ヨーロッパで国民投票が2つあり、オーストリアは大統領選で自由党が敗れ緑の党が勝ったが、イタリアの憲法改正投票ではレンツィ首相現政権の否決とも言える改正阻止となった。まあ1勝1敗なら良い方であろう。いずれにしても、トランプショックを考えたら、今後も欧米諸国の移民排斥志向の流れは続くと考える。
とはいえ、この傾向を全て悪いとは考えない。移民排斥は国内秩序を悪化させる一方、自国ファーストで他国への干渉をしないと言うことでもあり、最終的に大きな軍縮に進むのではないかと言う期待をしている。
先ずトランプは、移民で徴兵に応じた人々に対し、グリーンカード(アメリカ永住権)の発行を確実にやめるだろう。つまり、軍事大国アメリカの軍縮が始まる。米国はシリアへの空爆をやめるだろう。それは必ずしもISに資するとは限らない。同時にISの資金源も絶たれるはずだ。沖縄から米軍基地がなくなるのはそう遠い未来の話ではなくなった。要するに、経済縮小が軍事縮小をもたらす。
国内の移民排斥ごときで経済が良くなる訳でも、就職率が上がる訳でもない。だから経済は縮小し続け、軍事も縮小し続ける。
唯一、中国だけが軍事拡張をするだろう。西方のチベットやウイグルの独立志向を武力で抑える傾向は変わらない。しかし、フィリピンのドゥテルテ大統領のアクロバティックな外交戦術には学ぶものがある。南シナ海の進出があったにも関わらず、アメリカ嫌いなドゥテルテは中国と友好関係を築いた。そして、嫌いだったアメリカとも、トランプ大統領とならうまくやれる、と近づいてみせた。
日本も生理的に受け付けない、なんて言ってないで、中国を味方にしアメリカとも友好関係を築きつつあるフィリピンを見習うべきである。
とはいえ、この傾向を全て悪いとは考えない。移民排斥は国内秩序を悪化させる一方、自国ファーストで他国への干渉をしないと言うことでもあり、最終的に大きな軍縮に進むのではないかと言う期待をしている。
先ずトランプは、移民で徴兵に応じた人々に対し、グリーンカード(アメリカ永住権)の発行を確実にやめるだろう。つまり、軍事大国アメリカの軍縮が始まる。米国はシリアへの空爆をやめるだろう。それは必ずしもISに資するとは限らない。同時にISの資金源も絶たれるはずだ。沖縄から米軍基地がなくなるのはそう遠い未来の話ではなくなった。要するに、経済縮小が軍事縮小をもたらす。
国内の移民排斥ごときで経済が良くなる訳でも、就職率が上がる訳でもない。だから経済は縮小し続け、軍事も縮小し続ける。
唯一、中国だけが軍事拡張をするだろう。西方のチベットやウイグルの独立志向を武力で抑える傾向は変わらない。しかし、フィリピンのドゥテルテ大統領のアクロバティックな外交戦術には学ぶものがある。南シナ海の進出があったにも関わらず、アメリカ嫌いなドゥテルテは中国と友好関係を築いた。そして、嫌いだったアメリカとも、トランプ大統領とならうまくやれる、と近づいてみせた。
日本も生理的に受け付けない、なんて言ってないで、中国を味方にしアメリカとも友好関係を築きつつあるフィリピンを見習うべきである。