2008.11.8 ホラー

風呂上がり、酒でも呑んで明日に備えて早よ寝よ…
と、グラスと氷を用意していたら…

「冷蔵庫にケーキあるけん食いんしゃい」
と、母上。

ケ…ケケケ…
ケーキ！？

しかも…

苺！！

思い起こせば10月17日…
自身の誕生日に出会えなかった苺…
まさかこんな形で会えるとは…(涙)

まるで『嗚呼！バラ色の珍生』の再会シーンのような感動に包まれるワタクシ。

よし！善は急げ。
母ちゃんの気が変わらぬウチに食わねば…！

貪り食うワタクシ。

ンマイ！！
ありがとう…母上サマ！！

(以下、母と息子の会話)

母「美味かね？」

俺「うん」

母「アタシの誕生日に友達から貰ったと」

俺「ふ～ん」

母「花とかも貰ったばい」

俺「へ～」

良い友達持って幸せ者やな、母ちゃん。

……

ん…？待てよ……
母ちゃんの誕生日は…
11月4日…

賞味期限を確認…
11月5日…

……！
も…もしや…

毒味……！？


ハ…ハハハ……
まさか！んなワケ無いやん！
そう、そうよ！
考え過ぎよね！
疑ってゴメンよ、母ちゃん…


被害妄想な自分を反省していたワタクシの耳に戦慄の一言が…！


「どげんも…なかね…？」
ニヤリ…


Νoooooooooo………………
(フェードアウト)