日本の特養、いわゆる特別養護老人ホームは誰でもやれるものではなく、基本的には社会福祉法人を作ってからの設立です。すべて寄付によるものとなっていますが、お金のある人は、設立のためのお金を、赤い羽根募金に見せかけ上寄付します。その寄付は使い先が指定できるので、自分の作る老人ホームに使えるのです。後は給料で戻ってくるのです。そして自分で作ったものですから、理事会は自分たちの好きなように人選すればよく、できの悪い息子でもにも渡していけるのです。その息子も永久に給料として、自分の社会福祉法人からお金が入るのです。できるだけ自分たちの取り分を増やすには人件費を減らすしかないので、自然と介護は手薄になります。これはほかの有料老人ホームでも同じで、毎月の入居費だけ見ればそれほど高くないですが、目いっぱい、介護保険を利用して、入居費以上稼いでます。その上人件費をカットしているので、いい介護は非常に難しいのが現状です。このままでは、介護保険がだめになるのは見えてます。また医療機関も無駄な延命に膨大な医療費を使っており、これも限りあります。人工呼吸器、中心静脈栄養、胃瘻、など私なら受けることを拒否します。最近道を歩けば、建設工事に老人ホーム建設とよく書いてあります。建築士の人に聞いてもオマハほとんどの仕事がそれです、と言ってました。だんだん日本は生きにくい国になりつつあります