5月14日の朝、日本経済新聞を開いたら、大日本印刷、DNPの1ページ広告がデーンと載っていて、一瞬、わが目を疑いました。前の日にこの新聞広告と同じDNPenguinが登場するテレビコマーシャルを見た話を聞いてはいたものの、半信半疑でしたから。
印刷会社の商売相手は「企業」だ、注文を受けてはじめて動き出す「受注産業」だ、どちらかというとおもてにしゃしゃり出てはいけない「黒子ビジネス」だ、広告なんて必要ないというのが長い間、業界の定説でした。ペンギン君がその殻を破ろうというのでしょうか。
広告を見ますと、 はじめまして、DNPenguinです。ごていねいに、ディ エヌ ペンギンとルビつきでDNPのコスチュームをつけたペンギン君がこれからDNP大日本のやっていることをわかりやすく伝えるといっています。ですからこれからたびたび紙面に登場するのでしょうか。
去る3月18日、私はこの欄で「社名から《印刷》を消すののはいつか?と書きました。大日本印刷や凸版印刷の昨今の事業展開は「印刷」では説明しきれません。さりとて、いきなり、「印刷」をはずすわけにはいきません。それと、世間様にはまだまだ、印刷会社はインキまみれで紙に印刷しているだけの地味で暗いイメージの会社という認識が結構、残っています。
「そうじゃないんです」。大日本印刷はDNPです。こんな事業を手がけております。と、ペンギン君に少しずつつぶやいてもらう戦略でしょうか。
とにかく、大きな転換の第一歩と受け止めて、はやりの「がんばろう」と「いいね」をおくることにします。
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