馬屋記ーヤギとクリの詩育日誌

南フランス田舎紀行(17)カタリ派山上の砦廃墟、オープール

マザメ Mazamet のホテルに荷物を置いて、登山を覚悟して軽装で出発。
初めてなので、どんな厳しい道か分からない。カメラはどうするか悩んだが、小さいコンパクトカメラにした。
天気もいい。晴天だ。「黒い山への入り口」l'entrée de la montagne Noire に向かって」いざ出発。

1時間ほど歩いて、鬱蒼とした茂みのなかに石積みされた見張り台のようなものがある。


カタリ派が築いたものだとすれば、800年前。その後の宗教戦争のときのものだとすれば、500年前。いずれにしてもその後、だいぶ修復されている。

3時間ほど歩いてオープール村に入る城門に着いた(城門というにはちょっと小さいが)。

村人がいまも暮らしている。車で来れる道があったんだ。

 この村の起源は413年というからそうとう古い。西ゴート族 Wisgoth の王アトルフ Athaulf が築いたと伝えられている。

城跡についた。完全な廃墟。

ここからマザメの街がよく見える。アルビジョワ十字軍はこの方向から攻めてきた。

東から攻めてきたモンフォールは「黒い山」を越えられなかったので、西に周り、北西から攻めてきたのだ。
眺めのいいところにレストランがあった。昼飯をたべた。喉がかわいていたのでワインを飲んだ。あまり飲むと下りがたいへんなので小さいキャラフにした。

マザメの街に降りるともう夕方になっていた。

昨日もきたカフェ(ここしか開いていない)で晩ごはんをたべた。村の若者たちが日本人を珍しがっていた。わざわざ日本から、どうしてこんな田舎に来たのか、不思議に思ったみたいだ。


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