砂金掘り三昧の日々

砂金掘りにハマってしまった男の日記

2022砂金掘り大会

2022年08月01日 | Weblog
昨年、一昨年と砂金掘り大会に参加できなかったので、久しぶりの大会でした。


といっても、競技に出たわけではなくて、いつものようにマイクで喋るだけですが。
天気予報では雨と晴れが日替わりで入れ替わってたけど、二日間とも晴れてよかったな。
久し振りに喋るので感覚忘れちゃってちょっと心配だったけど、自己評価60点くらいでなんとか合格・・・できただろうか。


まずは中学生以下のジュニアと男女一般の部をほぼ交互にやって(と思ったけど)
ジュニアはそのまま順位決定。次に男女一般の部は予選20名が決勝に残り、そこで順位を決めた。
ジュニアは昨年と同じ桐朋学園のS籐君。男女一般の部はベテラン掘り師のI村さん(女性)が優勝。
彼女は、過去にもいい成績出して技術はある。さすがです。

この決勝の部に運よく出てきた一般女性(たまたま参加した)は16キロの砂鉄・石入り、そしてスチールパンの洗礼を浴びて悪戦苦闘していた。

上位20位に入っても喜ぶのは甘い。  私はそう放送したけど、自分がやってもキツイし、他のベテランにも楽なパンニングじゃないよ。

そしてジュニア1位のS藤君(中3)、I村さんとの頂上決戦。

私は、このジュニアと一般の部の1位同士が対決する仕組みが好きだ。
世代を超えて戦うのは面白い。

世代というか、組み合わせによっては親子対決みたいになってしまうのがミソ。

結果、昨年惜しくも準優勝だったS藤君が優勝した。

お見事でした。
来年は高校生だから、一般の部で大暴れしてほしい。

余談だけど、生徒に先駆けて来ていた山梨学院のN島先生が3位に入った。
長年参加し、着実に順位を上げてきているのが素晴らしい。

初日終了後、逗子開成のK先生から学生を川で砂金採りさせて欲しいと要請があり、川へ移動。
人数と残り時間を考えて場所選定したけど、最近ここ掘ってないから状況が分かんないんだよなぁ。それでも少しは出るでしょとウェーダー以外は簡単な装備で生徒10数人と引率を案内して川に入った。
さすがにこの人数じゃあ草履でチョイチョイっとはいかないからウェーダーは履いた。

掘ってみたけど、まったく出てこないじゃん。
I田さんがさんざん掘った後だからね。それでも少しは供給されてると思ったけど甘かった。
時間があれば思い切ったことできるんだが・・・

ちょっと場所を変えて深く掘っていくと、やっと重鉱物が出てくるようになった。これから出る予感。

というか鉛が出てきたので、この川としては当たり前な状況で砂金は出始めたけど、時間がないから強欲スポイト使いたい。
けど車に置いてきちゃったから使えないよ。

ここは手抜きを大いに後悔した。

と思ったら、I田さんとO野さんが助っ人に来てくれた。
しかも、強欲スポイトを手に持って。

この時は二人が神様に見えました
普段は怪しいオッサンなんだけど。

強欲スポイトを借りて深場を吸いまくってパンニングすると・・・
やはり強欲スポイトは偉大だ。

生徒達のパン皿に砂金が出てくるようになった。

その後は目の色が変わった生徒。私が土砂を吸ってるところに
「お願いします」と一斉にパン皿を突き出してくる。

供給が間に合わんよ。

ひな鳥がエサを求めて口を開けてるような錯覚になった。

そういえば、以前にも体験の指導した時に同じことがあった
歴史は繰り返す。
「お願いします、あと一回分だけ」とみんなに頼まれて宿に戻るギリギリまで遊んでいたが、さすがに時間切れ。
また機会があれば連れてきてあげよう。

しかし、この学校の先生方は生徒思いだなぁと、いつも感じる。
いい学校です。

二日目は学生大会。
砂金甲子園なので、それなりに本格的にセレモニーがある。

団体戦と、個人戦の合計タイムと個数、ロスのペナルティタイムの合計で競った。
個人戦は各種パンニング皿を使うことにしているが、今年はゆり板初登場。

競技者の近くには寄れないから、少し離れたところからアドバイスが飛び交う。学生大会はこれでなくっちゃ面白くない。


大将戦でゆり板が出てきた。

まさか、ゆり板を使うとは思わなかった生徒達の顔が印象的だった。

でも、スチールパンやフラットパンが出てきたときもパニックになってたからいつものこと。

まあ、問答無用です。

といっても可愛そうなので、競技開始直前に使い方を解説した。
う~ん・・・ゆり板の使い方を私が解説する資格あるんだろうか。

まっ、あとはなんとかなるでしょう。競技しながらアドバイスすればいいし。
で、競技開始したけど、やっぱり何とかなってた気がする。

さすがに経験者が扱うようなレベルには遥かに及ばないけど、もう少し時間に余裕があればけっこううまくいったんじゃないかな。
それでもゆり板だけは競技時間長くしてくれていたからよかったけど。

奈良から来た西大和高。

初参加でいきなりゆり板使えって言われても困るよね。
フラットパンや、スチールパンも使わされたからかなり焦ったと思う。
そこは来年に向けての試練として受け止めてほしい。

来年も来てね。

競技の結果は
優勝  桐朋
準優勝 灘
3位  逗子開成



桐朋は2連覇。
過去にも連覇したことがある強豪校になった。

感心するのは、昔は少数精鋭で来ていたので有利ではあったが、今は人数も増えてパンニングが苦手な生徒もでてくると思う。
それでも2連覇できたのは、日ごろの努力と先輩からの技術の伝承がてされているんだろう。

灘は今年も2位だったけど、安定はしている。
逗子開成も参加年数は浅いけど、先生と生徒のコミュニケーションがうまくいって練習もできているのかな。

西大和校
残念だったけど、初参加の学校の殆どが同じような結果になるので、きちんと練習すればすぐに上位に入れる。

頑張ってほしいな。

その大会の裏では、ボランティアが取りこぼした砂金の回収。


これだけあると爽快です。


そうそう、ミニゲームの面白パンニング部問で灘校の野村先生がスルースパンニング皿を作ってきていた。
本番よりも、このミニゲームの方が大事なんだそう。


頂いたので、川で試してみよう。
私が自作した(未完成)引き船型のスルースと使い方が似ているので、何か発想の転換になればと思う。

全て終了後、恒例の桐朋水掛け祭りが開催された。
全員で部長に水掛けするんだそうだ。

気持ちよさそう。

最後に水鉄砲で追加の水掛けしてきた仲間の銃を奪い、反撃開始!

若いっていいな。



酷暑の中、スタッフ、ボランティア、競技者のみなさんお疲れさまでした。

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