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日刊ドットコムマスター★

ドットコムマスターに合格するためのブログです。

第22回 第2部 第34問

2013-07-19 10:03:29 | 第3章

ブックマークレットで用いられている技術として、正しいものを1つ選びなさい。

a. PHP
b. SSI
c. Java Servlet
d. JavaScript

コムたろう「ブックマークレットとブックマークは別物なの?」


ドット先生「うん、ブックマークを利用した技術がブックマークレットなんだよ。」


コムたろう「ほうほう。」


ドット先生「ブックマークの使い方は知ってるね?」


コムたろう「気に入ったホームページを登録しておいて、そこから開くからいちいち検索しなくても良いんだよね、便利だよね~。」

ドット先生「ブックマークレットはさらに、開いた後に小さなJavaScriptプログラムが実行されて色々な事をしてくれるサービスなんだ。」

コムたろう「どんな事をしてくれるの?」


ドット先生「ホームページの外観を変更(文字サイズの変更とか)したり、データを集計したり、他のページ(翻訳ページとか)に飛んだり、子画面を開いたりといろいろできるんだ。」

コムたろう「なんだか何でもできそうで、逆によくわからないや。」


ドット先生「そうだね、たとえば、ある文章をコピーしてgoogleのページをブックマークレットで開くと検索してくれるとかね。」

コムたろう「ははあ、いちいち貼り付けなくても良いのか・・・するとスマートフォンなんかだと便利かもね。」

ドット先生「うん、実は携帯電話のブラウザにも使えるんだよ。」


コムたろう「へ~、ってでもボクはスマホ使ってないんだった・・・。」


ドット先生「うん、使うにはインストールしたり登録したりする必要があるので初心者には敷居が高かったんだねこれが。」
「なので、便利な機能はブラウザが独自につけてしまったり、同じような機能のソーシャルボタンに人気を取られてしまってあんまり普及しなかったんだよ。」


コムたろう「そうだったのか~。ちょっと勿体ないね。」





【 第22回 第2部 第34問 解答&解説 】

[解答]d. 
[解説] 
ブックマークレットは、Webブラウザで動作するJavaScriptプログラムです。利用されている技術はJavaScriptです。 


第23回 第2部 第38問

2013-07-10 10:01:41 | 第3章

PCから携帯電話のメールアドレス宛にメールを送信したが、宛先の携帯電話にメールが届かなかった。以下の選択肢のうち、原因となる可能性のあるものを2つ選びなさい。

a.メール本文に機種依存文字を使用していた。
b.携帯電話で受信するメールを、ドメイン指定で制限していた。
c.メールに添付したファイルの容量が大きかった。
d.メール本文の文字コードをUTF-8で送信していた。
e.メールの1行の文字数が、携帯電話画面の1行で表示できる文字数を超えていた。



コムたろう「自宅のPCから友達の携帯にメールを送っても届かない時があるのって、なんでかな?」




ドット先生「おそらく迷惑メール関連の設定が影響してるんじゃないかな。」
「PCと携帯電話でメールをやり取りする際に起こる問題としては大きく分けて、①届かない、②届いたけど正しく表示できないの二つだけど、今回は①の問題だね。」



コムたろう「メールが届かない原因ってどんな事が考えられるのかなぁ?」



ドット先生「届かない理由として考えられるものは、①メールアドレスが間違えている、もしくは存在しない、②迷惑メール対策がされていてメールがブロックされる、③送信するメールの容量が規定値を超えている、④受信側のメールサーバが一杯になっている、といったことが考えられるんだよ。」



コムたろう「メールアドレスを間違えるって・・・・そりゃ届かないよねぇ。」



ドット先生「よくあるのは、文字の入力ミスやドメインの入力ミスなどだね。」



コムたろう「迷惑メール対策って・・・?」



ドット先生「携帯電話なんかだと受信指定と呼ばれたり、OCNで提供している迷惑メールブロックサービスといった受信したくないメールを拒否することが出来るサービスのことだよ。」



コムたろう「なるほど!僕の携帯電話もPCからのメールは受信しないように設定してあるよ。」
「じゃあメールの容量が規定値を超えているっていうのはどういうことなの?」



ドット先生「メールには一回の送信で送れる容量が決まっていて、それを超えるメールは送信出来ないんだよ。」
「写真など容量の大きなデータをメールに添付する時には注意が必要だよ。」



コムたろう「そういえば前に携帯電話から写真を10枚くらい送ろうとした時に送れなかったのはそのせいだったのかー」



ドット先生「一回あたりに送れる容量は利用しているメールによって違うから注意が必要だよ。」



コムたろう「はい!」



ドット先生「最後の受信側のメールサーバが一杯になっているというのは、メールサーバにメールが溜まりすぎているときに起こる現象だね。」



コムたろう「どんな時に起こるの?」



ドット先生「例えば長い間メールを受信しなかった時や、受信する時にメールのコピーをサーバに残すような設定をしていると起こる可能性があるね。」



コムたろう「なるほど、いろいろな理由があるんだね」



ドット先生「さて、設問の中からこれらの理由に該当しそうなものは・・・。」



コムたろう「う~ん・・・aは機種依存文字を使うっていういうのはさっきの理由の中に無かったし違うよね。」



ドット先生「そうだね。これは携帯電話の絵文字などがそうだね。」
「この場合、絵文字が『〓』で表示されたりするけど、メール自体は受信できるから質問の答えではないよね。」



コムたろう「bのドメイン指定で制限したというのは、携帯電話からのメール以外は受信しないとかってことだから、これは正解だね!」



ドット先生「そうだね。携帯電話のメール設定でPCからのメールや特定のアドレスやドメインからのメールを拒否設定するとそれ以降受信しなくなるからね。」



コムたろう「cの添付したファイル容量が大きかったというのは、さっき先生が説明してくれた理由にあったよね。」



ドット先生「うん、なのでcも正解ということだね。」



コムたろう「じゃあ、残りの二つは誤りってことなんだね。」



ドット先生「そうだよ。」
「文字コードというのは、コンピュータ上で文字を利用するために各文字に割り当てられるコードのことを指すんだけど、文字コードが違っていると『a?‡a-?a??a?‘ 』という風に文字化けを起こすことはあるけど、受信出来ないことはないんだよ。」

コムたろう「ほぅほぅ。」



ドット先生「最後のeも、携帯電話で表示する時にはキチンと改行されるから受信出来ないわけではないんだよ。」



コムたろう「答えは、bとcって事で良いんだね。」



ドット先生「正解!」
「この問題は、受信が出来ない理由を覚えておけば解きやすいよ。」



コムたろう「わかったよ、ありがと~!」



【 第23回 第2部 第38問 解答&解説 】
[解答]b,c.
[解説]
a.誤り。 メール本文に機種依存文字を使用していた場合は文字化けが起こる可能性があるが、受信できない理由にはならない。
b.正しい。 迷惑メール防止のために携帯電話で受信するメールを、ドメイン指定で制限することが可能である。
c.正しい。 添付したファイルの容量が大きい場合には、携帯電話側で受信が出来ない場合がある。
d.誤り。 メール本文の文字コードの違いでメールが受信できないことはない。
e.誤り。 メールに一行の文字数が多くても、携帯電話側で改行されて表示されるためメールが受信できない理由とはならない。


第22回 第2部 第33問

2013-06-27 10:24:44 | 第3章

文字コードに関する説明として、適切なものを2つ選びなさい。

a.JIS(ISO-2022-JP)は主に日本語の電子メールに利用されている。
b.シフトJISはMac OS X の標準文字コードとして採用されている。
c.UnicodeにはUTF-8、UTF-16など複数の符号化方式がある。
d.EUCは欧州の文字コードのため、日本語を表示することはできない。

ドット先生「6月の模擬試験で誤答が多かった設問だ。しっかり覚えようね。」



コムたろう「先生、そもそもなんで文字コードっていっぱいあるの?」


ドット先生「もともとアメリカで開発されたコンピューターにはアルファベットと数字くらいしか文字が必要なかったんだ。」
「ところが、日本に入ってきたときにどうやって日本語のひらかな・カタカナ・漢字を表記させようかで問題になってね、パソコンメーカーがそれぞれ勝手に作っていったのが大元なんだ。」


コムたろう「あ~やっぱりそこなんだ、はじめに規格を統一すればよかったのにね。」


ドット先生「まあ、もともとネットでパソコン同士がつながるなんて思ってなかったからね。」






ドット先生「JISコードとShiftJISコードは日本でよくつかわれているコードだね、特に電子メールでは『JIS(ISO-2022-JP)』が使われるので『a』は適切。」


コムたろう「Mac OS Xって、Macはアメリカ生まれだよね。ShiftJISが標準というのはまちがいなんじゃないかな。」
「『b』は不適切だよね。」


ドット先生「そうだね。MacOS XはUTF-8の一種を使っているんだ。」
「お次の Unicode は世界中の文字を収めようとした文字コードなんだ。大抵の言語は収録されているよ。」


コムたろう「それはすごいね!」


ドット先生「まあ、なかなかうまくいかなくていろんな派閥があるんだけどね。『c』は適切だよ。」


コムたろう「EUCってヨーロッパっぽいね?」


ドット先生「いやいや、EUCはExtended UNIX Code の略だからユニックスコードの拡張版って意味。ヨーロッパとは関係ないので『d』は不適切だね。」





【 第22回 第2部 第33問 解答&解説 】

[解答]a,c.
[解説]
a.日本語の電子メールでは、JISコードを利用することが推奨されています。
b.シフトJISはMAC OS Xではなく、Windowsなどで標準的に用いられる文字コードです。
c.Unicodeには、UTF-8やUTF-16など複数の符号化方式があります。
d.EUCはUNIXで利用される文字コードで、日本語の表示もできます。


第21回 第2部 第32問

2013-06-11 09:46:19 | 第3章

Aさんは「会議の日程」という件名(Subject)でBさんにメールを送り、Bさんから返信をもらった。
次にAさんはBさんから受け取った返信メールをCさんに転送した。
このとき、Cさんが受け取るメールの件名はどのように表示されるか。あてはまるものを1つ選びなさい。
なお、Aさん、Bさん、CさんともメールクライアントにはWindows Liveメールを使っており、一連のやりとりは「返信」「転送」ボタンによって実施し、だれも件名を編集していないものとする。

a. Fw:会議の日程
b. Fw:会議の日程 Re:会議の日程
c. Fw:Re:会議の日程
d. Re:会議の日程 Fw:
e. Re:Fw:会議の日程
f. Re:Re:会議の日程



コムたろう「メールを返信したことはあるけど転送したことは無いなぁ・・・。」


ドット先生「返信をもらったときの件名(Subject)はどういう風になってたかな?」


コムたろう「Re:という文字が付いてるよね?」


ドット先生「そうだね!それは返信を表す記号なんだ」


コムたろう「じゃあ転送したときも何か記号が付くの?」


ドット先生「するどいじゃないか!その通りだよ。頭にFw:という記号がつくんだ」
「『Fw』はフォワードの略だよ。意味は転送だ。」


コムたろう「てことは、今回の問題はまずAさんがBさんからもらった返信メールでの表示が『Re:会議の日程』で・・・。」
「そのメールをCさんに転送してCさんが見たメールの表示は さっきのに更に『Fw』が付くから『Fw:Re:会議の日程』なのか!」


ドット先生「その通り!ちなみにRe:やFw:という表示はメールクライアントによっても若干表示の仕方が違う場合があるんだよ」

コムたろう「どういう表示になったりするの?」


ドット先生「返信の数によってRe2:とかRe3:と増えたり、Re:Re:Re:とずっと増えていったりするものもあるんだ」

コムたろう「へーそうなんだぁ。この問題はメールクライアントにはWindows Liveメールとあるけど返信はRe:、転送はFw:でいいんだよね?」

ドット先生「間違いないよ。記号を覚えておけばすぐに分かる問題だから覚えておこうね~。」





【 第21回 第2部 第32問 解答&解説 】
[解答] c
[解説]
a. 誤り。
b. 誤り。
c. 正しい。
d. 誤り。
e. 誤り。
f. 誤り。


第24回 第1部 第15問

2013-06-06 11:32:28 | 第3章

以下は、受信メールのメッセージのソースである。
これから判断できるものを2つ選びなさい。

24115

a. 添付ファイルのデコードに失敗している。
b. このメールには画像ファイルが添付されている。
c. 添付ファイルのエンコード方式はBase64が使われている。
d. このメールは、MIMEの規格に沿って送信されている。

コムたろう「このメールは宇宙からのメッセージなの?」


ドット先生「ははは、コムたろう君は面白いことを言うね!」
「ちゃんとした電子メールだよ。」
「普段みんなが見ているメールは、メーラー(メールソフト)が、人間の見やすい形で表示してくれているんだ。」


コムたろう「本当は見やすい形じゃないってこと?」


ドット先生「メールは本文だけじゃなくて、メーラーが仕事しやすいように様々な情報が詰まっているんだ。」
「普段見ている件名や本文とかはメールに含まれる情報の一部なんだよ。」
「この設問の図のように色々な情報が見える状態のものをソースって呼ぶんだ。ソースってのは『元』って意味だ。」


コムたろう「そっか~。メーラーが仕事するのには必要だけど、ユーザーは意識しなくてよい情報があって、普段ボク達はそれを見てないって事なんだね。」

ドット先生「そうだよ。」
「そしてもう一つ重要な話があってね。インターネットのメールはもともとテキストデータしか送れない仕様になっているんだ。」


コムたろう「ええ?!画像とかの添付ファイルは送れないの???」


ドット先生「いいや、実際には送れてるから、ちゃんと方法はあるんだよ。」
「それをこれから説明していこう。」




ドット先生「メールはもともとテキストデータしか扱えないうえに、使えるのは半角英数と一部の記号のみだったんだ。」
「でもフランス語の変な記号も使いたいし、日本語や他にも独自の文字を持つ国はいっぱいあるよね。」
「使いたい文字が他にあるからと言って、それぞれの国が独自の仕様メールを送ったりすると、他所の国じゃ読めなかったりするよね。」


コムたろう「あ、知ってる!文字コードってやつでしょ。」
「JISとかなんかいろいろあるやつ。」


ドット先生「そうだね。画面に表示される文字って実は、コンピューターの中では文字コードっていうコードの状態なんだ。」
「OSやメーラーとかの様々なアプリケーションが、このデータの文字コードは何々だって判断して変換したうえで表示してくれているんだ。」


コムたろう「思い出してきたぞ~。文字コードの判断が間違っていると文字化けするんだよね。」


ドット先生「そのとおり。で、まぁそんなんじゃ外国の人とメールのやり取りするのに不便で困るよね。」
「そこで、色々と不便を乗り越えるためのルールが決められたんだ。それがMIME(マイム)っていう規格なんだ。」


コムたろう「ふーん。この規格の登場で、色々な文字を使ってメールのやり取りができるようになったのかー。」

ドット先生「MIMEって規格には色々なルールが含まれていて、画像などの添付ファイルについての取り決めもあるんだ。」





ドット先生「突然だけどFAXはどうやって文字や絵を電話線で送るか知っているかな?」


コムたろう「知ってる、知ってる~。原稿を読み取って、電話線に流せる形のデータに変換してるんだ~。」

ドット先生「お、よく知ってるね~。その変換ってのがミソなんだ。」
「メールの添付ファイルも同じ様に、メールの扱えるデータに変換しちゃうんだ。」
「MIMEによって、色々な文字に対応したけども、実は相変わらずテキストデータしか扱えなくてね・・・。」
「Base64 ってエンコード方式を使って、画像や音声や他のファイルも一旦テキストデータに変換しちゃうんだよ。」


コムたろう「そうか。メールの直接扱えない情報でも一旦テキストデータにしちゃえば送信できるようになるんだね!」

ドット先生「そうなんだよ~。そして Base64 て変換方法は広く使われているので覚えておこうね。」





ドット先生「さて、そろそろ問題を解いていこうか」


コムたろう「せんせ~、選択肢aのデコードってなに~?」


ドット先生「デコードってのはエンコードされたものを元に戻す処理のことだよ。」
「添付ファイルは一旦テキストデータに変換されるからね、実際に開いてみるには変換された状態から元の状態に戻す必要があるんだ。」


コムたろう「ふ~ん・・・添付ファイルが見つからないよ?いつもはクリップのアイコンがあるんだけど・・・」

ドット先生「そうだね~、これはメールのソースを見ているから、人間には分かりにくい形になっているね」
「下の方のごちゃごちゃっとした文字化けみたいなのが添付ファイルだよ。」


コムたろう「ええ~?!文字化けしちゃってるの?」
「これって、ファイルが壊れちゃってるのかな?」


ドット先生「文字化けしてるわけじゃないんだ。これがBase64でエンコードしてテキストデータに変換した添付ファイルなんだ。」

コムたろう「う~ん、ドット先生はどうやって見分けたりしてるの?」


ドット先生「じゃあ、このメールのソースを上から順番に見ていこうか。」
「Message-ID ってのはこのメールに割り当てられたID、つまり識別番号だね。」
「返信されたメールを元のメールと紐付けたりするのにも利用されるんだよ。」


コムたろう「へぇ~。そんな仕組みになってるんだ~。」
「あ、次の From は分かるよ!差出人だよね。」


ドット先生「そうだね。それに対して、ひとつ飛ばして4行目の To は宛先だね。」


コムたろう「うんうん。」


ドット先生「戻って3行目は、送信日時なんだけど、ここはサーバー側で付与したり、クライアント側で付与したりと結構自由になってるね。」

コムたろう「+0900ってのはなんだろう?」


ドット先生「タイムゾーンっていってね、グリニッジ標準時との時差だよ。これは+9時間だね。」
「地球には緯度と経度があるだろ?グリニッジ標準時はグリニッジ天文台のある経度0度の場所を基準にした時間だよ。」
「5行目の Subject は件名なのは分かるね。」
「そして次の MIME-Version:1.0 てのが MIME規格のバージョン1.0に合わせたメールですって目印なのさ。」


コムたろう「じゃあ選択肢の d は正しいってことか~。あと一つはどれだろう?」


ドット先生「次の Content-Type:multipart/mixed; ってのは、このメールの中身は複数のパーツが組み合わさっていますって意味だ。」
「コンテンツって聞いたことあるだろう?あれはコンテントの複数形で中身って意味だ。」

コムたろう「本文と添付ファイルがあるから複数のパーツが組み合わさっているってことなんだね~。」

ドット先生「そういうこと。そして複数のパーツがあるってことは、その区切りが分からないと困るよね。」
「そこで次の行の boundary の出番だ。boundaryってのは境界って意味で、boundary=のあとの””で囲ったやつが境界線って事になるんだ。」


コムたろう「あ~、よく見たらあちこちに ----------------01CD735EC9AEF960 ってのが有るね。これが区切りなんだ~。」

ドット先生「よく気付いたね。じゃあ、ひとつめの境界線の次は何かわかるかな?」


コムたろう「ん~・・・「よろしくお願いいたします。」ってあるから・・・本文かな?」


ドット先生「お、鋭いね~。Content-Type が Textなんちゃら でテキストデータなのを示していて、後ろの charset で文字コードを指定しているんだ。」
「chrsetはキャラクターセットの略だね。キャラクターは文字って意味だ。」
「ここはまぁ、これくらいで、次の境界線のあとのパーツは何かわかるかな?」


コムたろう「添付ファイル?」


ドット先生「そのとおり!」
「文字化けっぽい塊を含んでいることからテキストデータじゃないものをテキストデータに変換したものだと判断できるけど、ほかにも見分け方があるよ」
「境界線のすぐあとに Content-Type:application/pdf ってあるから、pdfファイルってことが判るんだ。」


コムたろう「pdfファイルってAdobeのやつで見れる形式だね。なるほど~。」
「あれ?じゃあ添付されているのは画像じゃなくいてpdfファイルなんだ!b は正しくないね。」


ドット先生「そうだね~。画像ファイルだったら、その画像の形式が Content-Type のところに入るよ。image/bmp とか image/jpeg とか。」

コムたろう「そうやって見分けるのかぁ~。」
「じゃあさ、この添付ファイルはデコードってやつは失敗してるかどうかはどこを見るの?」


ドット先生「うん、それはね。この画面じゃ判断できないんだな。とりあえずpdfのファイルが添付されてきたのは分かるけど、開けるかどうかはこの画面じゃ分からない。」
「ていうかこの状態はエンコードされたものが見えてるからね。まだデコードしてないんだ。失敗するしないって問題じゃないんだね。」


コムたろう「そういうことか~」


ドット先生「そして、添付ファイルのContent-Type の2つ下に Content-Transfer-Encoding:base64 ってあるだろ?」

コムたろう「うんうん、あるね!」


ドット先生「これが、添付ファイルをBase64でエンコードしましたよって意味なんだ。」
「トランスファーは変換って意味ね。」


コムたろう「なるほど~・・・てことは。c は正しくて、a は正しくないんだね。」
「なるほど~、ドット先生、わかったよ!」


ドット先生「落ち着いてよく見れば、ヒントになるキーワードが散りばめられているから本番でも落ち着いてね。」

コムたろう「は~い。」








【 第24回 第1部 第15問 解答&解説 】
[解答]c,d.
[解説]
a.誤り。 文字化けしたように見える部分が添付ファイルの部分である。デコードに失敗しているわけではない。
b.誤り。 添付されているのはpdfファイルである。
c.正しい。 Content-Transfer-Encoding:base64より、PDFファイルのエンコードにBase64が使われていることが読み取れる。
d.正しい。 メールにはPDFファイルを直接添付することができず、一旦テキスト形式にエンコードして添付する。この規格がMIMEである。