「中浦ジュリアン記念公園」が西海町中浦南郷にあります。
ここはジュリアンが生まれたであろう「中浦ジュリアン居館跡」のすぐ隣です。
2002年(平成14)2月の公園完成のときに、前出の小佐々さんがジュリアンゆかりの古書を寄贈されました。
書名は、『アンジェロ・ポリツィアーノ書簡集』で、1546年刊行、ラテン語で縦16センチ、横11センチ、644ページの本です。著者ポリツィアーノはイタリア・ルネッサンス期の文化人の一人です。
さて、この古書とジュリアンたちとのつながりの糸はといいますと、こうです。
ジュリアンたち少年使節は1584年末に、スペインのムルシア市郊外のイエズス
会のセミナリヨに1ヶ月滞在しました。
この本はその図書館に代々、所蔵されつづけて来ました。
だから、滞在中に、あるいは、ジュリアンたちが手にして、ルネッサンス期の人生論や文学論の中身に触れたかも知れないのです。
記念公園の展望台内の資料展示室ではジュリアンの生涯をモルタルレリーフ彩色壁画で見ることができます。もちろん、左手で海の向こうを指差す彼の像もありました。
そのほか、紀行先としては、多比良川の川沿いにある小佐々氏の墓所、五島灘を一望できる城山、七釜港などがあります。なお、2007年11月、ヴァチカンから枢機卿が長崎にきて、ジュリアンやベトロ岐部ら、新たにローマ法王が「福者」に列することにした188人の列福式が行われる予定だと聞いております。
ここはジュリアンが生まれたであろう「中浦ジュリアン居館跡」のすぐ隣です。
2002年(平成14)2月の公園完成のときに、前出の小佐々さんがジュリアンゆかりの古書を寄贈されました。
書名は、『アンジェロ・ポリツィアーノ書簡集』で、1546年刊行、ラテン語で縦16センチ、横11センチ、644ページの本です。著者ポリツィアーノはイタリア・ルネッサンス期の文化人の一人です。
さて、この古書とジュリアンたちとのつながりの糸はといいますと、こうです。
ジュリアンたち少年使節は1584年末に、スペインのムルシア市郊外のイエズス
会のセミナリヨに1ヶ月滞在しました。
この本はその図書館に代々、所蔵されつづけて来ました。
だから、滞在中に、あるいは、ジュリアンたちが手にして、ルネッサンス期の人生論や文学論の中身に触れたかも知れないのです。
記念公園の展望台内の資料展示室ではジュリアンの生涯をモルタルレリーフ彩色壁画で見ることができます。もちろん、左手で海の向こうを指差す彼の像もありました。
そのほか、紀行先としては、多比良川の川沿いにある小佐々氏の墓所、五島灘を一望できる城山、七釜港などがあります。なお、2007年11月、ヴァチカンから枢機卿が長崎にきて、ジュリアンやベトロ岐部ら、新たにローマ法王が「福者」に列することにした188人の列福式が行われる予定だと聞いております。