
私は趣味で自転車をやっている人間ではないので、とてもドライな目で自転車を見ているのですが、それでもSALSAの魅力には抗えず、どんどん集めてしまいました。

まずは、一番大事な乗り味ですね。
彼らは金属材料の特性を良く分かっているので、チタン・カーボン・ステンレス・アルミ・スチールを適切なモデルに投入しています。
たとえば、ファットバイクはフレームがしなやかであろうがなかろうが、タイヤの持つ特性が乗り味におけるしなやかさのほぼ全てを占めてしまうので、重いホイールを受け止めるために軽くしながら剛性を稼げるカーボンやアルミにしています。チタンもありますが。
逆にロードやツーリング車は、フレームの乗り味に占める割合がでかいので、スチールを中心に使用しています。
よって、乗ってみると、しゃっきり感としっとり感がどのバイクも上手くバランスされており、ちょっと乗っても、長く乗っても気持ちよく走ることが出来ます。

次に塗装の素晴らしさですね。
基本的に自転車の塗装は工具が当たっただけで剥げてしまうような弱いものが多く、MTBの使用用途を考えると心もとないものなんですが、SALSAは全然傷つきません。
塗装がパキッと剥がれることなんて考えられず、コンクリートにこすったりしなければ大丈夫です。クリアーが厚いので、ちょっとこすれた傷が入ったなと思っても、クリアー層で止まってます。実際にレースでガンガンに使っている私のMUKLUKはチェーンステイ一箇所以外傷はありません。

最後にシルエットですね。
長く自転車に携わっていればいるほど、一目見ただけで「これは走るぞ!」と感じるものがあります。
前後バランスが良く、凝縮感がありながらエレガント。ストレートチューブを使っていますからシンプルでもあります。ハイドロフォームのバイクは理にかなっているかもしれませんが、エレガントさを感じるフレームはあまりないですよね。
実際にご購入していただいた方々は皆、とても気に入って大事にしておられます。
趣味のものですので、所有欲を満たすことが一番大事ですよね。
趣味で自転車をやってない私までコレクションしてしまうので、かなり危険なブランドであることは間違いありません。
そしてその中でチタンはまた特別な乗り味を持っているので、さらに危険です。