[ぐーすか041109再掲]
「ゲーム理論」
「朝倉恭介・Cの福音完結編」楡周平
「ターゲット」に続いてシリーズ5作目、6作目と立て続けに読む。
最後は久し振りに徹夜せんばかりの勢い。
頭脳明晰な悪のヒーロー朝倉恭介が、最後の最後にいきなり頭が鈍くなってミスを連発したこと、全編にわたって「偶然」が使われまくり(ご都合主義と言っても?)なところ……などはありましたが、読ませる力のある作品でした。
気持ちの良いぐらいの大風呂敷もちゃんと使いこなしていたと思いますよ。
「ターゲット」より一部抜粋
「アメリカが戦争行為を行うに際しては二つの条件がある。一つはわが国の国益に重大な影響があるとみなされた場合。もう一つは戦争にかかるコストだ」
「なるほど、それでオイル利権に絡む中東には手を出すが、残忍極まりない殺戮行為が平然と行われているアフリカの内戦には目もくれないというわけか。世界の警察官が聞いてあきれる」
一貫していたのは(アメリカを中心に回っている)今の世界の(特に日本に)秘められた危うさ……といったところでしょうかね。
「ゲーム理論」
「朝倉恭介・Cの福音完結編」楡周平
「ターゲット」に続いてシリーズ5作目、6作目と立て続けに読む。
最後は久し振りに徹夜せんばかりの勢い。
頭脳明晰な悪のヒーロー朝倉恭介が、最後の最後にいきなり頭が鈍くなってミスを連発したこと、全編にわたって「偶然」が使われまくり(ご都合主義と言っても?)なところ……などはありましたが、読ませる力のある作品でした。
気持ちの良いぐらいの大風呂敷もちゃんと使いこなしていたと思いますよ。
「ターゲット」より一部抜粋
「アメリカが戦争行為を行うに際しては二つの条件がある。一つはわが国の国益に重大な影響があるとみなされた場合。もう一つは戦争にかかるコストだ」
「なるほど、それでオイル利権に絡む中東には手を出すが、残忍極まりない殺戮行為が平然と行われているアフリカの内戦には目もくれないというわけか。世界の警察官が聞いてあきれる」
一貫していたのは(アメリカを中心に回っている)今の世界の(特に日本に)秘められた危うさ……といったところでしょうかね。