ちょっと硬く語ってみるなら

音楽は、若い者の心を、強く引きつけるものが有る。

聴くことで、その柔らかい心の表面から、奥へ奥へと染み渡っていく。

好きな音楽を心の底から愛し、そこに浸っていく。

あるものは、それを自分で演奏してみようと思い立つものもいる。

あるものは、その音楽の創造主にひたすら憧れを持つものもいる。

どちらにせよ、若い心を強く掴むものである。

その時の心、今の自分はどれだけ思い出すことができるのであろう。

柔らかい心にたくさんのものを染み渡らせていくと、いつの間にか表面は、柔軟性を失っていく。

それもまた成長の一つなのかもしれないが、あきらかにあの頃の感動のしかたから遠く離れている。


子供の絵を見て感動した時、大人には絶対書けないと痛感する。

それとちょっと似た感覚なんでしょう。


音楽によって動かされる自分の心は、できる限りピュアでありたいと、そう思う一日でした。