ゲージのオーバーホール。業者にレギュレーターをオーバーホールに出すとゲージもセットになっていることもあって、その場合は定期的に分解洗浄されている場所。
ゲージはダイビング器材でおそらく唯一の、空気が行き止まりになる場所。海水が入ったら取り除くことができないので、レギュレーターを水没させてしまった時に一番水が入ってほしくない場所はゲージなのです。
分解は、ゲージをケースから外すことから。主にテクニカルダイビングをしている方に、ゲージのケースを使っていない方もいます。ケースの中に入った海水は抜けにくくゲージが塩だらけになるので、ケースを使わないことは理にかなった選択だと思います。ケースがなければ器材洗いの時に海水は落ちるので。とはいえゲージの外側は海水に浸るくらいで錆び穴が空いたり破損したりするような脆いものではないので、自分は最初に付いていたケースに入れて使っています。

ゲージをケースから出したら、2本のモンキレンチを使ってホースから外す。

外れました。ホースとゲージの間には2つのOリングが付いた金属のスプールがあります。

スプールには中に小さな穴が空いていて、ココを通ってゲージに空気がたどり着きます。

メンテナンスできるのはこのスプールとOリングだけ。ゲージの根元から空気が漏れる場合はこのOリングを交換してあげると直ります。
Oリングの規格はAS568-003。高圧部分なので硬度90のNBRでできたOリングを使用しても、1つ29円で買えます。
http://item.rakuten.co.jp/oring/1b-as568-003-sakura
硬度70で良ければ1つ何と9円。
http://item.rakuten.co.jp/oring/1a-as568-003-sakura
砂辺の某店ではこのOリングを1つ200円で売っていましたが…。
ちなみにこの部分はとても塩がつきやすく、塩噛み・腐食しやすい場所でもあります。もしOリングとの接触部分がメッキ剥がれしてしまうとOリング変えてもエア漏れが止まらないので、エアスプール自体の交換が必要となる。
エアスプールは海外通販で買うと1つ100円くらいで買える(↓のURL参照)ので、オーバーホールごとに交換するくらいでも良いのかもしれません。ただこの部品、日本で買うと1000円くらいします。
https://www.divegearexpress.com/air-spool-w-viton-o-rings-for-spg-swivel

ゲージ本体には何もすることができません。外側を拭いてあげることくらいかな。分解洗浄したからといって、ゲージ本体の寿命が伸びるわけではない。分解洗浄は、ダイビングの時にエア漏れがしてイライラするのを防ぐ予防整備の意味合いが強いです。あ、エアースプールの寿命は伸びると思いますが、こんなもの100円で買えるのでそこまで気にするような部品でもない。

ゲージの裏側に付いている黒い部分は安全弁。万が一ブルトン管が破損すると、高圧の空気がケース内部に充満しますが、この安全弁がついていればある程度の圧になると弁から空気が漏れてくれるので、表面のガラスがぶっ飛ぶようなことはありません。大昔のゲージでなければ安全弁が付いているので、OWの講習で教えられるように「バルブを開ける時はガラスの面を下に向けて」とする必要はありません。
このメンテナンス、年に1度必要かと言われると正直必要ないと思います。自分でメンテできる方ならエア漏れに気づいた時にやれば十分だと思う。ただ、大した労力じゃないし塩で固着してしまうのも嫌なので、自分はレギュレーターのオーバーホールと同じタイミングでやっています。
ゲージはダイビング器材でおそらく唯一の、空気が行き止まりになる場所。海水が入ったら取り除くことができないので、レギュレーターを水没させてしまった時に一番水が入ってほしくない場所はゲージなのです。
分解は、ゲージをケースから外すことから。主にテクニカルダイビングをしている方に、ゲージのケースを使っていない方もいます。ケースの中に入った海水は抜けにくくゲージが塩だらけになるので、ケースを使わないことは理にかなった選択だと思います。ケースがなければ器材洗いの時に海水は落ちるので。とはいえゲージの外側は海水に浸るくらいで錆び穴が空いたり破損したりするような脆いものではないので、自分は最初に付いていたケースに入れて使っています。

ゲージをケースから出したら、2本のモンキレンチを使ってホースから外す。

外れました。ホースとゲージの間には2つのOリングが付いた金属のスプールがあります。

スプールには中に小さな穴が空いていて、ココを通ってゲージに空気がたどり着きます。

メンテナンスできるのはこのスプールとOリングだけ。ゲージの根元から空気が漏れる場合はこのOリングを交換してあげると直ります。
Oリングの規格はAS568-003。高圧部分なので硬度90のNBRでできたOリングを使用しても、1つ29円で買えます。
http://item.rakuten.co.jp/oring/1b-as568-003-sakura
硬度70で良ければ1つ何と9円。
http://item.rakuten.co.jp/oring/1a-as568-003-sakura
砂辺の某店ではこのOリングを1つ200円で売っていましたが…。
ちなみにこの部分はとても塩がつきやすく、塩噛み・腐食しやすい場所でもあります。もしOリングとの接触部分がメッキ剥がれしてしまうとOリング変えてもエア漏れが止まらないので、エアスプール自体の交換が必要となる。
エアスプールは海外通販で買うと1つ100円くらいで買える(↓のURL参照)ので、オーバーホールごとに交換するくらいでも良いのかもしれません。ただこの部品、日本で買うと1000円くらいします。
https://www.divegearexpress.com/air-spool-w-viton-o-rings-for-spg-swivel

ゲージ本体には何もすることができません。外側を拭いてあげることくらいかな。分解洗浄したからといって、ゲージ本体の寿命が伸びるわけではない。分解洗浄は、ダイビングの時にエア漏れがしてイライラするのを防ぐ予防整備の意味合いが強いです。あ、エアースプールの寿命は伸びると思いますが、こんなもの100円で買えるのでそこまで気にするような部品でもない。

ゲージの裏側に付いている黒い部分は安全弁。万が一ブルトン管が破損すると、高圧の空気がケース内部に充満しますが、この安全弁がついていればある程度の圧になると弁から空気が漏れてくれるので、表面のガラスがぶっ飛ぶようなことはありません。大昔のゲージでなければ安全弁が付いているので、OWの講習で教えられるように「バルブを開ける時はガラスの面を下に向けて」とする必要はありません。
このメンテナンス、年に1度必要かと言われると正直必要ないと思います。自分でメンテできる方ならエア漏れに気づいた時にやれば十分だと思う。ただ、大した労力じゃないし塩で固着してしまうのも嫌なので、自分はレギュレーターのオーバーホールと同じタイミングでやっています。
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