国道1号線沿い藤枝警察署隣にある、“青池”を整備した公園です。
昭和20年代までは豊富な湧き水の池でしたが、国道1号線の整備と共に池の3分の1が埋め立てられてしまいました。平成6年より、「もとの青池を取り戻そう」という活動が広まり、平成12年に青池公園として整備完成しました。
ここには「青池の大蛇」という民話が残されています。
昔、粉川長楽斎という長者にきれいな一人娘がいました。この娘にある青年が恋をし、毎晩通ってくるので、この長者が「どこの青年だろう?」と青年の袖に糸をこっそりつけました。翌朝糸をたどると、なんと青池の中に糸が続いていたのです。青年の正体は青池に住む大蛇でした・・。
で、この後半話には2パターンが残されています。
[1] 恋心を抑えきれない大蛇がついには娘を池に引きずり込んでしまい、怒った長者が大蛇を退治した話。長者は娘の冥福を祈り、自宅を寺にしました。これが今、青池の近くにある「長楽寺」の由来。
[2] 長者が「諦めてくれ」と大蛇に懇願し、大蛇がついには娘を諦めた話。「でも頼むから私が通った道は残しておいてくれ」と大蛇に言われ、大蛇が通ったその細い川は「糸引き川」として、今でも長楽寺の裏山に残されている。
民話にはよく2つ3つと違う伝われ方があるので、どちらがどうとは言えませんが、青池も長楽寺も実在するので、なんかこう・・・ドキドキしますね。
今はもちろん大蛇はいませんが、(アシがたくさん茂り、何かいそうな雰囲気はある) カモなどの野鳥がたくさんいました。昔はメダカもたくさんいたようですが、ブルーギルなどの外来種が増えて生態を脅かしているそうです。
春は桜や柳の新芽、夏はハスの花が楽しめます。伏流が作られ、八ツ橋風の橋も作られています。
トイレ 1箇所 駐車場 5台

昭和20年代までは豊富な湧き水の池でしたが、国道1号線の整備と共に池の3分の1が埋め立てられてしまいました。平成6年より、「もとの青池を取り戻そう」という活動が広まり、平成12年に青池公園として整備完成しました。
ここには「青池の大蛇」という民話が残されています。
昔、粉川長楽斎という長者にきれいな一人娘がいました。この娘にある青年が恋をし、毎晩通ってくるので、この長者が「どこの青年だろう?」と青年の袖に糸をこっそりつけました。翌朝糸をたどると、なんと青池の中に糸が続いていたのです。青年の正体は青池に住む大蛇でした・・。
で、この後半話には2パターンが残されています。
[1] 恋心を抑えきれない大蛇がついには娘を池に引きずり込んでしまい、怒った長者が大蛇を退治した話。長者は娘の冥福を祈り、自宅を寺にしました。これが今、青池の近くにある「長楽寺」の由来。
[2] 長者が「諦めてくれ」と大蛇に懇願し、大蛇がついには娘を諦めた話。「でも頼むから私が通った道は残しておいてくれ」と大蛇に言われ、大蛇が通ったその細い川は「糸引き川」として、今でも長楽寺の裏山に残されている。
民話にはよく2つ3つと違う伝われ方があるので、どちらがどうとは言えませんが、青池も長楽寺も実在するので、なんかこう・・・ドキドキしますね。
今はもちろん大蛇はいませんが、(アシがたくさん茂り、何かいそうな雰囲気はある) カモなどの野鳥がたくさんいました。昔はメダカもたくさんいたようですが、ブルーギルなどの外来種が増えて生態を脅かしているそうです。
春は桜や柳の新芽、夏はハスの花が楽しめます。伏流が作られ、八ツ橋風の橋も作られています。
トイレ 1箇所 駐車場 5台

子どもの頃に青池にはよく釣りに行きました。
祖母が亡くなった時は青池の水を三号瓶に汲み取り、仏前に供えました。
長楽寺のすぐ近く、作家小川国夫の隣に住んでおりました。
青池の水を汲むというのは、地元の人にとって何か神聖なことなんでしょうか。とても興味深いですね。
志太地区にはまだまだ民話や伝説も多くあるので、そういう場所を巡ってみるのも面白いかな、と思います。
基本は①なのですが、娘を大蛇の姿で連れ去ったときにできたのが②の道という話でした。
約40年前祖母から聞いたのですが祖母は島田出身なので地元でもっと昔から伝わる形と違うかもしれませんがご参考まで。
民話や伝承は、いろんな伝わり方があります。
例えば、「ダイダラボッチ」に似た話はあちこちにあったり。
松谷みよ子さんの児童書「たつの子太郎」は日本全国の民話を寄せ集めて書かれていたり。
昔は口伝えだったので、少しずつかわってきたのでしょうね。
おもしろいなぁ~、と思いました。
ちなみに[2]の道ですが、私がこれだと教わった道は今でもあります。それが本当に言い伝えのものなのかは知らないのですが。
また「糸引き川」という名前も聞いたことがあるようなないような。私が教わったその道は私が覚えている限りは水は流れていませんでした。
お寺の方に伺えばご存じのことを教えていただけるかもしれませんが。
度々失礼しました。それでは。
驚きです。
失礼な言い方かもしれませんが、信憑性はどうでもいいんです。
そうやって「この道がその話に出てきた道(川)だ」と、代々人から人に伝えられたことが素敵です。
どうぞ次の世代にもお伝えいただけますように。
私もまたそちらに行ってみたくなりました。