井上福實(いのうえ・ふくみ)
明治32年長野県下伊那郡山吹村(現高森町)生まれ。
教職に身をおき、その傍らで方言研究を行う。
1932年3月「信濃教育」に発表した論考「下伊那に於ける青大将の方言」が柳田國男に認められ、以後柳田に師事。
1936年「信州下伊那郡方言集」(私家版)を発行。(当時、飯田にあった山村書院からの発行の予定であったが、柳田の教えにより断念。謄写版による印刷となった。)
以後、「山村」、「方言」、「旅と伝説」などにいくつかの論文を発表したが、その発信は「下伊那郡方言調査書語彙集」(「方言」誌1937年10月号)を最後に途絶えた。
昭和40年逝去。
「信州下伊那郡方言集」は、東条操の「全国方言辞典」や徳川宗賢監修の「日本方言大辞典」の採録方言の底本のひとつとなっている。
明治32年長野県下伊那郡山吹村(現高森町)生まれ。
教職に身をおき、その傍らで方言研究を行う。
1932年3月「信濃教育」に発表した論考「下伊那に於ける青大将の方言」が柳田國男に認められ、以後柳田に師事。
1936年「信州下伊那郡方言集」(私家版)を発行。(当時、飯田にあった山村書院からの発行の予定であったが、柳田の教えにより断念。謄写版による印刷となった。)
以後、「山村」、「方言」、「旅と伝説」などにいくつかの論文を発表したが、その発信は「下伊那郡方言調査書語彙集」(「方言」誌1937年10月号)を最後に途絶えた。
昭和40年逝去。
「信州下伊那郡方言集」は、東条操の「全国方言辞典」や徳川宗賢監修の「日本方言大辞典」の採録方言の底本のひとつとなっている。