コンドラシンの8番(ここにもハナミズキはあるか?)

2007年10月28日 00時58分00秒 | 巻八 ショスタコーヴィチが私に語ること
外の雨は上がったようです。

安物焼酎片手に、
コンドラシンの8番を聴いています。

この曲については以前に語ったことがありました。
スターリングラードの戦い直後の作品。
寂寥感と絶望と、
そしてほのかな希望。
裏ハナミズキ、なのです。

---------- キリトリ -----------

さっきまで読んでた本。
「1939-45国防軍装甲師団」
リイド社。3800円もしました。

マーキングや迷彩例が豊富で、
とてもいい感じです。
誤植や誤植っぽいもの?が玉に瑕ですが。

ショスタコーヴィチの8番を聴きながら
ドイツ第三帝国の資料を読む
なんて
あなたもおつなものだと思うでしょ?

---------- キリトリ -----------

コンドラシン指揮
モスクワフィル。
ヴェネツィア盤全集からの1枚です。

はっきり言って録音状態は悪いです。
それが逆に恐ろしいまでの効果を発揮しています。
第3楽章から4楽章へのブリッジの部分なんて、
スピーカーか私の耳のどちらかが壊れるかと思いました。
全然優しくありません。

これもまた、
「ハナミズキ」なんでしょうか。
私にはわかりません。

絶望。
でも、
希望を抱かざるを得ない我々の業。
パンドラ、ですか?
希望は厄災なんでしょうか?
希望があるから、諦められない。
希望があるから、永遠に苦しむのでしょうか?

痛々しいほどの音響の渦とウズの中で、
もうちょっと考えてみたいと思います。
もしよければ、
あなたも付き合って下さい。

そこにはたぶん、
「救い」なんてありませんけどね。

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