BLUE HEAVEN

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甲斐バンド『KAI BAND 45th+1 Anniversary FINAL 100万$ナイトin横浜赤レンガ倉庫』

2021-07-14 03:40:13 | LIVE LIVE LIVE!

2021/07/10

やっとこの日が、そして夢のような甲斐バンド23曲の野外ステージでした。
1年延期となって行われたた45周年ツアーファイナル、雨が心配でしたが見事に晴れ真夏日に♪
灼熱の赤レンガ広場特設ステージで、いきなり冷血(コールドブラッド)から炸裂させた甲斐バンド!
まだ見ぬ素敵なロケーションにて、ベスト盤中ベストなセトリで名曲達を連発してくれ圧巻のステージに。
前半は美しい夕陽を浴びながら炸裂する姿が眩しく、後半はライティングが映え珠玉のナンバーがエネルギッシュに。
出来る事なら時間が止まって欲しい程の素晴らしいLiveに、甲斐バンドにまた新たな伝説が誕生した一夜となりました。

               【日時】2021年07月10日(土)
               【会場】横浜赤レンガ倉庫イベント広場特設野外ステージ
               【座席】10列93番
               【開演】17:45
               【終演】20:00
               【観衆】3500人 







ホントに晴れた!!
7月に入り毎日雨で野外ライブなので不安でしたが、甲斐さんの脅威の晴れパワーは健在。
14時半に自宅を出ると真っ青な空が広がり暑いっ、池袋から湘南新宿ラインで横浜から桜木町へGO。











桜木町からはロープウェイを眺めながら歩いて赤レンガへ、めちゃくちゃ暑いっ!!










ヒマワリが映える綺麗な花壇から広場を入り赤レンガへ、特設ステージの白いテントが見えテンションアップ!







久々に来たので海辺へ行くと潮の香りがピンピン、肌がジリジリ凄まじい紫外線です。









開場時間の16時半に皆さんと待ち合わせ、ピクチャーチケットは井出情児さん撮影て素敵なデザインです♪






皆さんと記念写真を、甲斐バンドライブを通して知り合った面々と久々に会えて嬉しかった。






なんと入場すると目の前になっちゃんが、甲斐さんの次女でシンガーの甲斐名都さんです。
この近くには亀和田武さんも見られ、定刻過ぎには船越英一郎さんもやって来て真ん中後方席へと。






WOWOW生中継が入るので気分は高まる一方、座席は何と一席空けずにビッシリ入れてるでは。






あっという間に定刻の17時半が、座席は10列目だけど上手側の一番端から3番目なので斜めサイド。
武道館で言えばアリーナHブロックという感じ、女性陣3人を見易い方にしてボクは一番右に。
10分過ぎても始まる気配はなし、BGMは聴いた事がある洋楽が流れ何と「暑い夏をぶっとばせ」が流れます!
これには一気に場内スタンディング、そうBIG GIGや数々のライブでのSEなのでファンの身体が自然と反応。
しかし音量が小さくどうした事やら。。遂に曲が終わり会場内に拍手が起こるも盛り上がりに欠けてるでは。
「えっ!?大丈夫」と不安でいっぱいに。。するとBGMはまた別の曲に変わり思い切り焦らしてくれる展開に。
さすがキャリア47年のバンド、結局その後2曲が終わると『流民の歌』でのアフリカンパーカションが響きます。
うわっ!こんな演出を待っていただけに嬉し過ぎるでは、ステージにはマックさんから入場して一気にスパーク。
岡沢さんや上原裕も入り貫禄十分、松藤さんの姿が見えると暑いのに鳥肌が立ち一郎も来てデカく見えるでは!!
アフリカンパーカションはあの時と一緒の音源が使われ堪りません、一郎がバンマス的存在となり全員を統率。
そして音源がフィニッシュ!この流れだとオープニングは『翼あるもの』か『きんぽうげ』なのか?と思いきや。
なんと松藤さんの慎重なカウントが入り、1曲目はまさかの『冷血(コールドブラッド)』ではーっ!!!!!
西日から夕陽となった正面からの光が強烈にステージを射し美しい、赤レンガがより赤く染まって甲斐さん登場♪
真ん中ドラム横から入り順光の夕陽を浴びて思い切り唄う甲斐さん、思わず神宮球場JAPAN AIDを思い出します。
言い回しが68歳バージョンになってるもサウンドは一緒、海風で多少音響が流れるも野外ならではの音がイイ感じ。
間奏ドラム音では期待通りに縦エルボーを数回決める甲斐さん、更にエンディングではゾンビアクションを大胆に。
派手に後ろに転んでしまうも2曲目へと、軽快なロックンロールでの『三つ数えろ』ストーンズバージョンに。
ボクの席からは正面海に浮かぶ超豪華客船飛鳥も見え、ステージ裏&サイドの赤レンガ倉庫と素敵なロケーション。
青空と夕陽の下で気持ち良さそうにシャウトする甲斐さん、後半ハーモニカを力強く吹いて見事なフィニッシュ!
ここで甲斐さん、「サンキュー!横浜赤レンガ倉庫へようこそ、1年待ったかいがオーイエッ!あったよ!!」と。
続けて「今日ここに来てくれたみんなは最高の日にするために集まってくれたんだと思う、やるぜ!最後まで!」。
そして自然と始まるかのように『ダイナマイトが150屯』が!!もちろん甲斐さんがマイクスタンドをキック!!!
ライヴではほぼ欠かさず奏でられて来たナンバーは熟していて、30年前も良かったけど今はよりヘビーな感じに。
後半にはバチっと風車式でマイクスタンドを旋回!!!!!大会場でこれが観たかったので嬉しくて嬉しくて♪♪
更には奇声を発しながら頭上を旋回させるアクションも、オープニングから3曲連発で甲斐バンドらしさが全開に。
ここで『フェアリー』のイントロが流れ朗らかなムードに、夕陽がどんどん傾いて黄金色に近付いて行きます。
美しい自然光を受けて丁寧に唄う甲斐さんの姿が印象的、暑さが徐々に和らいで来てより集中力が高まる展開に。
「無国籍なナンバーを演りましょう」と5曲目は『非情のライセンス』、ここで豪華なジャケットを脱ぐ甲斐さん。
いつの間にか松藤さんはアコギにスイッチ、間奏の一郎ギターソロ音色がイイ感じで今の甲斐バンドにしっくりと。
6曲目には『ナイトウェイブ』のイントロが響きワイドなイメージに、夕陽は最高にデカくなってステージを直撃。
青空に少し赤が加わり名曲がドレスアップされた雰囲気に、観客は唄わないけど大きく頭上で手拍子して一緒に。
見所の間奏でのソロパートが凄くイイ、前野さんはサックスで素敵な音色を披露してくれ一郎のギターも最高!!
『シーズン』が7曲目に披露され海を後ろにGOOD、ロマンチックな歌詞が抜群なロケーションとジャストマッチ。 
後半ちょっと歌詞を忘れ誤魔化す甲斐さんに対して、終始美しいコーラスが放たれて綺麗な音色の演奏も印象的。
「ロマンティックな曲をやりましょう」と8曲目には『BLUE LETTER』、思い切りバラードバージョンで静かに。
前半はキーボードメインで徐々にドラムも入りお見事、間奏では甲斐さんがハーモニカから圧巻のアカペラへと。
シンプルでインパクトあるラブストーリーが胸に沁みる名曲は健在、気が付けば夕陽は沈んで少しだけ涼しげに。
ここで「イイ風も吹いて来たし、これで僕は国内の野外は連戦連勝」と、晴れ男ぶりを誇らしげに語る甲斐さん。
9曲目は「『裏切りの街角』をやりましょう」とスタート、コロナ禍ならではの甲斐さんの歌声をじっくりと。
一郎と稲葉さんのツインギター部分が実にイイ、色んな場所でこの曲を聴いて来たけど明るい野外で聴けるとは。
「ドラムの松藤が唄ってくれます、『ビューティフルエネルギー』を」と、松藤さんアコギを持ってセンターに。
ここ数年の中で一番声が出てるけど、1番だけでなくフルコーラス唄うバージョンで中盤歌詞忘れする失態を披露。
それを打ち消すかのように素晴らしかったのが一郎と稲葉さんの間奏のツインギター、後半は盛り返す松藤さん。
ここで甲斐さん・松藤さん・一郎が椅子に「みんな座ったら」と、11曲目は一郎ギターからの「安奈」がしっとり。
他メンバーはひっそり演奏してのアコースティックバージョン、景色を楽しみながらじっくり聴き入りました♪
そのまま座ったまま「 D.W.ニコルズの鈴木健太を!」と甲斐さんが呼び入れ、バンジョーを持って堂々と登場。
ビルボードで鍛え上げられて来たので見事な馴染み具合、フルバンドの甲斐バンド初ステージとは思えません。
何が演奏されるのかワクワクしてると何と『バス通り』では!!バンジョーの音色がかなり効いていてお見事っ。
甲斐さんのボーカルは冴えて松藤さんのコーラスもGOOD、一郎の間奏ギターが切なさを醸し出して最高でした♬
鈴木健太はもう1曲参加し13曲目『かりそめのスウイング』へ、バンジョーからギターへ交換し観客は総立ちに。
これまた見事なグルーブを魅せて2021甲斐バンドらしさ全開、見事なスイングぶりで甲斐さん気持ち良さそう。
もちろんラストは「オーイエーー!!」で締めくくる甲斐さん、仕事人ぶりを披露してくれ鈴木健太は退きます。
ここで松藤さんのカウントが入りドーンと『地下室のメロディー』がスタート、照明に色が入り美しい空間に♪
観客のノリは一気に上昇し手拍子は大きく大胆に、ライブでこの曲を聴くと1981年の武道館を思い出します。
甲斐さんのボーカルは高い声が楽に出てる様子でイイ感じ、コロナ禍において一から体づくりをした効果なのか。
さぁ次は何が!?と期待が高まると一郎のギターイントロが『きんぽうげ』!!!!!ここで出すとは嬉しい♪♪
甲斐さんのマイクスタンドキックはサイドから、やはり高音が冴えていて「♪今夜ぁぁ限りね」の部分が上出来。
自分自身マスクの中で起こる自然現象で思わず唄ってしまうでは、会場内の一体感が素晴らしく最高のひと時に。
いつもは観客に唄わせる部分をしっかり唄う甲斐さんが印象的、WOWOWの録画を観るのが楽しみ過ぎます。
予感的中で16曲目は『氷のくちびる』が!!『きんぽうげ』からの『氷』となると思い出すのが1982年のLIVE。
ボクの中での甲斐バンド史上No1と言える1982.6.17品川プリンスゴールドホールで行われたスタンディングLIVE。
確かあの時も序盤ながら『きんぽうげ』からの『氷』で度肝を抜かれた思い出が、あの衝撃が39年経ち再び。
間奏の甲斐さん×一郎の決めポーズは正面ライトがなく後ろから煌びやかに、松藤さんのリコーダーは封印のまま。
エンディングに近付くと甲斐さんの裏声が響き終わるとマックさんのパーカションが、おっいつもと違うリズム?
進化するマックさんパーカションからのお約束『ポップコーンをほおばって』!!!!!唄いたいけど我慢我慢!!
すると甲斐さんに異変が、イヤモニの調子が悪いのか上手側スタッフに「もっと下げろ!」と猛烈なアピール。
何度もアピールが繰り返され緊張感溢れるステージ上、それでも何も無い様唄い続けてくれる百戦錬磨な甲斐さん。
サビ部分ではもちろん見事に観客の拳が上がりライティングが美しい、後半では一郎のギターが唸りを上げます。
未だ甲斐バンドの中で一番好きな曲なので時間が止まって欲しい気分、だけど信じられないほ程直ぐ過ぎて行って。
そして18曲目は『翼あるもの』が炸裂!!!左隣にいるM美さんが一番好きな曲なので感激してる姿が堪りません。
これまた唄いたいけど我慢我慢、その分「明日はどこへ行こう!」部分の拳上げはいつも力強く突き上げました。
後半テンポアップしてからは興奮の坩堝状態となり覚えてないくらい、これまたあっという間に終わってしまうでは。
本編ラストの『HERO(ヒーローになる時、それは今)』を前に、ここで甲斐さんの熱いMCが。
「サンキュー!!1つのGIGをやるともっと上があるんじゃないかと、その積み重ねで45年やって来ました」と。
「もっと次もっと次に、そういう事での今夜ここ横浜です、こういう状況の中今夜は詰めかけてくれ感謝してます」。
「より平和にみんなが住んでる街も豊かになるように願ってます、HEROを演るよ!」。
ズンダダ・ズンダと松藤さん&上原さんのツインドラム音が最高、そう言えば全くお腹を押さえないで唄う甲斐さん。
ここに来て更に声が出ていて68歳とは思えないアグレッシブな姿が素晴らしい、一郎の間奏ギターがキレキレだ!!
最後は「ヤッベイー!オッベイー」を連呼してのシャウト!!そして自然と「甲斐--!!」の観客の声も。
アンコールは『破れたハートを売り物に』が流れ配列が4人並びではなく、3人トライアングル式に逆戻りでは。
マックさんが叩くパーカションの音色が心地良く、甲斐さんの第一声音がやはり高らかに伸びやかで嬉しいぞ。
そして♬生きることを素晴らしいと思いたい、白熱だけど歌詞がしっかり聴き取れる甲斐バンド野外LIVEがここに、
一郎のギターソロがグイグイと夜空に突き刺さる、17年前の7月に星となった大森さんに届く渾身のプレイが沁みます。
ここでお待ちかねとばかりゴスペル調なアカペラから始まる『嵐の季節』へと、今回もコーラス隊が全く見えません。
自信満々に唄う甲斐さんの姿が絶好調さを物語り素晴らしい、ステージ後方では稲光が何度も放たれる素敵な演出に。
ここで雨が降ったら劇的だなぁ何て思うも、甲斐さんの晴れ男パワーが上回り赤レンガ上空には星が見えるほどでは。
圧巻だったのは後半の演奏ブレイク部分、これには場内唄ってしまいコロナを吹き飛ばせとばかりの一体感が爆発。
松藤さんの歌声が強く聴こえゾクゾク、4月5月ビルボードで演った時のバージョンがフルバンドで体感出来て最高♪
太い声で「ベースギター!岡沢茂!!」とメンバー紹介を始める甲斐さん、マックさんは余裕たっぷりな佇まいで。
強一さんは居ないけど上原さんが来たので今回は新たな魅力が、「ドラムス松藤英男」「リードギター田中一郎!」。
自信に満ちた相変わらずカッコイイ甲斐さんの紹介から、見事なタイミングで『アウトロー』が始まります!!!!!
密かに期待する「やりきれないないさー」の部分は上げてくれず下がったままだけどイイ、タフな甲斐さんが眩しい♪
オープニングは不安定だった音響もすっかり安定、赤レンガが浮かび上がる光景をバックに『アウトロー』炸裂です。
一旦下がってWアンコールスタイルでオーラスの『100万$ナイト』が、ここ数年と同じバージョンで始まります。
僕の席からだと松藤さんは見え難く甲斐さん&一郎が存分に、気迫に満ちた二人の姿を思い切り胸に焼け付ける事に。
数々の武道館・BIG GIG・薬師寺・シンフォニーなど、大舞台では欠かせない珠玉のナンバーが新たな景観で輝く日。
甲斐さんの猛烈シャウトは健在で更に上へ上へ、一郎のギターが素晴らしく音もデカイので願ったり叶ったり!!
最大のお楽しみでもあるミラーボールは後方から薬師寺スタイルで出現!!!甲斐さんの叫びに酔い続けました。




終わって直ぐに思った事が2つ、またここで演って欲しい気持ちと、とにかく武道館で見たいと。




規制退場を待ちながら、今回はビーチライフ石垣島のTシャツを着ての参戦。





【セットリスト】

01.冷血(コールドブラッド)
02.三つ数えろ
03.ダイナマイトが150屯
04.フェアリー(完全犯罪)
05.非情のライセンス
06.ナイトウェイブ
07.シーズン
08.BLUE LETTER
09.裏切りの街角
10.ビューティフルエネルギー
11.安奈
12.バス通り
13.かりそめのスウイング
14.地下鉄のメロディー
15.きんぽうげ
16.氷のくちびる
17.ポップコーンをほおばって
18.翼あるもの
19.HERO(ヒーローになる時、それは今)

E1.破れたハートを売り物に
E2.嵐の季節
E2.漂白者(アウトロー)

E4.100万$ナイト





【バンドメンバー】

Vo:甲斐よしひろ
Gt:田中一郎
Dr:松藤英男
Per:Mac清水
Key:前野知常
Ba:岡沢茂
Dr:上原ユカリ裕
Gt:稲葉政裕
Gt:鈴木健太




Cho:Wolf
Cho:藍谷凪
Cho:海
Cho:あき




赤レンガからの帰りは山梨のMさんと一緒に。
桜木町まで歩いてJRへと、5月のビルボードの時みたくみなとみらいの夜景が最高でした♪







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