感染受け
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/science/20140205-567-OYT1T01070.html へのリンク
2014年2月5日(水)20:57
読売新聞

 厚生労働省は、複数の抗生物質が効きにくい「多剤耐性菌」の監視体制を強化する方針を固めた。

 多剤耐性アシネトバクターなど2種類の感染者について、全ての医療機関に保健所を通じて国に報告するよう求める。感染予防や治療法選択に役立つと期待される。

 報告を求めるのは、多剤耐性アシネトバクターと、抗生物質の切り札とされるカルバペネムを分解する腸内細菌の感染者。2010年に多剤耐性菌の院内感染が問題になったことを受け、アシネトバクターは約500か所の指定医療機関から報告を受けているが、それだけでは把握が不十分だった。カルバペネムの分解細菌については報告制度はないが、欧米での感染が拡大している。

鳥インフル、人から人に感染?…中国南部で3件
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20140206-567-OYT1T00928.html へのリンク
2014年2月6日(木)18:34
読売新聞

 【上海=鈴木隆弘】鳥インフルエンザ(H7N9型)の感染者が増加する中国で、今月に入り、家族内で人から人に感染したと疑われる事例が、広西チワン族自治区と広東省で3件出た。

 同自治区南寧では、4日に女性(41)の感染が見つかり、5日に息子(5)も感染が判明。中国紙・南方都市報によると、広東省中山で男性(37)と娘(2)、同省肇慶でも同居する男児(5)と女児(4)の感染を確認した。

 それぞれが生きた鳥と接触して感染した可能性もある。


耐性ウイルスに効果、新型インフルの新薬承認へ:タミフルなどに耐性ウイルス、5道府県で発見

2014-02-04 15:30:30 | 健康

タミフルなどに耐性ウイルス、5道府県で発見
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/science/20140204-567-OYT1T00016.html へのリンク
2014年2月4日(火)07:40
読売新聞

 厚生労働省の薬事・食品衛生審議会の部会は3日、強い毒性と感染力を持つ新型インフルエンザ対策の一環として、新しい抗ウイルス薬「アビガン錠」の製造販売を承認しても差し支えないとする意見をまとめた。

 既存の薬が効きにくい耐性ウイルスに効果が見込める。3月にも承認される見通しで、政府は新型インフルエンザ流行に備えた備蓄の準備に入る。

 新薬は、富山化学工業(東京)がT―705の名称で開発し、申請していた。部会は、タミフルなどの既存の薬が効かない新型インフルエンザが発生した場合にだけ出荷できる、という条件をつけた。有効性の検証が十分でないためで、季節性インフルエンザの患者に使うには、さらなる臨床試験が必要という。

耐性ウイルスに効果、新型インフルの新薬承認へ
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/science/20140204-567-OYT1T00687.html へのリンク
2014年2月4日(火)13:46
読売新聞

 厚生労働省の薬事・食品衛生審議会の部会は3日、強い毒性と感染力を持つ新型インフルエンザ対策の一環として、新しい抗ウイルス薬「アビガン錠」の製造販売を承認しても差し支えないとする意見をまとめた。

 既存の薬が効きにくい耐性ウイルスに効果が見込める。3月にも承認される見通しで、政府は新型インフルエンザ流行に備えた備蓄の準備に入る。

 新薬は、富山化学工業(東京)がT―705の名称で開発し、申請していた。部会は、タミフルなどの既存の薬が効かない新型インフルエンザが発生した場合にだけ出荷できる、という条件をつけた。有効性の検証が十分でないためで、季節性インフルエンザの患者に使うには、さらなる臨床試験が必要という。




胎児の画像を3Dで 妊娠中「安心して前向きに」、電機メーカーが病院と連携

2014-02-02 14:59:34 | 健康

胎児の画像を3Dで 妊娠中「安心して前向きに」、電機メーカーが病院と連携
http://news.goo.ne.jp/article/kanagawa/region/kanagawa-23871929.html へのリンク
2014年2月2日(日)09:30
(神奈川新聞)
 胎児の画像を立体的にプリントするサービスが、静かな評判を呼んでいる。電機メーカーのパイオニア(川崎市幸区)が、都内の病院と連携して試験的に始めた。指しゃぶり、グーチョキパー、笑顔…。おなかの中で見せる豊かな表情を1枚のフィルムに記録することができ、妊娠中の思い出づくりや記念品として喜ばれている。 
 「ぷりホロ」と名付けられたサービスは、3Dホログラムという技術を応用した。超音波エコーで撮影した胎児の画像データを、専用のプリンターでフィルムに記録。太陽や発光ダイオード(LED)の光などを当てると、立体的な3次元の画像として浮かび上がる仕組みだ。光の角度を変えることで、次々と別の画像が見える。 
 サービスは昨年11月、丸茂レディースクリニック(東京都港区)で試験的に開始。丸茂元三院長(53)によると、これまでも妊婦に胎児の画像を提供することは一般的にあったが、平面(2D)で白黒のものが主流とあって、表情などの細部は確認しづらいという。 
 丸茂院長は「2Dのエコーは胎児の成長に異常がないかを判断する診察目的の意味合いが大きく、妊婦からは『画像を渡されても何が何だかよく分からない』という声も多かった」と説明する。 
 「妊娠中は不安を抱える人も多い」という丸茂院長は、「ぷりホロは、胎児の表情、指の形といった細部が立体的に記録され、子どもの成長を目で見て実感できる。身近に飾ることで、安心して前向きに子育てに向かってもらえたら」と期待を込める。 
 パイオニアによると、これまで数件の利用実績があり、アンケートでは「生まれてくるのが楽しみ」「いい記念になった」などの声が寄せられている。撮影のためだけにクリニックを訪れた妊婦もいたという。 
 同社は2009年度にプリンター開発に着手。さまざまな模索を経て、こうした用途にたどり着いた。担当者は「貴重な瞬間を捉えた、世界にたった一つの記念品になる。妊婦さんに少しでも柔らかな気持ちで過ごしてほしい」と話している。 
 料金は1万円から。問い合わせは同社研究開発部ぷりホロ担当電話044(580)3176。


ストレス過多なら勤務時間短縮も…診断義務づけ

2014-01-24 15:14:52 | 健康

http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20140123-567-OYT1T01025.html
2014年1月23日(木)19:20
読売新聞

 厚生労働省は23日、経営者に対し、全従業員への年1回のストレス診断を原則として義務づけると発表した。

 仕事による心理的負担が大き過ぎると医師が判断した場合は、勤務時間短縮など負担軽減の検討も求める。通常国会に労働安全衛生法改正案を提出し、2016年春頃の施行を目指す。

 ストレス診断は現在、同法の指針で経営者に実施を呼びかけるだけにとどまっているが、法に基づく義務に強化する。厚労省案では、まず医師か保健師が質問票を使い、「ひどい疲れを感じるか」「不安感や憂鬱さはあるか」など心の健康状態をチェックする。従業員が希望した場合は医師による面談指導が受けられるようにし、経営者には、医師の意見に基づいて残業の制限や配置転換、深夜勤務の削減などの検討を求める。


世界に先駆け承認の新薬、薬価を加算…来年度

2014-01-23 13:21:06 | 健康

http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/science/20140123-567-OYT1T00330.html
2014年1月23日(木)10:25
読売新聞

 厚生労働省は22日、世界に先駆けて日本で初めて薬事承認された新薬に対し、薬価を引き上げる「先駆導入加算」を2014年度から導入することを決めた。

 同年度の診療報酬改定について議論している中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関)で了承された。

 新薬は、先に海外で承認された後に日本で申請されるなどして、承認が欧米より遅れる「ドラッグラグ」が問題となっている。これを解消するため、国内外の製薬企業に、新薬をいち早く日本で申請してもらうのが目的だ。

 加算の対象となるのは、国内外にある既存薬とは異なる新たな作用の仕方をする薬。同じ効果をもつ類似薬より、効き目や安全性が高いことなどが必要となる。将来的に海外での販売計画があるなど、世界に通用する薬であることも条件となる。

「先駆導入加算」
世界に先駆けて日本で承認を取得した、新規作用機序を有し、画期性加算、有用性加算1が適用される品目を対象に10%の加算する新ルールは「先駆導入加算」との名称になった。なお、同適用品目の類似品目は、同加算分を控除した薬価をもとに算定される。


認知症治療に救世主「コウノメソッド」

2014-01-22 15:53:24 | 健康

【デキる人の健康学】認知症治療に救世主「コウノメソッド」
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/snk20140122517.html
2014年1月22日(水)11:48
産経新聞

 昨年6月、一部新聞に「高齢者4人に1人 『予備軍』400万人含め」という衝撃的な記事が掲載された。記事によると、「65歳以上の高齢者のうち、認知症の人は推計15%で、2012年時点で約462万人に上ることが1日、厚生労働省研究班(代表者・朝田隆筑波大教授)の調査で分かった。認知症になる可能性がある軽度認知障害(MCI)の高齢者も約400万人いると推計」、これは65歳以上の4人に1人が認知症とその“予備軍”となる計算で、「政府は早急な対策を迫られそうだ」と警鐘を鳴らしている。

 しかし、差し迫った“認知症クライシス”にもかかわらず、これまでの医学界の常識では「認知症は治らない」とされてきた。認知症治療の医療現場はお寒いばかりで、専門医や大学病院ですら治療に手をこまねいているというのが実情だ。

 こうした認知症を取り巻く危機的な状況の中、救世主のごとく現れたのが「コウノメソッド」という画期的治療法である。日本で最も多くの認知症患者を診てきた臨床医・河野和彦医師(名古屋フォレストクリニック院長 http://www.forest-cl.jp/)が編み出したメソッドで、7月に新著『認知症の正しい治し方―症例DVD付』(発行・現代書林)が出版された。

 コウノメソッドは、介護者保護主義・家庭天秤法・健康食品活用法の3本柱からなる。詳しくは、ぜひ本書をお読みいただきたいが、この治療法のポイントは大きく2つある。第一に、「正しい診断ができる」ということ。認知症にはさまざまな種類があり、治療の第一歩として「正しい診断」が非常に重要である。たとえば、アルツハイマー病とレビー小体型認知症では治療方法が全く異なる。レビー小体の患者にアルツハイマーの投薬をすると病状が悪化、酷い場合は死に至ることもある。「正しい診断」などあたりまえのことのようだが、「認知症は治らない」とされているなか、その方法論がコウノメソッドで初めて確立された。

 第二に、「認知症を治すことができる」こと。それはすなわち、認知症患者の家族を苦しめる「困った症状」を治すことができる、ということでもある。易怒(おこりっぽい)、幻覚、嚥下障害(これが原因で肺炎になり死に至る)、歩行障害、徘徊、などの困った症状が治まれば、自宅での介護もできるし介護従事者の負担が劇的に軽くなる。これが介護者保護主義の治療哲学につながる。

 「患者か家族か、どちらか一方しか救えないなら、私は迷うことなく家族を救う」という河野先生の言葉に、私は同じ医療に従事する者として深い感動を覚えずにはいられない。医師ならだれでも認知症の治療ができるようになる「コウノメソッド」を標準治療法として啓蒙するために、河野先生はこれを無償ですべて公開している。認知症の臨床では、必読の書として推薦している。

■白澤卓二(しらさわ・たくじ) 1958年神奈川県生まれ。1982年千葉大学医学部卒業後、呼吸器内科に入局。1990年同大大学院医学研究科博士課程修了、医学博士。東京都老人総合研究所病理部門研究員、同神経生理部門室長、分子老化研究グループリーダー、老化ゲノムバイオマーカー研究チームリーダーを経て2007年より順天堂大学大学院医学研究科加齢制御医学講座教授。日本テレビ系「世界一受けたい授業」など多数の番組に出演中。著書は「100歳までボケない101の方法」など100冊を超える。グロービア(http://www.glovia.net/)でも連載中。


「シダトレンRスギ花粉舌下液」スギ花粉症、 治療薬、販売承認  花粉症に画期的新治療法

2014-01-21 17:33:03 | 健康

スギ花粉症、自宅療養で根治も-鳥居薬品の「舌下液」が初承認
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020140121cbal.html
掲載日 2014年01月21日
日刊工業新聞

 舌の下に投与するスギ花粉症用の減感作療法(アレルゲン免疫療法)向け治療薬が、日本で初めて製造販売承認を得た。鳥居薬品が開発し、承認を申請していた。アレルゲンとなる花粉の成分を舌の裏側に垂らして体内に吸収させ、アレルゲンに徐々に慣れさせて過敏な免疫反応が起きないようにする。スギ花粉症の根治につながる可能性がある減感作療法用の承認薬は従来、注射剤しかなかった。新薬なら患者が自ら服用でき、自宅療養で根治が期待できそうだ。
 新薬「シダトレン スギ花粉舌下液」は1日1回、所定の用量を舌の裏に投与して粘膜から浸透するのを待ち、2分間たったら飲み込む。少量から始めて問題がなければ濃度を高め、アレルギー性過敏症が起きない体質への変化を促す。対象者は12歳以上に限る。
 アレルゲンとなる物質を患者に直接投与する減感作療法では一般に、皮下注射より舌下投与の方が副作用リスクが小さいとされるものの、従来の対症療法に比べればリスクが大きい。このため同新薬を用いた舌下投与による減感作療法については、十分な知識と経験がある医師の指導・管理下での使用が条件となる。

「シダトレンRスギ花粉舌下液」スギ花粉症を対象とした減感作療法(アレルゲン免疫療法)薬
http://www.torii.co.jp/release/2014/140117_1.html
「シダトレンRスギ花粉舌下液」の国内製造販売承認取得について
2014年1月17日
鳥居薬品株式会社

 鳥居薬品株式会社(本社:東京、社長:?木正一郎、以下「鳥居薬品」)は、スギ花粉症を対象とした減感作療法(アレルゲン免疫療法)薬「シダトレンRスギ花粉舌下液」(以下、「シダトレン」)について、「スギ花粉症(減感作療法)」の効能・効果で、本日、日本国内において製造販売承認を取得しましたので、お知らせいたします。

 シダトレンは国内で初めて承認された、舌下に投与する減感作療法薬であり、従来から施行されてきた皮下注射による減感作療法と比べ、自宅での服薬が可能であり、注射による痛みもなく治療ができることなどが特徴です。

 国内で実施した、スギ花粉症患者を対象とした第?相臨床試験において、有効性の主要評価項目である「総合鼻症状薬物スコア」が、本剤投与群ではプラセボ投与群に比べ統計学的に有意に低下、スギ花粉症症状の軽減効果が確認されています。

 鳥居薬品は、シダトレンがスギ花粉症治療の新たな選択肢として貢献できることを期待しております。なお、発売時期については薬価収載後、決定次第お知らせいたします。

花粉症に画期的新治療法 何度も通院し注射の時代から格段進化
http://news.nifty.com/cs/item/detail/postseven-20140310-245107/1.htm
2014年3月10日(月)7時0分配信 NEWSポストセブン

 ついに花粉症が治る時代が来た。花粉症体質を改善させる新しい治療法の登場が目前に迫っている。いったいその効果の程はどうなのか? 一足先に、夢の最新治療を受けた人々の声を紹介しよう。

「長年、花粉症でひどい鼻水とくしゃみ、目のかゆみに悩まされ続けていたのに、今年は薬のおかげでのように症状が収まりました。花粉シーズン中はいつもマスクにゴーグルの完全防備でしたが、今年は軽装で外出できています。まったく信じられません!」

 興奮して話すのは、都内在住の40代男性だ。

 来年の今頃には、同様の声が続々と聞かれるかもしれない。現在、医療業界はあるニュースをきっかけにして、「今年6月から花粉症治療が劇的に変わる!」という話題で持ちきりだ。

 そのビッグニュースとは、鳥居薬品株式会社(本社・東京)が開発した「シダトレンスギ花粉舌下液」(以下、シダトレン)が、今年1月17日に厚生労働省に承認され、6月にも治療現場に登場するということ。

 これは花粉症治療法「舌下免疫療法」のキーとなる新薬だ。シダトレンの最大の特徴は、シンプルな服用方法にある。

 注射の代わりに、スプレー式の容器に入った抗原エキスを舌の下にシュッシュッとスプレーして、粘膜を通じて体内に吸収されるまで2分間ほど待つ。その後は、口内に残った薬液を舐めて飲み込むだけだ。

 シダトレンを開発した鳥居薬品によれば、「甘さと塩気が混じって“甘じょっぱい”味がします。決して苦かったりして飲みにくい薬ではありません」という。

 この服用法を毎日1回続ける。投与開始から2週間は徐々に量を増やしていき、体が抗原エキスに慣れた3週目からはパックに入った定量の薬剤を服用する。毎日薬剤を2分間口に含み飲むだけでOKだから、何度も通院して注射を打たねばならない従来の根治法に比べて格段の進歩だ。

 これまで舌下免疫療法を受けるためには、「スギ花粉エキス」という注射用の薬剤を薄めて舌下に服用する保険の利かない自由診療を受けるか、製薬会社と提携する限られた医療機関での治験を受けるしかなかった。冒頭の40代男性は自由診療で舌下免疫療法を受けていたケースだ。

 しかし今回、治験を経て「スギ花粉エキス」を発展させたシダトレンが新薬として商品化されることで、スギ花粉アレルギーをもつ患者のための切り札ともいえる舌下免疫療法薬がついに一般のものとなる。

 現在、自由診療で舌下免疫療法を行なっている、谷本呼吸器内科クリニックの谷本梓医師がいう。

「注射による皮下免疫療法から舌下免疫療法に切り替えた40代の女性患者は、治療法を切り替えてから本当に楽になったといいます。

 以前は、注射自体の痛みと、その後の腫れからくる不快感で通院が苦痛だといっていましたが、舌下免疫療法ではそうした不快感や苦痛とは無縁だ、と。今シーズンはまだ花粉症の症状が出ていないととても喜んでいますね」

 シダトレン開発元の鳥居薬品も手応えを感じている。

「これまで弊社は他社が脱落する中、半世紀にわたってスギ花粉の免疫療法薬の販売を行なってきました。その成果がついに実ったと思うと感無量です。

 その他のアレルギーについても根本治療をめざし、錠剤タイプの薬を鋭意、開発中です」(鳥居薬品担当者)

※週刊ポスト2014年3月21日号

 


「未知の世界」抗肥満作用で注目の希少糖シロップ、生産追いつかぬ人気

2014-01-21 15:51:05 | 健康

http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/snk20140121514.html
2014年1月21日(火)08:55
産経新聞

 脂肪の蓄積防止や血糖値の上昇抑制などの効能が話題となった「希少糖」を含むシロップが、絶大な人気を集めている。香川大の研究者らが地道な取り組みで効能を確認し、産官学連携で生産技術の確立と商品の量産化に成功。昨年8月から家庭用商品が全国発売され、一時は生産が追いつかない状態となったが、20日に通信販売が再開された。最近の研究では希少糖から安全性の高い農薬が作れる可能性も生まれており、研究者は「未知の世界が広がる」と期待を寄せている。

 人気のシロップは、でんぷん総合メーカー「松谷化学工業」(兵庫県伊丹市)や、香川大のベンチャー企業「レアスウィート」(香川県三木町)などが共同開発した「レアシュガースウィート」。500グラム入りボトルを1260円で販売している。

 レ社によると、月2万本の生産態勢を整えたが、昨年10月からメディアで「太らない甘味料」などと紹介され、直後に約6万本の注文があるなど、一時は品切れ状態が続いたという。

 希少糖の大量生産が可能になった背景には、香川大の何森(いずもり)健特任教授(70)による地道な研究があった。

 昭和50年代から希少糖に注目していた何森さんは、平成3年、香川大の食堂裏の土から、自然界に存在する果糖から「D-プシコース」という希少糖を生み出す酵素を発見。当初は効能が分からなかったが、数年前からD-プシコースに脂肪蓄積防止や血糖値上昇抑制の効果があることが判明した。

 香川発の「夢の糖」の開発を、同大学や香川県も後押しした。大学は13年に専用の研究センターを設立し、取り組みを支援。県も研究助成などで下支えし、産官学の英知を結集して量産化への技術が確立されていった。

 23年6月、業務用として香川県内限定でシロップを販売すると、食品会社などが注目。約50社が約250種類の商品に使用するなど、販路が広がっている。

 今後、より効率的な生産方法の追究とともに、農薬への応用も期待される。希少糖には植物の成長を抑制する効果もあり、人体への危険性がない農薬が作れる可能性があるという。

 まだまだ夢が広がる希少糖の研究。何森さんは「希少糖の種類はほかにもある。思ってもみない効能が出てくるはずだ」と意欲をみせている。

 レアシュガースウィートの問い合わせは「レアスウィート」((電)087・823・1689)。


今年の「花粉症」飛散量減少見込みだが…早め対策で防げる重症化

2014-01-21 06:53:14 | 健康

http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/snk20140120501.html
2014年1月20日(月)08:08
(産経新聞)

 間もなく花粉症の人にはつらい季節がやって来る。環境省の予測によると、今年は昨年に比べ、一部の地域を除き、飛散量は減少する見込み。しかし、飛散量は減少しても対策が必要な地域は多い。早めの対策で、重症化を防いだり、発症を遅らせたりすることができる。日本医科大学の大久保公裕教授(耳鼻咽喉科学)に対策を聞いた。(油原聡子)

 花粉症は、スギやヒノキなどの花粉によるアレルギー症状を起こす病気。花粉が飛散している季節だけ症状が起こる。くしゃみや鼻水のほか、目の充血やかゆみなども引き起こす。大久保教授は「生死に関わる病気ではありませんが、生活に支障が出るようだったら治療をお勧めします」。

 スギ花粉の飛散時期とインフルエンザや風邪が流行する時期が重なるため、風邪と間違えることも多いが、花粉症は鼻水が透明で、皮膚がかゆくなる。風邪だと鼻水が黄色く、ねばついた状態になる。

 飛散前から

 症状が出始める前から治療を行うことで症状の重症化を防いだり、発症を遅らせたりすることができる。大久保教授は「花粉飛散開始の予想日の1、2週間前から治療を開始するといいですね」と指摘する。アレルギーの症状は、症状が出てからだと薬も効きにくくなるという。

 市販薬を利用してもいいが、症状が重いようなら医療機関で受診する。花粉症は目や鼻など複数の症状が出る人も多い。受診する場合は自分がどの症状を治したいのかを考え、受診科を決める。

 目の場合は治療に点眼薬が使われるが、「目薬はさし過ぎて目からあふれ出ないように注意を。あふれた目薬で皮膚がかぶれることもあります」と大久保教授。鼻の治療で点鼻薬が処方された場合には、鼻に入れたときに点鼻薬の先が粘膜に当たると出血することがあるので注意する。「かゆいからといって鼻の中にティッシュペーパーを入れてかく人がいますが、粘膜を傷付けるのでやめて」(大久保教授)

 子供も注意

 最近は子供の花粉症も増えている。「子供の場合は大人に比べ、かゆみが強いのが特徴」と大久保教授。親は、子供の鼻が詰まっていないか▽目を強くこすっていないか▽夜、寝苦しそうにしていないか-などに注意し、花粉症の疑いがあるようなら医療機関で受診させる。

 花粉症対策では、治療とともに日常生活でも花粉が体に入ってこないように注意することが必要だ。大久保教授は「花粉の飛散が多い時間帯は午前11~午後4時くらい。この時間は外出をなるべく控えた方がいいです」とアドバイスする。

 帰宅時は花粉を家の中に入れないように服を払ってから室内に入る。布団を外に干したいときは花粉の飛散の始まる前に干す。空気清浄機や加湿器の利用も効果的だ。また、コンタクトレンズを使っている人は飛散前から花粉症用の眼鏡を使用し、目の症状を抑える。

 大久保教授は「花粉は目には見えないが、特徴をよく知って花粉がつかないような生活を心掛けてほしい」と話している。

 症状や状況に合わせ対策グッズいろいろ

 花粉症対策グッズも最近はさまざまな商品が販売されている。総合オンラインストア「アマゾン」は花粉症対策特集のページ(http://www.amazon.co.jp/kafun)で、マスクからサプリメントまで2万点以上を紹介している。

 症状が重い人にお勧めなマスクが「快適ガードプロ」(白元)。マスクの鼻部分の内側にクッションがあるため、隙間ができず、花粉の侵入をガード。眼鏡の曇りも防ぐ。

 注目を集めているのが鼻を洗浄するグッズ。「ハナノア」(小林製薬)は洗浄液を鼻から入れて口から出すため、鼻の奥に付着した花粉をしっかり洗い流すことができる。携帯用鼻洗浄器「ハナクリーンS」(東京鼻科学研究所)も人気だ。「鼻を洗ったときのツーンとする感じがない」とカスタマーレビューの評価も高い。

 アマゾンの広報担当、三品容子さんは「自分の症状や、どんな状況で使うのかを考えて商品を選ぶといいですね」と話している。


鳥インフル 中国発パンデミック懸念、新たな型も検出

2014-01-19 16:21:22 | 健康

http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/snk20140119069.html
2014年1月19日(日)08:08
(産経新聞)

 インフルエンザやノロウイルスなどが流行する「感染症シーズン」が到来し、中国では昨春流行した鳥インフルエンザ(H7N9型)の人への感染が相次いで報告されている。人の流れがグローバル化する中で、2009年のH1N1型のようにウイルスが人から人に持続的に感染する「新型」に変異し、世界的流行(パンデミック)となる恐れも指摘される。「いつ日本に入ってもおかしくない」という専門家もおり、厚生労働省は国内外の警戒を続ける。

 連日のように中国から報告される新たな患者に、東北大大学院医学系研究科の押谷仁教授(ウイルス学)は「冬になればまた増えると思っていたが、予想通りだ。昨年、患者が一気に増えたときと同じようなペースだ」と指摘する。

 国立感染症研究所(感染研)によると、昨年3月に初めて中国で人への感染が確認されたH7N9型は、5月以降は小康状態が続いていたが、10月ごろから相次いで感染が報告され、再流行が懸念される事態となっている。世界保健機関(WHO)によると、感染者は中国と香港、台湾にとどまっているが、感染研の大石和徳センター長は「地理的にも近く、中国と日本の往来者は多いため、いつ日本に入ってきてもおかしくない」と警戒する。

 厚労省も手をこまねいているわけではない。H7N9型を検出できる検査キットを全国の地方衛生研究所に配布。鳥インフルが疑われる患者が出た場合の検査体制を整えた。

 担当者は「現状は人から人に持続的に感染するウイルス変異はないので、感染者を起点に国内で感染が拡大する可能性は低い」として、仮に感染者が国内で確認されても大きく流行する可能性は低いとみる。しかし、今は季節性インフルの流行期で、そこに鳥インフルの感染者が見つかれば、不安に思う人が医療機関に押し寄せる恐れがある。

 さらに、先月中旬には中国でH10N8型の鳥インフルに感染した女性が死亡したとの報道があった。鳥インフルにはさまざまな型があるが、H10N8型の感染者が報告されたのは世界初。厚労省は、中国の検査精度が上がったことや感染症についての情報公開が進んでいることを挙げ、「今後もこうした世界初のケースが中国で見つかる可能性がある」と話す。

 また、今月初めには中国から帰国したカナダ人が、H5N1型の鳥インフルエンザで死亡。H5N1型による北米初の死者となった。H5N1型はH7N9型と同じく人から人に感染する新型化が懸念されている鳥インフルで、東南アジアや中東などで感染が確認されている。

 国内ではH5N1型の感染者は出ていないが、世界中で人の往来が活発となっている現代、いつ感染者が確認されるかは分からない。厚労省は、日本にウイルスが持ち込まれる事態に備え、情報収集を続ける。(道丸摩耶)


ダイエットの王道は「カロリー制限」 

2014-01-15 13:59:01 | 健康

ダイエットの王道は「カロリー制限」 肥満治療のエキスパートに聞く
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/snk20140115537.html
2014年1月15日(水)13:08
(産経新聞)

 この季節、正月太りを解消しようとダイエットを始める人も多いだろう。ここ数年、話題になっているものに糖質制限ダイエットがある。これに対し、ダイエットの王道は食べる量を減らすカロリー制限の方法だという説がある。後者は健康面も考慮した方法とされ、専門家はメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)予防にも寄与すると話している。(大家俊夫)

 健康面で安全

 カロリー制限を推奨している医師の中に、日本肥満学会副理事長を務める新山手病院(東京都東村山市)生活習慣病センター長の宮崎滋医師がいる。

 糖質制限ダイエットについて、「脂質とタンパク質だけを摂取してやせても、短期的な効果しか望めない。カロリーを適正量に制限し、そのうえで糖質を抑えるのがベストだ」と宮崎医師は強調する。

 米国で糖質を制限するアトキンスダイエットが流行し、その流れで日本でも糖質制限ダイエットが注目されるようになった。三大栄養素は、脂質、タンパク質、糖質(炭水化物)で構成されており、宮崎医師は「糖質制限によって、人間にとって必要な栄養素の一つを極端に減らすのは栄養バランスを欠くことになる」と警告する。一方、カロリー制限はそうしたリスクが少なく、健康面で安全性が高いといわれている。

 成人が1日に取るべき適正なカロリー量は2千キロカロリー前後(個人差あり)とされるが、普段取っている食物の総カロリー量、特に間食のカロリー量については無関心な人が多い。

 宮崎医師は次のような盲点を指摘する。「食事で適切なカロリー量を取っている人でも間食の量をカウントしていない人がいる。間食の分だけがカロリーオーバーになる。『ようかん一切れくらいいいだろう』と食べると、そのカロリーは約150キロカロリーもある。その分を運動で減らそうとすると約40分のウオーキングに相当する」

 食事回数減では…

 カロリー制限の中には1日の食事を3回から2回へ、あるいは1回だけにする方法も紹介されている。ただし、食事の回数を減らしてもやせない場合もあり、背景には「食べる回数は減っても量が減らない場合は1回の食事量が増えて大量のインスリンが分泌され、それが脂肪となって太りやすくなる」(宮崎医師)というメカニズムがある。

 メタボの診断基準は、内臓脂肪100平方センチに相当する値として腹囲基準(男性85センチ、女性90センチ)が基本にあり、腹囲が3センチ減っただけで血糖値などの数値が下がったとのデータが報告されている。「健康面のリスクが少ないカロリー制限は肥満だけでなく、メタボやその先にある糖尿病といった生活習慣病を予防することにつながる」という。

 カロリー制限は続けることに意義がある。宮崎医師は「完璧にやろうと思わないことが大切。好きな食べ物をやめるとストレスになる。自分でやめられる食べ物を決め、カロリーを徐々に減らす方法がいい」とアドバイスしている。

 ■糖質制限、臨床研究進む

 糖質制限ダイエットについては現在、臨床の現場でも研究が進められている。体重だけでなく、血中の中性脂肪などの脂質、血糖値といったメタボ診断基準の指標が改善したとのデータが学会で発表されている。ただ、どのくらいの割合で糖質を制限すればいいかとの数値は今後の研究に委ねられている。

 一方、総カロリーは減らさずに糖質を制限するとタンパク質や脂質の摂取比率が高まり、腎臓に障害を起こしたり、動脈硬化になったりするリスクが高まる、と専門家は指摘する。日本糖尿病学会は昨年3月、糖質制限食は現時点では勧められないとの見解を出しており、ダイエットをする人は医師に相談して実施するのがよさそうだ。