テンシュテット「悲劇的」の揺籠

2007年03月06日 22時13分00秒 | 巻九 マーラーが私に語ること
初めて聴いてから
気がついたら1年が過ぎていた。
テンシュテットの6番。

マーラー:交響曲第6番
テンシュテット指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(1991)
東芝EMI

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当時の記事↓
テンシュテットの「マーラー6番・悲劇的」

ちょうどこのころ、
自分は家を出た。家出した。
その頃の精神状態とイマの精神状態が
どっちがどっちなんて、わからぬ。
正しい道がどっちだったかなんて、わからぬ。
そもそも、轟沈の道を選んだという訳だ。

どん底に打ちのめしてくれるテンシュテット。
ほのかに明るい光を感じる瞬間もあるけど、
しょせん些事は全体に飲み込まれ
運命と呼ぶにはあまりに滑稽なカリカチュアに
私達の取るに足らない想いは受け流されていくのです。

宙ぶらりんに生きてゐる。
いまだに。

他人に傷つけられる前に
傷つけてやりたい。
そんな一心で呼吸する。
懲役7万年。

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