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黒祀の島

2008-07-16 08:48:08 | 読書日記(映画)
「黒祀の島」小野不由美

やられたミステリ第三弾

正直、アッと驚くミステリの仕掛けに関しては、構えちゃうからリストから読むのは失敗かもしれない

しかし、一方ではトリック以外が自分の作品評価の重要度の大部分を占めていると確認した
簡単に言えば物語性?


黒祀とは、明治あたりの乱暴な神社体系の統一からはみ出したいわば「異教」とか
自分の好きな八百万神思想は、すでに殺されているのか?
今さら知らされた感


最後の謎解きが、人ならざる存在によって、まさに犯人を罰しながら(殺害しつつ)語られるという異様さ、違和感は凄かったが、作られた世界観の厚みは十分な説得力を有したものだった

傑作としたい

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