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ブログ版「泥鰌の研究室」

 信州飯田周辺の方言(飯田弁)を発信しながら、日本語について考えていきます。

イッテキマシタ

2004-12-17 | これって、方言(飯田弁)?
仕事先、学校などから帰宅すると玄関をあけて「イッテキマシタ」という。帰宅途中、ご近所の方々と会って「イッテキマシタ」と挨拶を交わす。飯田周辺でよくみかける風景である。
あたりまえに「イッテキマシタ」と使っているせいか、これが「方言」だと聞いて、ほとんどの飯田人は仰天する。共通語では「タダイマ」と使う。ただし、「タダイマ」は、帰宅したときにはじめて使うものであるが、「イッテキマシタ」は、ご近所との「挨拶語」でもあり、このような意味からすると、使われる範囲は、「タダイマ」より広い。

~サラ、ウラ

2004-12-09 | これって、方言(飯田弁)?
~サラ
 「~ごと」の意。
 例文「りんごの皮ごと食べる」→飯田弁「りんごの皮サラ食う」

ウラ
 「後方、背後」の意。
 「駐車場は建物のウラにある」と言われ、「ウラ?」と考え込む人を何人もみました。
 子ども時代に学校で先生に叱られて、「教室のウラに立ってろ!」とよく言われました。

イタダキマシタ

2004-12-07 | これって、方言(飯田弁)?
食事のあとのあいさつ。
共通語では「ゴチソーサマデシタ」が正しい。
飯田人は、「イタダキマシタ」が共通語だと信じて疑わない。
高校を卒業し、ふるさと飯田を離れて、はじめて「方言」だということを知る。

私見であるが、「ごちそうをいただきました」の「ごちそうを」という部分が省略されたものと考えている。