砂金掘りと、T氏の3分クッキング

前日の夕方に現地入りした私は、T氏と共に温泉を堪能。

その後、食料を仕入れてT氏宅へ向かう。

腹も減ってたのですぐ食べると思ってたけど、買ってきたキンメの刺身にお頭が付いてたので真鯛のお頭も買ってきてT氏は荒汁を作り始めた。

手慣れてます。

私も、釣りをやらなくなってから魚を捌くことがなくなったから腕が落ちてるだろうなあ。

さらに大きめの生イワシを購入して捌き、塩コショウとオリーブオイルで味付け。　手慣れてます。

調理を眺めていて、3分クッキングの音楽が頭の中をずっと流れていたよ。

荒汁も完成

刺身と共に前夜祭です。

翌朝、目覚めたら7:38分。ヤベェ、寝過ごした!

T氏の物音が聞こえないから、私を気遣って静かにしてくれているのだろうと、申し訳なさそうに居間に向かうとT氏の寝ている部屋の灯りが付いた。

もしかして・・・

右足のズボンが膝までめくれあがったままT氏が出てきた。

あーたも寝坊ですかい!

早めに川へ行くつもりだったんだけど、とりあえずモーニングコーヒーとカロリーメイトを摂取。コンビニに立ち寄って川へ向かった。

T氏の案内です。

前日の待ち合わせ前に早めに着いたので川全体の下見はしてあるけど、T氏お勧めの場所が一番良さそう。

現地は気温8℃で冬としては暖かいけど

ちょっと雨が降ってるんだよねぇ・・・

この川、あまり採れないとT氏からの情報があるので色々と試す。

岩盤もいいの出てるんだけど、殆ど出ない。

よほどいいクラックじゃないと出ないのが辛い。

クラックを掘ると、必ずミミズ君が出てくるので引っ越しをしてもらう。

いや、強制移住というやつか。　スマン

縦溝の草に砂金が出ることが多いが、やっぱり細かい。

地理的に仕方がないのだけれど、近隣の地域の砂金と結晶が異なるので拡大撮影するのが楽しみ。

というか、ここの砂金は標準的な結晶だと思う。あそこが特殊なんだろうな。

早々に実績のあるブロックに取りついたT氏が、コロっとしたやつを出した。

さらに歴史の古そうな記念バッジのようなものや腐った50円。さらに刀?

のような超さびたもの等々、次々と出してくる。

やだこの人、外道の達人だったのね。今まで気づかなかった。

私がブロック掘っても、そんなもの全然出てこないよ。

羨ましい・・・

コロ金が出るならメガネで出るかもと川底覗いたけど、同系色の岩盤で細かい砂金なんてまったく見えず。強欲スポイトで吸うと出てくるからあるのは確か。

しかし、寄り付き方が超偏りすぎていて鉛クズだらけの場所もあれば重鉱物一切無い場所もある。

かろうじて何粒かは吸うことはできた。

おかげで左足は浸水してビチャビチャよ。

ウェーダーや膝当て等々、ケチってボロボロでも補修して使ってるから寿命なのは分かっていて、車に新品は積んである。

しかし貧乏性が抜けないんだなこれが。

さて、やっとT氏に見せられるものを確保。

これなら張り合えるだろうか。

見つけた時に水中撮影しようとしたら、逃げて行方不明になっていたけど偶然再会。とりあえず捕まえてみた。　

手長エビもいたけど、これも撮影前に逃げられた。

T氏にドヤ顔で見せた後、そっとリリース。

でも、持ち帰れるものが欲しかった。

結局、６時間掘ってた。

その割にたいしたことない成果だけど、この地域じゃ仕方ないね。

掘る前から分かってたことだし、私の想像より全然採れた。

この日は帰宅。　Tさん、お疲れさまでした。

陸掘りからメガネ、ブロックと色々とやったけど、無難に採れてさらにコロ金が出るのはブロックというのが分かった川であった。

また来ることがあったら、ブロックオンリーでいいんじゃないかな。

色々と楽しい川だった。

翌日、全身筋肉痛と疲れで、この時点で静養しながらブログ更新中。

昨夜は風呂に入るまで腰が伸びなかったよ。

いつも短時間のチャラい掘り方しかしてないからね。

＊追記

一番大きいやつが、見た目は金なのにやけに軽くて石とほぼ変わらない動きをしていた。金かどうか怪しいけどとりあえず持ち帰って調べてみたら

石英だらけの砂金だった。

あんなに軽くなるんだなぁ、これってけっこう流失させてたかも。

さっき気づいたけど、車に戻ってルーペで見ればよかっただけの話しでした。

常時携帯していればいいだけの話ですね。