祈りを、うたにこめて

祈りうた(でくの坊  草抜き)  

草抜き

 

 

庭の草を抜いた

その草のすぐわきのクローバーは抜かなかった

クローバーにはほんの小さな花が咲いていた

 

草だけと花をつけた草と

違いがあったのか おれには。

名のある草と名無し草と

違いはあったのか おれには。

 

おれの心のなかに草だけの草が茂っている

おれの心のそとに花をつけた草が咲いている

 

―おれが草なら抜かれるほうだな

そう思いながら場所をかえて草を抜いた

 

ちょっとだけていねいに。 

ゴメンネなどと言いながら

 

 

●ご訪問ありがとうございます。
このごろ「自画像」へのこだわりが出てきました。ようやく自分の「貌(かお)」に向き合う勇気が出てきたような気がします。
卑下せず、ごうまんにならず、神さまの光によって自分の貌が照らされていけたらいいと思います。

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