おじさん日記 ~Okinawa Self-Diving Log~

セルフダイビングのブログ。ログや写真や器材が中心ですが、その他ダイビングに関係ないことも好き勝手書いています。

一眼の水中ハウジング アンティスvsシーアンドシー

2015-06-13 20:23:40 | 器材
一眼レフカメラを買うにあたって、カメラのメーカーの他に迷ったのが水中ハウジングのメーカー。ポートやギアなどはメーカーごと違うので、将来ハウジング買い替えた時に違うメーカーのハウジングにすると出費がかさむ。というわけで、カメラのメーカーほどではないけれどハウジング選びにも時間がかかった。

ハウジングメーカーは実はたくさんあるようだが、候補に上がったのは金属製ハウジングを作っている3つのメーカー。アンティスとシーアンドシーとノーティカム。

・アンティス
http://www.anthis.co.jp/
老舗ハウジングメーカー。
信頼性があって、悪い評判を聞いたことがない。ニコンとキヤノンのみ。
作りはシンプルで、ボタンはほとんどカメラと同じ配置になっている。
コンバージョンサービスがあり、デジカメを買いかえた時にハウジングの一部を改造してもらって新しいデジカメでも使うことができる。もちろん機種にもよるけれど、同じグレードのカメラの後継機だったらだいたい大丈夫。
価格は光接続のみなら3社の中で一番安い。

・シーアンドシー
http://www.seaandsea.co.jp/
こっちも昔からある水中カメラメーカー。
ニコンとキヤノンに加え、最近はソニーのミラーレスのハウジングも扱っているみたい。
よく使うボタンはレバー式になっていて側面にあるので、右手のグリップを握ったまま操作できる。
光コンバーターを発売していて、コンバーターを内臓ストロボを光らせずにTTL調光ができる。以前はコンバーターは外付けでかさばっていたし水没のリスクもあったけれど、最近はハウジングに内蔵するタイプに変わったので、水没のリスクを増やさずに使える。
タイミング悪く、今年5月に一斉値上げした。

・ノーティカム
http://www.fisheye-jp.com/
香港の高級ハウジングメーカー。
いろんなメーカーのカメラに対応している。
使いやすさにこだわったボタンの配置がされている。
外付けファインダーや陰圧を使ったリークセンサーなど、いろいろな便利な機能をオプションで付けられる。
価格はとても高く、ハウジング本体だけで他の2社よりも10万円くらい高い。
ファインダーとか他のものもいちいち高い。

ノーティカムは最初に却下。
高いから。あと、便利なんだろうけれど、中身が複雑。個人的にはシンプルな作りの方が好み。

実は、アンティスのハウジングを使おうと、9割方決めていた。
プロを含めて長年多くの人が使っていて、評判も良い。他のメーカーと違って、不具合の話も聞かない。

雑誌とかに広告を出しまくっている他の2社と違って、広告費がかからないからか値段が安い。安いけれどクオリティは高い。シンプルな作りなので故障の可能性も少ない(と思う)。可動部位が増えると便利にはなるけれど故障しうる場所も増えるから。
そして、コンバージョンサービスもやっていて、ユーザーに優しい。ボタンが指からちょっと遠いけれど、個人的にはあまり気にならないのでOK。

で、ストロボはイノン。
僕の主観だけれど、シーアンドシーは売れそうなものができたら大きな広告を出してとりあえず発売するけれど、その後にちょこちょこ不具合が出てくるイメージ。こっちも主観だけれど、イノンは相当な完成度にまで仕上げてからようやく発売するイメージ。
なので、自分の中で信頼性はイノン>シーアンドシー。
半透明のフタのためOリングが外側から見えるので、Oリングに問題がないかを、フタを閉めたあとにも確認できる。フタを閉める瞬間にOリングがねじれたりすることがあるので、とてもありがたい。あと、光量調節のツマミがシーアンドシーのものより大きくて、幅も広くて、操作しやすい。そしてイノンストロボを1つ持っているので、もう1つ追加すればOK。以前シーアンドシーのストロボを使っていたけれど、あまり満足できなかったので友人に交換してもらったもの。使いやすくて満足している。

というわけで、アンティスハウジング&イノンストロボに決めかけていたんだけれど、今年5月26日にシーアンドシーから7DmarkII用に調整された光コンバーターが発売された。つい最近のこと。
http://www.seaandsea.co.jp/products/digital_slr/accessory/008.html#50142

光コンバーターは、とても理にかなっているシステムだと思う。
一眼レフの内部ストロボは、一度フル発光するともう一度撮影できるまでに3秒くらいかかる。せっかく水中ストロボのリサイクルタイム(充電時間)が1秒台でも、内部ストロボの方が時間がかかるので、水中ストロボの性能を活かしきることができない。
光コンバーターは内部ストロボを発光させないので、外部ストロボの準備ができればすぐに使える。もしかしたら、連写もできちゃうかも。
TTL調光の精度は、普通の光接続と光コンバーターでどっちが正確かは自分には分からない。でも、今回発売されたコンバーターは7DmarkIIのために調整されたものなので、さすがに精度は高いんじゃないかと期待している。
キヤノンの場合、フルサイズ機では内部ストロボがないので、普通は水中でTTL調光使えないけれどコンバーターを使えばTTL使えるので、将来フルサイズに移行する可能性も考えるととてもありがたいシステム。
ハウジング内臓のコンバーターなので、水没のリスクも増えないし、かさばらないし。

ただ、このコンバーター使うにはハウジングもストロボもシーアンドシーのものにしなくてはならない。

うーん。。

とても迷う。。

アンティスとシーアンドシーで迷った結果、結局シーアンドシーのハウジングとストロボを買いました。光コンバーターの可能性に賭けて。


ストロボもまたYS-D1を購入。。しかも2つ。。


今まで使っていたコンデジは、アームなどを全て外してとても小さくなった。今後はサブカメラとしてBCのポケットに入れておきます。やっぱりコンデジは何でも撮れて便利なので。
BCのポケットに入れることになって、初めてこのコンデジ&ハウジングが小さくて良かったと思いました。

しかし一眼になって、陸上ではとても重いなー。全部合わせて8.5kg。コンデジのときもアームやらレンズやらたくさん付けていたので重かったけれど、それでも3.7kgだったので、陸上では2倍以上の重さになった。。
ちなみに、水中重量はコンデジの時が1.6kgだったのに、1kg未満になってむしろ軽くなった。コンデジの時が重すぎたんでしょうね。たまに片手で撮影するときがあるので、手ブレ防止のために軽いほうがありがたい。フロートアームに感謝。

そういえばこのハウジングセット、いつも行っている宜野湾の某器材店でだいぶ安くしてもらえました。いろいろまとめて買ったというのもあって、値切ってお店の方にも頑張っていただいたら、ネットで最安の水中ハウジングのお店よりも安くなったのはビックリ。さすがにネットの方が安いと思っていたので意外だった。しかも、ふだん店頭に金属製ハウジングを置いていないお店で、大量に仕入れているわけでもないので。全て合計で、ネットのお店よりも5万円以上安くなった。聞いてみるものですね。かなり助かりました。

【追記】
光コンバーターは失敗でした。。
だったらアンティスハウジング+イノンストロボにした方が良かったかも。
http://blog.goo.ne.jp/diving-snowman/e/10145f183f0663dd6fa4242fdf9564ac
http://blog.goo.ne.jp/diving-snowman/e/39abd2211d0f8a3ec7b04fa439275c28


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