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何ごとも、だいたいで!

旅行大好き。旅先では、
テニス、プール、街の散歩。
そして食べるのが大好き。

大企業の腕力

2007-06-14 00:21:45 | 時代

■判断の甘さは命取り


for Rent


for Rent から 取り壊しへ

かつてここは、コンビニ最大手のセブンイレブン。
去年の6月から借り手がなく for Rent になっていました。
それが今朝は、こんな状態でした。
借り手もなく、ついにあきらめたようです。

セブンイレブンの時代は、お客様も多く繁盛していました。
しかし、ここのオーナーさん、
あるとき突然、コンビニ3番手のチェーンに鞍替えしました。

コンビニの対売上高粗利益率はおよそ、30~35%。
セブンイレブンでは、その粗利益の45%を、
ロイヤルティとして本部が徴収します。
標準的な日商は50万円。
オーナーさんの取り分は、1日当たり9万円前後。年間では3300万円程。
この中から、パートアルバイトの人件費を払い、自分の収入を確保し、
残りを店舗投資の回収に向けなくてはなりません。

しかし、この3番手チェーンではロイヤルティは30%。
もし売上高が同一ならば、年間で1000万円もの収入増になるわけです。
おそらく、この数字のマジックにとらわれて収入増をもくろみ、
鞍替えを強行したのでしょう。
(あくまでも、推測に過ぎませんが。)

しかし、セブンイレブンとすれば、この離反を看過しておくはずもなく、
まもなくわずか数十メートルの所に、セブンイレブンの新店をオープン。
そしてこの店、ついにこのような廃業撤退の有様となりました。
目先の欲をかくのも、良し悪しですね。

競争社会においては、大企業の「腕力」にはすさまじいものがあります。
情勢をしっかり見極めないと、力でねじ伏せられます。
ちょっとした判断ミスが命取り。ビジネスは、難しいものですね。


■近所で見つけた花


ヤマホロシ
蕾は薄い紫色なのに、咲くと紫色から白へ。
あまりに繁殖力が強いので、「山滅ぼし」という名前がついたのだとか。
僕のマンションにお住まいの方のお庭の木です。

ついてない場所

2007-05-21 03:49:15 | 時代

■長期契約の落とし穴

数年前のこと。鎌倉にある店をオープンすることになりました。
歴史的な名所というのは、いい面もあるのですが、
それだけに規制も厳しく、商売をする側にとっては、
なかなかやっかいな場所でもあります。

まずは、『風致地区』の指定(白か白に近い色に規制する)や、
『鳥居』から50m以内は、看板禁止地域など、
商売には手厳しい規制の地域なのです。
その物件は、左右を森のような木に囲まれ、道路からは全く見えない店舗。
立地的には出店してはいけないポイントなのです。
しかし、クライアントとすれば避けて通れない事情がありました。

そもそもこの場所は、15年近く前に、○○○という店を出店する予定で、
開発行為(土地の整備)をかけた土地なのですが、開発途上で遺跡が出土。
即、遺跡保存法で、2年間の利用凍結がかけられました。
発掘調査の終了を待たされたのです。
怒った土地オーナーは、なんでもいいから使えと契約を盾に強硬。
(怒ってもしょうがないのです。誰が悪いわけじゃないのですから!)

そこで2年後、まず×××を出店したのですが、
まるで業績ふるわず、その後2度も業態転換。
結局これも、瀕死状態。
で、ついに今回4度目の正直で、◇◇◇が出店することになったのです。
契約期間が残っており、赤字の垂れ流しもできず、
再出店せざるを得なかったのです。
これがチェーンストアの宿命です。
しかし、視認性の悪い店にとって、
看板をつけられないというのは、死んだも同然のことです。

恐ろしいのは、地元の名士さんからの親切?な助言があり、
「こんなところに、チェーンの店なんて、やめたほうがいいですよ。」
「地元の店なら、私達も応援しますが、誰も利用しませんよ。」
「ここは、うまくいきませんよ、絶対に・・・・」
こうまで言われても、やらねばならないのは辛いものです。

しかし、先ほどの理由で一度決まった契約を破棄することはできません。
なんとか、オープンにまでこぎ着けたのですが、
残念ながら、オープン直後はともかく、
従業員の必死の努力にも拘わらず業績不振となり、
4度目の正直はなりませんでした。

みなさんの近所に、しょっちゅうお店が変わる場所というのはありませんか。
呪いがあるとかというのではなく、
確かに魅入られたような場所というのはあるのです。
立地というのは、ほんとに怖いものです。


■ご近所で見つけた花


ムラサキサギゴケ
畦道に咲いていた、とても小さな花です。

立ち食いの進化形

2007-05-05 05:49:03 | 時代

■歩き食い(渋谷で)

原宿あたりで、若い女の子が、
クレープとかソフトクリームとかを、
ブラブラ歩きながら食べているのをみると、
なんとも楽しい気分になってきます。

また、まぁ忙しい世の中です。
ハンバーガ-やサンドイッチを、歩いている時間を利用して、
会社まで「歩き食い」する気持ちもわからないではありません。
しかし、新種を発見です。
同じ「歩き食い」でも、それがなんと「焼きそば」だったのです。

カバンをタスキがけにし、左手に焼きそばのいれものを持ち、
右手に箸をもっての「歩行食事」です。
想像してみてください。
両手を使っての、「歩き食い」!!
これは、なかなかの芸当です。


■しゃがみ食い(向丘遊園駅のバス停で)

しかし、さらなる上手はいるものです。
バスを待っていると、
目の前のコンビニで「グラタン」と「焼きそば」(人気ですね)
を買った、若~い女の子2人がやってきました。
とっても可愛い女の子たちです。

しかし、バス時間を確認するや、
突然!
地面にそれらを直に置いて、食べ始めたのです。
地面に直接ですよ!地面に!!
地面がなんとテーブル替わりです。

「誰もいないから、いいよね。食べちゃお、食べちゃおっ!」
どうやら僕なんぞは人間の範疇には入らないようです。
あられもない姿に、目のやり場に困ってしまいました。

きっと、この話、信じてくれないよなぁ~。


■近所に咲いていた花


オオイヌノフグリ

ケータイ語ってご存知?

2007-04-28 22:45:55 | 時代


■日本語よ、どこへ行く

パソコンでの「メール」に慣れてしまった人にとって、
ケータイでメールを書くことほど、面倒なものはありません。
例えば、「地上」と書くためには、
<たちさし”やゆよゃゅょあいう>と14キー打たされます。
パソコンならば、<CHIJOU>と6キーで済みます。
しかも、片手の親指だけに対して、両手の10指が使えます。
もっとも、ケータイのプロ達は、すさまじい速度で打ちますが・・・

友人に指摘されました。「もっと工夫しなきゃ!」
「会場」と書くときに、
<かあいさし”やゆよゃゅょあいう>なんて15回も打つのはド素人。
<かあいは”>と打ちます。
これで変換かけて、「かいば」で「会場」を登録してしまいます。
学習機能が働いて、
そのうち「かいば」で「会場」に一発変換というわけです。

「地上」も<たちさし”やゆよゃゅょあいう>が、
「ちうえ」でOKというわけですね。
これには、感心してしまいました。
(これって、知らないのは僕だけか?(^^;)
しかも、リバースキーのついてない機種では、
うっかり行き過ぎたら、また一回り分、キーを押さねばなりません。
だから、余計にキー押しの節約が重要なのですね。

しかし、そうなるとおかしな言葉がたくさんでてきます。
「人間」=ヒトマ、「努力」=ドリキ、「流行」=ルコウ
こんな変な言葉で、漢字を変換しているのですから、
時々、変換忘れしたおかしな言葉が混じってきたりします。
「急いでいます。ドリキ中。」
「それって、ヒトマでなくて猿だった。」
あはは。これでは頭がヘンになりそうです。

それでなくても、漢字が書けなくなっています。
パソコンでの文書書きに慣れてくると、読めても書けない。
これは、まさに弊害ですね。
でも、こんなおかしな変換ばかり工夫していると、
僕のような不器用な人間は、日常会話まで、おかしくなりそうです。

やはり、ヒトマには、ドリキが必要なんですね。

(追加)
なにやら娘に聞くと、
「若いヒトはそんなことしないよ。打った方が早いもん。」
「そのヒト、もうおじさんじゃないの?」
だそうです。そう言われて見れば・・・。
やれやれ!!\(^O^)/