活版印刷紀行

いまはほとんど姿を消した「活版印刷」ゆかりの地をゆっくり探訪したり、印刷がらみの話題を提供します。

美女が弾くバンドゥーラ

2012-07-11 10:14:10 | 活版印刷のふるさと紀行

 演奏を聴く前にきょうのバンドゥーラ奏者 カテリーナが調律しているところを垣間見てしまったのです。このウクライナの伝統民族楽器が意外に大きいのにビックリ。あとから彼女に聞いたところによりますと、重量は8キロ、弦の数が62本?とか。美女がかるがるとバンドゥーラをかかえて演奏するイメージを描いていたのですが間違っておりました。

 バンドゥーラはちょっと見、天正少年使節がヨーロッパから持ち帰ったというリュートに似ていました。弦の多さからいってもリュートにハープを組み合わせた感じだなと思ったのでしたが、当たらずといえども遠からず、さわやかで深みのある音色でした。

 さて、カテリーナ嬢は1986年、ウクライナのプリピャーチ生まれで10歳のとき、民族音楽団「チェルボナカリーナ」の日本公演で初来日、その後、バンドゥーラの演奏技術はもちろん、音楽理論や声楽の本格的教育を受け、2008年再来日、以来、日本で数少ないバンドゥーリストの一人としてツアーやライブで大活躍中です。

 きょうはウクライナ民謡を数曲弾きながら歌い、「上を向いて歩こう」など日本の歌曲もきかせてくれました。梅雨の蒸し暑さを一掃してくれるような心地よい演奏でした。ウクライナといえば、東ヨーロッパの国、東がロシア、西がハンガリー、ポーランド、スロバキア、ルーマニア、モルドバ、北がベラルーシ、南が黒海を越えてトルコ、首都のキエフはテレビでもときどき紹介されています。

 休憩時間にとなりの家人と「そういえば相撲の大鵬親方の父上がウクライナ人だったのでは」とか、「チェルノブイリはウクライナではなかったか」などと話し合ったのですが、からきし、知識がないのが残念でした。しかし、カテリーナのバンドゥーラの響きと美声と美貌でぜひ、行ってみたい国になりました。

 

 

 

 

 

 

 

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