ともじゅんブログ with トラ

夫婦で書くブログです!
日常の事や思い出話など、とりとめなく書きます。

映画 『手紙』

2006年11月11日 23時59分59秒 | 映画
見てきました、『手紙』。
じゅんちゃんの友達が、お勧めしてくれていた映画です。

内容は、殺人を犯して刑務所に服役中の兄を理由に人生を狂わされてしまった弟の話です。

本当に仲良く支えあえながら生きてきた兄弟。
兄の犯してしまった罪は弟のための行為であり、それを分かっていたからこそ兄の味方だったのに、兄の犯した罪が原因で人生を狂わされ、次第に兄を憎むことになってしまった弟。
また、唯一の家族である弟からの手紙を心のよりどころとする兄。
弟の気持ちを全て汲み取ってくれる人。
被害者の家族の気持ち、犯罪者の弟に不遇の扱いをしてしまう人々の気持ち、自分のことではなく、兄のことで不遇の扱いをうけてしまう弟、そして、犯罪を犯してしまった兄、とにかく、映画に登場する全ての人達の感情に共感できるのです。
この映画の中に、『悪』はないんです。
描かれているのは『愛』だけなんです。

だからこそ、全てのことが、何もかもが切なくて、それらの全てを背負わなければいけないことが、あまりにも切な過ぎて、それを感じてしまって「う、うっ…」、「ヒック、ヒック」言いながら泣いてしまいました。

こんな風に「ヒックヒック」言いながら、公共の場で泣くことが、私の人生の中であるとは思いもしませんでした。
公共の場だからこそ、必死に抑えてこの有様ですので、映画館じゃなく家でビデオとかで見てたとしたら、「ウワーーーーーーーン」って声を上げて泣いたと思います。

世の中にこんな切ないことがあるのかって、思いました。
でも、普通に、現実にある話なんです。

本当に深くて難しいテーマを取り扱った映画だと思います。
本当に、私としては、最高の映画だと思います。

でも、この映画を見に行く場合は注意してください。
ティッシュ、忘れると大変なことになります!!

ところで、じゅんちゃんと映画を見に行くときは車で見に行きます。
で、帰りの車の中で、お互いに映画の感想とかを話しながら帰るんです。

今回の『手紙』、挿入歌として最後に流れる小田和正の「言葉にできない」ですが、「あなたに会えて本当に良かった。うれしくて、うれしくて、言葉にできない。」って部分が有名です。
映画の内容からすると、この部分の歌詞ってあんまり合っていないような気がしました…。
ただ、私的には、映画を見て、同じように感動できて、同じように涙を流せる、そんなじゅんちゃんに
「あなたに会えて、本当に良かった」

最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ひめ)
2006-11-12 20:40:02
あれれれ…最後はノロケですか!笑

私も最初、「言葉にできない」は映画の内容に合ってないんじゃ!?と思ったのですが、もしかしてこれはラストシーンでの弟に対する兄の気持ちなのかな?と思いました。そう解釈すると、まぁ合わないでもないかな、と…

この前、じゅんちゃんととも君は好きな映画のジャンルが違うというようなことを聞きましたが、『手紙』は二人ともよかったって言ってくれてなんだか嬉しいです☆・゜:*(人´ω`*)

返信する

コメントを投稿