徒然日誌(旧:1日1コラ)

1日1枚画像を作成して投稿するつもりのブログ、改め、一日一つの雑学を報告するつもりのブログ。

9/24は何の日?

2020-09-24 20:04:23 | 日記


 本日は畳の日です。

 同時に、1971(昭和46)年に廃棄物処理法が施行されたことから「掃除の日」でもあります。

 この9月24日が「掃除の日」であることと、冬の衣替えをする前に畳を上げて大掃除することを推奨していくことから、全国畳産業振興会によって記念日に制定されました。



 畳は、い草という植物を編み込んで作られる日本の伝統的な床材で、世界的に見ても他に例がない日本固有の文化なんだそうです。

 高い吸湿性を持ち、住まいの湿度調整に一役買っています。

 また、消臭や殺菌効果もあるため、夏場の健康維持としても注目されているらしいです。

 夏に限らず、冬場でも畳にごろんって横になって昼寝すると気持ちいいですよね。フローリングは固いし。


 畳の歴史は、遡るところまで遡ればなんと「古事記」にたどり着くそうです。思った以上に古い。

 「菅畳八重」「皮畳八重」という記述があるそうですが、この頃の畳は莚(むしろ)や茣蓙(ござ)のようなものだったと考えられています。

 それが平安時代になって、板敷に座具や寝具として置かれるようになり、現在の私たちが知るような形になりました。

 イメージはお雛さんとお内裏さんが座ってるやつ↓ですね(こちらを参照)。

 

 鎌倉時代から室町時代にかけて書院造という構造の部屋が登場し、畳を部屋全体に敷き詰める使い方(要するに現在の和室)に発展しました。

 ですがこれは貴族や武士など一部の特権階級にだけできた富の象徴で、一般庶民にまで広まるのは、江戸時代中期以降のことでした。



 畳の登場が意外に古くてびっくりしたし、畳が現在形になるのが意外に早くてびっくりした。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする