フィリピン無料医療相談 Dr.ogawa

フィリピン在住者のための無料医療相談。

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胃カメラ

2013-07-31 08:01:34 | 日記
昨日アメリカに住む友人にMUCUNA豆送りました。足むずむず病に効くはずです。早期の胃がんを発見する方法は、胃透視でもなく、血液のCEAでもなく、PETでもありません。胃がんは早期なら治ります。胃カメラで削り取るだけで治ることもあります。今の胃カメラは進んでます。当院でも鼻からと口からできます。鼻は細いうどんぐらいです。ドルミカムという注射をしておくと、その時だけ眠っています。食道から胃の中、十二指腸内まで細かく拡大してみれますので早期の癌も見つかります。いまどき検診などでバリウムによる胃透視をすすめるところはやめた方がいいです。胃透視はかなり大量に放射線を浴びます。それと結果は影だけを見ている検査です。昔はそれしかない時代でしたが今は変わりました。本当に早期に見つけたかったら、胃カメラ年2回と言われてます。それと昔はヘリコバクター感染症の治療の適応は繰り返す胃潰瘍、十二指腸潰瘍でしたが今は萎縮性胃炎にも適応されます。ヘリコバクターは胃がんの原因だけでなく、たくさんの病気の原因とうわさされてます。胃カメラで簡単にわかりますので是非受けましょう。ただし胃カメラも技術があり、経験豊富な上手な医者がいいです。特に病理にも詳しく、物を立体的に考えられる頭の持ち主がいいです。そういう人がまれにおります。

大腸ファイバー

2013-07-30 07:51:22 | 日記
この大腸ファイバーの検査ほど有用な検査はないと思います、検査の優劣をつけるなら、一番でしょう。これで早期にがんを見つければ、その場でとってしまいです。合計10-15分でおしまいです。これが遅れて癌が大腸の壁の奥にまで行けば、手術です。切り取ります。さらに周辺のリンパ節に転移しておれば、取れればラッキー、だめなら、抗がん剤や人工肛門です。この差は定期的に大腸ファイバーをして、早期に見つけること以外にないです。血液検査の癌抗体検査もペット検査も早期発見には役に立ちません。まして注腸造影という胃透視のさかさまの検査など、する方が犯罪的だと思います。注腸で怪しかったら、どうせ大腸ファイバーしなければなりません。同じことがバリウムによる胃透視にも言えます。ただし大腸ファイバーだけはやる医者次第です。うまい人は10-15分で盲腸まで行き終われます。うまい人にやってもらう以外にないです。当院は今年の初めに、今までのオリンパス製の大腸ファイバーからフジノンの最新式に変えました。むちゃくちゃ綺麗に見えます。まるで大腸の壁を顕微鏡で見ているようです。やはり機械も新しいのがいいです。最後はやる医者次第です。うちの内視鏡をしている、久保田先生は私が見た中で一番うまいです。痛くなく、早いです。数分ちじめるのに経験が5年ぐらいかかるそうです。大腸ポリープがある人は年に一回、ない人は三年に一回ぐらいでいいそうです。これも家族性のある大腸がんがありますので、そういう方は毎年受けた方がいいです。時々大腸がん検診で便潜血という検査をします。陽性ならぜひ検査を,もちろん痔の事もありますが、大腸がんももちろんあります。陰性なら絶対セーフかというと、中には大腸がんの人もおられます。ただ便にわずかな血が入っているか無いかを見てるだけなので、これがすべてではありません。時々便潜血陽性の方が、もう一回検査をさせてくれという方がおられますが、一回でも陽性が大腸がんの可能性を表してますので、後何回陰性でも意味はないのです。陽性イコール大腸ファイバー検査です。そしてあればその場で切除です。これでおしまいなのです。

内頚動脈狭窄症

2013-07-29 08:06:35 | 日記
首にある動脈で日本に分かれています一つは脳の中に、後一つは頭蓋骨の外との皮に行くぶんです。このわかれる部位、分岐部といいますが、ここが細くなってきます。細いと脳に十分な血が流れなくなったり、血栓ができて、脳に飛んでいき脳梗塞を作ります。細いと失神したりもします。ここがかなり狭いと昔は中の動脈硬化の部位を首から動脈を出して一時血流を止めておいて、動脈を縦に切り中の動脈硬化部位を取り出して縫い合わせる手術をしていましたが、術後死ぬ人もあり、今はステントを言う広がるバネ状のものを入れて広げることをします。これの世界的権威が大阪に村尾先生というのがおります。一緒に昔、北野病院脳外科でやってました。何が言いたいかというと、この内頚動脈狭窄症に、乾燥ミミズの粉が効きます。19例試して19例効果があったそうです。これは認知症で有名な名古屋フォレストクリニックの河野和彦先生の本にも書かれてます。実は私も飲んでます。最近分かったのですが、1日一錠でも効果あります。おそらく血栓融解薬のウロキナーゼと何らかのつながりがありそうです。

みとり

2013-07-27 07:52:35 | 日記
当院では様々な病気での末期の方に対し本人とご家族で家でもいいし、病院でもいいという考え方で、やっております。今は自宅でも酸素の機械はおけるしモニター、バルーの管理もできます。訪問看護の方にも入ってもらい、ほぼ入院に近いことはできます。また癌に対する痛みのコントロールも自宅で可能です。これはあくまでも本人あるいは家族が決めることです。無駄な検査や点滴、まして、中心静脈栄養、胃瘻はあえてやらないですが、ご家族の希望でどうしてもということであればします。時々在宅往診をやっている医者の中で在宅がベストで最後まで親を見てあげなさい、と勧める医者がおります。まるで見なければ親不孝者のように言う医者がおりますがこれはまた多大な介護負担を家族にかけます。最近この手の医者が多く大変迷惑しております。在宅診療医なるものも出現して一つの産業と化してきてます。こういう医者たちが老人ホームに入り込み、一回ちょっと顔を出すだけで、往診料も取って、それをホームに一部キャッシュバックしていると聞きました。いやな世の中です。

レストレスレッグ症候群または足むずむず病

2013-07-26 07:48:25 | 日記
私の友人に一人、夜になると両足がむずむずして、なかなか眠れず、3種類ぐらいの薬、ビーシーフロール、安定剤、眠る薬を飲んで1時間以上歩き回って、やっと寝れる友達がおります。日本では抗パーキンソン病薬のビーシーフロールだけです。原因はわかりませんがパーキンソン病でないことは確かです。いろいろ探していたら、ムカナ豆が聞くと出てました。ムカナ豆はL-Dopaというパーキンソン病薬の成分を含んでいるのと鉄分も含んでます。効くかどうか試してみる価値はありそうです。私の外来ではこの病気はあまり見ません。アルツハイマー病、パーキンソン病、レビー小体病、ピック病は非常に多いのですが、一人診たかどうかぐらいです。かなりつらい病気だそうです。