馬屋記ーヤギとクリの詩育日誌

南フランス田舎紀行(14)フランスの最も美しい村のひとつミネルヴ Minerve

ミネルヴは石灰質の台地を削った谷川の合流点に築かれた、
難攻不落の要塞だった。
現在人口は111人。
人は少ないがミネルヴォワ地方の中心地である。
フランスの最も美しい村のひとつである。


アルビジョワ十字軍がミネルブを攻囲したのは1210年の3月だった。


ベジエの大虐殺を免れたカタリ派の信徒たちが、この村に逃げ込んでいた。
『十字軍の歌』には投石器で石の砲弾が対岸から打ち込まれたと記されている。


村に水を供給していた唯一の谷底井戸に投石があたった。
7週間耐えたのちギョーム・ドゥ・ミネルヴは降参した。


谷底に築かれた火刑台で150人の男女が生きたまま火炙りの刑にかけられた。
このミネルヴの惨状が伝わり、他の村は次々に城を明け渡した。


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