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夜のピクニック

2008-01-20 00:48:40 | 読書日記(映画)
「夜のピクニック」恩田陸

図書館でふと読み始めて、あと1時間で読み終わるな…と思ったところで17時閉館
(祝日だった!)
また今度と考えていたら、次は貸し出し中、別の図書館も貸し出し中で予約もゴッソリ
(人気作だもんな…侮った)
そうしている間に先にDVDで映画見て、結局ブックオフで調達して紆余曲折の上で読了
(確かに今は時間があるように見えるが、過剰な時間&手間コストはかけたくないしね)

しかしブックオフ
中表紙に電気番号メモ書きは引いたぞ…定価(半額)で売りつけて買いたたくつもりか?


さて中身
24時間で80km歩く学校行事
最近歩いている身として、自分に引き比べて、時速6キロを維持して13時間以上
実際はそんなペース3時間も続けたことないし、3食休憩に睡眠(仮眠2時間とあったが)5~7時間削ると、かなり厳しい
大変な行事だ。修学旅行以上の思い出になるのも納得


あと作品中に「散歩と思索」「良い街並みと哲学者」の関係に触れていたが、大同感
家でパソコン・テレビ、電車で読書…時間を使う中で歩きの時間は貴重だ
疲労やイベントという要素もあったが、物語の中で色々考えて話して事態が進展したことに大きな必然性があったと思う


もうひとつ
なにかが終わりに近づくにあたってのなんとも言えぬ寂寥感
同意
僕はゲームのエンディングでも、本のクライマックスでも、良かった作品ほど一度立ち止まってしまうぐらいだし。
幸せな時間を少しでも引き伸ばしたい、温存したいと
増してやそれが卒業を前にした学校行事ならば



映画と本
さすがに心理描写の細かさで映画が勝るハズもなく、色んな要素を詰め込んだ印象だが、読み終わると欠かせる要素は少なく、すでに結構省いてあって難しかっただろう、とは思う
だからこそ映像の勝る部分で、1200人が一斉に歩く、走る迫力をもっと出して欲しかった気がする

あと主人公たち全体にダラダラ歩きすぎな
最後走るにしても時速3キロでは怪しい


最後に…一昨年の映画だったかな? ポスターを見て主人公は男同士だとずっと思い込んでいたのは内緒
多部未華子? ボーイッシュなんだもん

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