高速船

これも速かった。

ファランがカップルで乗ってただけなんで貸切かも？
景色の向こうから爆音と共に水面をスキップしながらやってくる姿は感動した（笑。

んで、桟橋に客を降ろしてエンジン見たら、またびっくり。

ISUZU TURBO

えぇ！これエルフのターボエンジンかいな！？

マフラーは当然のように直管。
本来あるはずのミッションは繋がってなく、
クラッチディスクにシャフトが挿さってる（笑。

もちろんシャフトの先には3枚羽のプロペラ。

舵は無さそうで、本体ごと前後左右に振れるような感じ。
持ち手部分にはレバーが仕込まれ、
発進時にはクラッチ辺りに挿さってるリンクが動いてた。

船頭のおっちゃんは、やや半クラ気味で繋いでプロペラを回し、
荷重が後ろに来た瞬間に握ったレバーを放す。
クラッチケース辺りから摩擦音がして爆音と共に船が滑り出した。


おぉ!これ乗りたい！（笑。


去って行く船を見ながらふと思った。
ターボどこに付いてるねん（笑。

明らかにマフラーは直管やったし。
ヘッドカバーだけか。
しかし全体に手入れの行き届いたエンジンやった。

ディーゼルエンジンやろうけど、
実質負荷が無いから吹き上がりも軽い軽い。
綺麗なエンジンって事は最近の型番か。
そうなると燃調も電子制御！？

いやいや、この船にこのおっちゃん。
エレクトロニクスの「エ」の字も無いと思うけど。

あぁ、この船どうやったら乗せて貰えるんやろ？
桟橋で出て行く前に捉まえて交渉するんやろうか。


「どこ行きますか？」

いや、その辺を行ったり来たりでえぇねんとか。
通じへんやろうなぁ。