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今日から長野市の北にある戸隠スキー場に2泊する。毎年春分の日の連休に開催するクラブ行事ツアーに参加の為だ。長野オリンピックを境に減少の一途を辿るスキー人口も、80年代前半まではこのツアーにも大型バスを貸し切る参加者があり、シーズン中の最大イベントでもあった。ここ数年は10人にも至らず宿泊の部屋割りに悩むことも無い。
会員の高齢化に加え家族の参加が無くなり、スキーの楽しみ方が多様化し画一的なツアーは敬遠されている。そんな中でも戸隠スキー場に来るスキーヤーはSAJ教育本部の信奉者が他スキー場とは比べ物にならないほど多い。如何にもデモコピー然とした最新のチームウェアの華が咲き、金太郎飴的シルエットのスキーヤーが自己陶酔しながら滑走している様は、スキーバブルを彷彿とさせる。日本も漸くリゾート型スキー場に活路を見出そうとしている今、真逆のベクトルが作用する戸隠は希少と言える。その意味では多様化するスキーヤーの一方向なのだ。このスキー場に集う彼らは、その空気感と同じ匂いを放つ同胞達に言いようのない幸福を感じているのだろう。
激辛鴨汁そば
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