栃木県はが郡の

陶工のつぶやき

窯屋根

2009-11-23 20:34:31 | 
益子の街を歩くと、登り窯を見ることが出来る。

ある登り窯の屋根は、かやぶきで、始めてみた時大変驚いた。

かやですぜ、火をつけるとぱ~と燃えるあの萱ですよ。

「大丈夫なんですか?」

「意外に大丈夫なんだ~。」

ふむふむ、そんなものなのか?





「火がついても、簡単に交換できるからな~。」

「げげ!そういうことかい!」

登り窯・電気窯・ガス窯・灯油窯など

いろいろあるけれど

また、ひととおりいろんな窯焚きも経験してきたけど

登り窯の窯焚きはおもしろかったな。

意外に一番静かなんですよ。

外と言うこともあるだろうし、パチパチと火がはぜる音以外

なにも聞こえてこない。

電気窯はなにやら、ブ~ンという腹に響くような音がするし

灯油窯は地鳴りにも似たバーナーの音。

ガス窯はヒョーというかん高いバーナーの音。

窯の個体差もありますけどね。



友達のところでは、穴窯というのがあって

ここは、ブルーシートで屋根にしていた。

しばらく行ってないので今はどうか定かでないが。


かやぶきより上手だな。


「大丈夫なの?」

「意外に大丈夫だ。ブルーシートは

ちりちりと縮んでいくけど、なかなか火は点かない。」


なかなか腹のすわったやつだ。

くれぐれも、火事には気をつけてくれたまえ。

しかしなんだね。


危機対応の感覚というのは個人差があるんだねえ。

「まだ大丈夫」と思うか「もう危ない」と思うか

1億円もっていても、もう危ないと思う人もいるんだろうな。