欺瞞的善人の悲哀

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尖閣クーデターは止まず 「法を犯した民主さん」有罪 - 尖閣事変4

2010-11-17 23:35:18 | 中国共産党
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尖閣クーデターは止まず 「法を犯した民主さん」有罪 - 尖閣事変4
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尖閣事変 政府対応時系列記 2010

09.07 尖閣事変勃発 スパイ船衝突
09.08 中国漁船船長逮捕
09.24 政府・民主党による政治主導で、中国漁船船長が処分保留のまま釈放
10.18 馬淵国交大臣により、衝突映像が「機密扱い」となる
11.01 一部の国会議員らに映像が公開される
11.04 義士・sengoku38 さんにより、映像がネット上に流布される
11.11 政府・民主党が 鈴木海上保安庁長官の更迭を発表


国会議員とは国民の代表であり、日本の場合も「代表民主制」により選ばれた者が指揮権を得る仕組みになっている。そこにはもちろん両院制などの自浄システムも備えられるが、野党は 11.15夕、馬淵澄夫国土交通相と仙谷由人官房長官の不信任決議案を衆院に提出し、否決された。 自民、公明、共産、みんな、立ち上がれ日本の各党は賛成票を投じた。

民主党政権と仙谷官房長官は、その発足前後から、親中路線と誤魔化しを重ねてきた。 そして今回の尖閣事変にて、保安庁巡視船に体当たりを掛けた中国船長が、09.08逮捕されるが、09.24には、処分保留のまま釈放された。

那覇地検の鈴木亨・次席検事は、「被疑者はトロール漁船の一船長で、本件は、みずきの追跡を免れるためとっさにとった行為と思われ、計画性等は認められず、被疑者には我が国での前科等もありません。加えて、我が国国民への影響や今後の日中関係を考慮すると、身柄拘束を継続して捜査を続けることは相当でないと判断しました。」と述べた。  ・・・・・・・ つまり、衝突船長を罪に問わない。 ・・・・・・・ ということである。

さて、果たして、日本国とは、計画性が無く前科も無ければ「無罪放免」される国家だったのか。あるいは、「領海侵犯」は放免される行為か。 大いに疑問だが、彼はまた「今後の日中関係を考慮すると」とおっしゃる。 民主党政権が、「政治主導」を謳い「宮崎口蹄疫災害を発生させた」ことは記憶に新しいが、今回の釈放もまた、民主の「政治主導」による「人災」なのか。 そのように感じる国民は、何割に登るのか。

今回の船長の釈放は、「法治国家日本」の崩壊を象徴するが、今回の民主の姿勢は中国そっくりだ。 民主党はそもそも共産主義なので、共産独裁国家中国に倣うのは当然である。 このようにして、「法を犯した」民主さんだが、09.24釈放後、10.18、馬淵国交大臣が、衝突映像を「機密扱い」とした。 11.01には、一部の国会議員らに映像が公開され、11.04 に、尖閣義士・sengoku38氏によって ネット上に流布されることになった。

しかしこの、馬淵氏の「映像の機密扱い」は何を目的としたのか。  現時点で、「そもそも該当映像自体が、日本としてそこに非は皆無であり、初動段階で公開すべきものであった」、という見方が大きい。 しかも、中国人船長の刑事裁判が開廷されるのであればいざ知らず、その可能性を、あらかじめ政府自ら放棄してしまっている。 民主党が、法を犯して釈放した、その嘘がバレ無いために、隠す必要があったのか。これはつまり、「欺瞞を欺瞞で塗り固めるための指示」であり、「中国お得意の情報統制体制」の模倣だったのか。 であれば、映像流出者・尖閣義士・sengoku38 さんは、政権の嘘を暴いた「検察者」であると言えるだろう。

奇妙なのは、2001.12 海上保安庁が北朝鮮不審船の攻撃を受け、防衛応戦した際の映像は、機密扱いされておらず、公に公開されていることだ。 この際は、日本側の砲撃により不審船から炎が上がり、不審船は自爆して乗員は全員死亡している。




北朝鮮不審船対応2001


実際、政府によるプレミア上映会を見た一部議員から、虚偽報告が成された。  「う~む、この程度だったのか」(田中康夫)「衝撃があるような当たり方じゃない。ぶつかる瞬間はカメラの位置からして見えない」(小林興起) また、社民党の福島瑞穂はこう表現していた。「コツンじゃないけど、まあ、とにかく当てて逃げるという印象ではありました」 福島は、「コツン」という擬音を用いた。「コツン」である。 オマエの頭がコツンだろう。そのまま、国会議員限定の公開で終わっていたならば「コツン」で終わっていたのである。「日本にこそ非がある」と、中国は相変わらずにはばからずにデタラメを言う。これが、共産国家伝統の、偏向報道/情報統制というものだ。 そして、わが国の名誉は貶められているのに、ビデオすら限定公開という姑息な形で、政府は済ませようとした。 恫喝に屈した戦後最大の外交敗北すら、惚けて認めない。  そして管政権は、「初動段階で公開すべきものであったはずの」「勝手に機密化した」情報の漏洩の責を果たすべく、鈴木海上保安庁長官の更迭を発表した。





しかし果たして、今回の尖閣事変にて引責辞任すべきは誰か、その罪状は?  政府が外交関係を考慮してビデオを公開しないと決定している以上、そのビデオは「機密」に該当し、それをYouTubeに投稿して一般人が閲覧可能な状態に置くことは「漏洩」に当たるだろう。 つまり、sengoku38さんは、流出行為により国益に貢献したが有罪となり、民主政権は、国を貶めているが罪には問われないことになる。  「菅政権がまずはじめに国益を損ね、今に至るまでそのことに気づかない」と識者は言うが、これは間違いである。 民主党はそもそも、日本国を貶め、中華/朝鮮の利とするべく稼動する政党だから である。 故に、ここまでの、普天間基地移転問題をはじめとする日米関係の揺らぎや悪化も、民主政権にとってはどうでも良い事項となる。

「政治主導」を謳い 勝手な釈放をし、その後、「証拠隠蔽工作」をしておきながら、責任は「現場」に取らせる。 これが、民主党政権である。これは、法に問われない粛々とした欺瞞であり、中国共産党のやり方そのものである。  海上保安官の仕事とは、恐らく、「国の安全や秩序を守る」ことだろう。今回の彼の仕事(ビデオ流出)は、まさにそれだ。 日本国民として、そこにはまったく感謝以外に無い。

この有様に、我らの管首相は11.08、CNNの取材に応じ「5年、10年後に振り返ったときに、自分の内閣が冷静に対応したことはきちんと評価されると確信している」と述べたが、正に付ける薬が無い人物である。 彼の言う「5年、10年後」とは、「中国の属国に成り下がった日本」を示しているからだ。


※参考:仙谷官房長官、中国と密約を結んでいた!映像非公開も、映像流出に苛烈なのも、全ては己が面子の為。唖然。

仙谷氏は「外務省に頼らない中国とのルートが必要だ」と周辺に漏らし、日本企業の対中進出に携わる民間コンサルタントで、長く親交のある篠原つかさ氏に中国への橋渡しを依頼。調整の末、民主党の細野豪志前幹事長代理の訪中が実現した。 「衝突事件のビデオ映像を公開しない」「仲井真弘多(沖縄県)知事の尖閣諸島視察を中止してもらいたい」--。 細野氏、篠原氏、須川清司内閣官房専門調査員と約7時間会談した、中国の戴秉国(たいへいこく)・国務委員(副首相級)氏らはこの二つを求めた。報告を聞いた仙谷氏は「要求に応じる」と中国側に伝えた。


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まだ言うか



5年、10年後に振り返ったときに、自分の内閣はきちんと評価される


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19 Comments

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Unknown (Unknown)
2010-11-18 00:19:27
【海保職員「流出」】海保長官更迭へ 仙谷氏「長官に重い責任」馬淵国交相は「問わない」
2010.11.11 00:12  http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101111/plc1011110014000-n1.htm

神戸海上保安部の海上保安官が関与を認めたことを受け、政府は10日、鈴木久泰海上保安庁長官の監督責任は免れないとして、更迭する方針を固めた。仙谷由人官房長官は同日の記者会見で「強制力を持った執行部門は、それなりの強い権限がある代わりに、強く重い責任を負う」と述べ、長官の更迭が不可避との認識を示した。民主党幹部も同日、「鈴木長官の責任は免れない」と述べた。

ただ仙谷氏は、馬淵澄夫国土交通相に関しては「政治職と執行職のトップの責任のあり方は違う」と、責任を問わない意向を表明した。
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Unknown (Unknown)
2010-11-18 14:08:39
佐々淳行さんホームページ より 
尖閣事件ビデオ流出について(2010.11.8) http://www.sassaoffice.com/cn16/pg137.html

尖閣諸島中国漁船体当たりのビデオが流出した件で、内閣も国会もマスコミも、国家の秘密に当たるビデオ映像が流出したことは、警視庁公安部の国際テロ資料がインターネットに流出した問題に続く大失態で、危機管理上の大問題だと大騒ぎし、「どうしてこんなことが起きたのか?(Why did it?)」ではなく「誰がやったのか(=犯人捜し、Who did it?)」に狂奔しています。

しかし、国家危機管理上の問題としては筋違いだと思うのです。

尖閣問題が示す日本国家危機管理上の最大の教訓は、四面海に囲まれた海洋国日本の海の守り、すなわち「海防」が戦後65年間なおざりにされ、日本の領土である離島が次々と外国に奪われている事実に鑑みて、大急ぎで領土・領海の守りを強化すべきだということではないでしょうか。

この犯人捜しの大騒ぎは、菅内閣が初動措置で犯した危機管理上の大失敗、つまり逮捕した船長を中国側からの恫喝に屈して超法規釈放したこと、そして中国側の理不尽な圧力に媚態を示して、中国漁船の不法性を立証するビデオ映像を情報統制して不公表とした菅総理、仙谷官房長官の判断ミスの責任こそが問われるべき事件でした。
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尖閣映像について (gaisenmon)
2010-11-18 16:18:48
機密事項になるまで一月以上、マスコミが積極的に動かなかったことが発端にあると思う。そうすれば政権ももっと早く処置に動いただろう。フジタ社員の拘束は言い訳にすぎない。シナの非をならすチャンスでもあったのに。政権、マスゴミがチョーセン系に乗っ取られているという噂は本当だったことが明らかになりつつある。左翼、リベラルとはシナ、チョーセン利権の謂いに他ならない。自民にいた人もいるので、と気楽に考えて投票したのではないか。これほど酷いとは。考えれば自民の落ちこぼれだったのだ。
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Unknown (Unknown)
2010-11-18 22:25:44
>機密事項になるまで一月以上、マスコミが積極的に動かなかったことが発端にあると思う。
>そうすれば政権ももっと早く処置に動いただろう。フジタ社員の拘束は言い訳にすぎない。
そもそも機密とすべき内容ではない映像である。 仙谷が中国と密約して隠すべき事態となった。
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Unknown (Unknown)
2010-11-19 12:01:48
民主・松崎議員が自衛官を「恫喝」か 「俺を誰だと思っている」
2010.11.18 01:30  http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101118/crm1011180131004-n2.htm

ところが、松崎氏は歩行者はいないとして車を寄せるよう指示。隊員が拒否したところ、「おれをだれだと思っているのか」「お前では話にならない」などと発言した。

別の隊員が松崎氏の秘書が運転する車を逆走させる形で寄せると、「やればできるじゃないか」という趣旨の発言もした。誘導担当の隊員が「2度と来るな」とつぶやくと、松崎氏は「もう1度、言ってみろ」と迫ったとされる。こうした過程で、松崎氏が誘導担当の胸をわしづかみにする場面もあったという。

松崎氏は産経新聞の取材に一連の発言をすべて否定し、「(隊員の)体には触れていない」と述べた。一方、「(受付を通り越して)駐車場でしか車を降りられないなど誘導システムが不適切だと指摘はした」と説明し、「隊員に2度と来るなと言われたことも事実。(自分は)何も言っていない」と話している。
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Unknown (Unknown)
2010-11-20 01:57:46
仙谷聞け!命がけ逮捕劇…巡視船船長「中国は100隻で挑発」2010.11.19
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20101119/plt1011191617006-n1.htm

中国漁船に衝突された海上保安庁の巡視船「みずき」の船長らが今月、沖縄県石垣市で自民党調査団の事情聴取に応じ、事件当時、尖閣諸島の領海線上に中国漁船約100隻が陣取り、領海侵犯を繰り返していたことを明らかにした。調査に加わった森雅子参院議員が夕刊フジの単独取材に答えた。当事者の肉声が明らかになるのは初めてで、「ビデオの流出犯扱いもされ、大変つらい思いをした」などとこぼしたという。

「みずき」船長らの説明によると、事件当日は領海線上に陣取った中国漁船100隻のうち、30隻ずつ1集団となって領海に侵入し、マグロ漁などを行っていた。海保の巡視船は個別に漁船に近づいて領海外への退去を命じていたが、1集団が退出すると別の漁船が侵入するいたちごっこ。ある意味、組織的に日本側を挑発していたわけだ。

そうした中で起きた漁船衝突事件。中国漁船は2度目の衝突事件を起こした後、約2時間にわたって蛇行しながら逃走劇を繰り広げた。

石垣海保は、拳銃など武器を携行した中国船も摘発した経験も持つ。船長らは「今回も中国側はどんな武装をしているか分からなかったが、相手船に乗り移る時は転落を避けるため、軽装にならざるを得なかった」と言及。まさに命がけの逮捕劇だったという。

ただ、「逮捕の際に保安官が海に転落し、中国人がモリで突いた」との噂については、船長らはこれを完全否定。「強制的に乗り移った後は中国人らは驚くほどおとなしかった。船長以外は雇われの身で、ほとんど事情を把握していなかった」と証言したという。

一方、逮捕の是非は現場で判断できないため、「追跡から中国人取り押さえまで、一連のビデオ映像を衛星回線で(海保本庁などに)飛ばした」という。それだけに、仙谷由人官房長官や前原誠司国交相(当時)も、事件当日に一連の映像を見た可能性が高い。森氏は「明らかな犯罪行為を目の当たりにしながら、処分保留で釈放した判断はどう考えてもおかしい」と指摘する。

実際、危険な中国人の実態を他の海保関係者と共有するため、映像は海保のネットワークで共有。海保側は「2001年に海保巡視船と交戦した北朝鮮工作船の例もあり、当然、今回も映像は公開されると思った」ためだ。

しかし、政府は中国におもねり非公開を決定。そうならばビデオの厳重管理が不可欠になるはずだが、政府が出した指示は事件から1カ月以上たった10月18日、海保本庁と沖縄の第11管区海保本部、石垣海上保安部で「映像管理責任者」を1人ずつ選んだだけ。具体的な管理方法の指示は一切なかったという。

また、調査団は、中国人船長の身柄が送検された那覇地検の上野友慈検事正らとも面会。

仙谷氏はビデオが衆院予算委員会に提出された10月27日、同委に「視聴される方の範囲も含め、極めて慎重な取り扱いに特段のご配慮要望いたします」との要望書を提出した。しかし、上野氏によると、政府は地検にビデオを厳重管理するような指示は出さなかったうえ、地検も石垣海保などに指示しなかったという。

仙谷氏は映像を流出させた神戸の海保保安官(43)に厳しい処分を科す方針を示唆しているが、手軽に映像を入手できる環境があった以上、処分の根拠は極めて乏しくなったともいえる。

ビデオを流出させた保安官が名乗り出るまで、石垣海保は捜査当局などから犯人扱いされ続けたが、時枝俊次郎第11管区海上保安部次長は「大変つらい思いをしたが、下を向いていたら国境は守れない」と力強く語ったという。果たして仙谷氏は、この叫びをどう聞くのか。
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Unknown (Unknown)
2010-11-20 23:39:14
中国の漁業監視船2隻、夜も接続水域内で航行
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101120-OYT1T00811.htm

尖閣諸島の魚釣島の西北西約37キロの接続水域内(日本の領海の外側約22キロ)で20日朝、哨戒していた海上保安庁の航空機によって確認された中国のヘリ搭載型の最新鋭漁業監視船「漁政310」と別の漁業監視船「漁政201」は、同庁によると、20日夜も同水域内で航行を続けた。

同庁は巡視船数隻を並走させ、領海内に入らないよう無線などで警告したが、漁業監視船は「我々は正当な任務に当たっている」と応答したという。

第11管区海上保安本部(那覇市)によると、「漁政310」と「漁政201」は同日午前、同水域内で確認されて以降、日本の領海の外側約1~2キロで航行を続けている。同日午後9時現在、「漁政310」は魚釣島の南東約33キロ、「漁政201」は同約32キロで確認されている。

(2010年11月20日22時26分 読売新聞)
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Unknown (Unknown)
2010-11-23 00:20:57
【私も言いたい】テーマ「尖閣ビデオ問題」 海保職員、95%が「支持」
2010.11.19 07:17  http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101119/plc1011190720008-n1.htm

今回のテーマ「尖閣ビデオ問題」について、16日までに2万773人(男性1万4822人、女性5951人)から回答がありました。「映像を流出させたとされる海保職員を支持するか」については、95%が「支持する」と回答。映像を非公開としてきた政府を評価する声はわずか2%、「今からでも映像を公開すべきだ」とする意見が98%に達しました。

                   ◇

 (1)映像を流出させたとされる海保職員の行動を支持するか

    95%←YES N O→5%

 (2)映像公開を避けてきた政府の対応を評価するか

     2%←YES N O→98%

 (3)政府は今からでも映像を国民に公開すべきか

    98%←YES N O→2%

                   ◇

 ○“内部告発”だ

海外在住・女性会社員(42)「事なかれ主義しか残っていない日本人の中で出た彼の行動に、まだまだ捨てたもんじゃない、という希望がわいた」
神奈川・無職男性(69)「事件の当事者を釈放しておきながらビデオ云々(うんぬん)との政府の主張は議論のすり替え。マスコミは事の本質を外さないでほしい」
福岡・男性会社員(47)「海保職員は、守秘義務違反には当たらない。秘密にしたい人にとっての秘密でしかない」
大阪・女性会社員(59)「ビデオを公開して、国民と国際社会に見てもらうべきだ。なぜ公開しないのか分からない」

愛知・男性会社員(38)「これは民主党も推奨してきた『内部告発』として扱う事例であり、罪に問うべきではない」
神奈川・男性会社員(36)「今回の流出事件は民主党政府の初期対応の失敗から起こったこと。責任を海上保安庁になすり付けるのは言語道断だ」

●許されない行為
福岡・男性会社員(56)「個人的には海保職員の取った行動に拍手したいが、国家公務員として、やはり許されない行為だ」
富山・男性自営業(46)「いかなる理由があろうと、情報漏洩(ろうえい)は司法警察職員として許されない。政府のビデオ非公開問題とは別に考えないと、国民が選んだ政治家によって統治するという『ガバナンス』がゆがめられてしまう」

カナダ在住・女子大生(31)「気持ちはわかるけど、ルールを破るのはよくない。これを支持してしまうと、今後大きな問題になると思う」
佐賀・主婦(57)「国家公務員としての義務は履行せず、国民の『知る権利』を主張する海保職員の行動はおかしい」
岐阜・無職男性(73)「日本は法治国家であり、法を守れない公務員がいては国家が成り立たない。法に携わる人は冷静でなくてはならない」
新潟・男性会社員(40)「職員を英雄視する風潮に嫌悪感を抱く。懲戒処分も刑事罰も科すべきだ。その上で解散総選挙をしろ、といいたい」
神奈川・男性会社員(33)「ビデオ公開の是非はともかく、政府の方針として『非公開』としたのだから、それに背いて一海上保安官が公開したのは国家の統制上重大な問題。厳正に処分することを望む」

【用語解説】尖閣ビデオ問題 

中国漁船衝突事件の状況を海上保安庁が撮影したビデオ映像をめぐっては、11月1日に衆参予算委の理事ら一部の国会議員が6分50秒に編集された映像を視聴。4日、約44分の映像が動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」に流出しました。10日には神戸海上保安部の海上保安官(43)が流出を上司に告白。国家公務員法(守秘義務)違反の疑いで事情聴取が行われてきましたが、捜査当局は逮捕せず、任意での捜査を継続しています。

                   ◇

次回も「尖閣ビデオ問題」

沖縄・尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件の映像流出を告白した海上保安官(43)に対する任意捜査が続けられています。そこで、(1)海上保安官を逮捕しないとする捜査当局の判断を評価しますか(2)映像流出について、仙谷由人官房長官、馬淵澄夫国土交通相に責任はあると思いますか(3)菅政権の対中外交を評価しますか-について、あなたの意見を聞かせてください。意見は11月23日午前11時までにMSN産経ニュースへ。結果は産経新聞の紙面(26日)とMSN産経ニュースで発表します。手紙やファクスはご遠慮ください。

                   ◇

結果と応募はMSN産経ニュース「eアンケート」
(http://sankei.jp.msn.com/topics/culture/3341/clt3341-t.htm)へ
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Unknown (Unknown)
2010-11-23 00:27:56
【高橋昌之のとっておき】忘れてはならない国辱的な日中首脳会談
2010.11.20 18:00  http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101120/plc1011201801012-n1.htm

横浜市で開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせて、菅直人首相と胡錦涛・中国国家主席との日中首脳会談が13日、行われました。会談はわずか22分間でしたが、菅首相と胡主席の振るまいは、日本国民にとって「恥ずかしくてみていられない」ものでした。国際的にも「日本は中国に頭を下げた」と映ったことでしょう。

明らかに日本外交にとって大きなマイナスになりました。私はこれならやらなかった方がましだとさえ思います。日本のマスコミは熱しやすく冷めやすいところがあって、この国辱的な会談もすぐに忘れられてしまうかもしれません。しかし、この影響は今後も引きずることになりますから、決して忘れてはなりません。1週間前のことですが、あえて今回のテーマとしたいと思います。

まず、私が唖然(あぜん)としたのは、取材が許された会談冒頭での両首脳の振る舞いです。胡主席は会談の部屋に入ってきたときは、上着のボタンをとめていましたが、席に座る瞬間、ボタンを外しました。この行為に気づいた方はどれだけおられるでしょう。

両首脳ともにボタンを外して、あるいは上着を脱いでフレンドリーな会談をしましょうというなら分かりますが、一方だけがボタンを外すというのは極めて失礼な行為です。

これは何を意味しているのでしょうか。「日本側の話を聞いてやる」という態度にもみてとれますし、胡主席には「これは正式な会談ではない」ということをアピールするねらいがあったと思われます。この映像は動画サイトのユーチューブなどでごらんになれますので、確認してみてください。

一方、菅首相の態度は、さんざん報道されていますので、ご承知だと思いますが、メモを読み上げ、ほとんど胡主席の顔を見ることができませんでした。中国専門家らが「これは中国では部下が上司にとる態度と受け取られる」と解説していましたが、解説を待たずしてごらんになった国民の方々もそう思われたことでしょう。

この会談冒頭の様子は、日本国内だけでなく、中国、そして世界にも発信されました。まさに日本の国際的地位をおとしめたことになるのです。

菅首相は翌14日の記者会見で、日中首脳会談では「尖閣諸島はわが国固有の領土であり、この地域に領土問題は存在しないとの基本的立場を明確に伝えた」と強調しました。しかし、胡主席も会談で「尖閣諸島は中国固有の領土」と発言しています。つまり、双方が領有権を主張した形で、第三者からみればまたしても「領土問題が存在する」ということになってしまったのです。

菅首相は「基本的立場を伝える」だけではいけなかったのです。尖閣諸島は歴史的にも国際常識的にも日本固有の領土であることは明白なのですから、中国が領有権を主張したら、それに毅然(きぜん)と抗議し、撤回させる努力をしなければならないのです。

しかし、そんな気構えは菅首相にはなかったと思います。「APECで胡主席が来日しているのに、日中首脳会談が行われないとなれば、責任を問われてまた内閣支持率が下がる」と考えたのでしょう。日中首脳会談の開催は、首相の指示を受けて外務省の事務方らが折衝を重ねて、ようやく直前になって決まりました。この経緯からも、日本側が会談を「お願い」して、中国側が「応じてあげた」という構図が浮かび上がってきます。会談前から中国側の戦略勝ちだったわけです。

菅首相は記者会見で、日中関係を「就任時の6月に戻すことができた」と自画自賛しましたが、「戻す」どころか「連戦連敗」が続いています。中国は日本の首相が菅氏である限り、あるいは首相が菅氏から代わっても、よほど中国に対して毅然とした姿勢をとらない限り、現在の強気の姿勢を崩すことはないでしょう。

前回のコラムでも指摘しましたが、こうした中国への弱腰は他の国との外交にも影響します。その典型例が、やはりAPEC首脳会議中に行われた日露首脳会談です。菅首相はメドべージェフ・ロシア大統領が北方領土・国後島を訪問したことに抗議しましたが、メドべージェフ大統領は「自分が北方領土に行くのが悪いことなのか。当然のことだ」と反論しました。

これも菅首相が「日露首脳会談を行って、大統領の北方領土訪問に抗議しなければ、批判を浴びて内閣支持率が下がる」と、政権延命ばかりを考えてのことでしょう。しかし、抗議は形だけのものに終わり、逆に大統領は開き直りともとれる発言をしました。

ロシアの有力経済紙コメルサントは、日露首脳会談を受けた記事の中で、「もはやロシアは日ソ共同宣言(1956年)に基づく形での領土交渉は行わない」との露消息筋の話を伝えました。日ソ共同宣言は「北方四島のうち、平和条約締結後に歯舞、色丹両島を日本に引き渡す」という内容です。その後、平成5年の日露首脳による東京宣言では日露間に国後、択捉、歯舞、色丹の北方四島の帰属問題が存在あることが明記され、これまで交渉が続けられてきました。

しかし、露消息筋の話がロシアの現在の方針だとすると、北方領土問題は前進どころか大幅に後退してしまった可能性があります。ロシアがこのように態度を硬化させているのは、日本の中国に対する弱腰、つまり「日本は強く出れば引く国だ」と思われてしまったことが原因だと思います。

外交は国益に直結します。外交でいったん失ったり、後退したりしたものを取り戻すことは容易なことではありません。だからこそ、綿密に戦略を立てて毅然とした姿勢で臨まなくてはならないのです。

しかし、明らかに菅政権の外交で日本の国益は損なわれてきています。このことを私たちは、忘れてはならず、きちんと認識し、日本の外交はどうあるべきかを考えていかなければなりません。菅政権にはもはや失点回復を望む気にはなれませんが、少なくともこれ以上、国益を損なう外交はやめてもらいたいものです。
返信する
Unknown (Unknown)
2010-11-23 00:29:33
【from Editor】海上保安官とその息子
2010.11.19 07:27  http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101119/crm1011190728003-n1.htm

もう20年前の話になるが、警視庁で捜査1課の担当記者をしていたときのことだ。

ある殺人事件の被疑者のマンション宅に逮捕直後に取材に向かった。逮捕情報を得るのが早かったせいか、他のマスコミ各社はまだ姿を見せていなかった。夜間で静まりかえるマンション。エレベーターを上がって被疑者宅があるフロアの通路を歩いていた。すると、一室から慌ただしく出てきた中年の女性と5、6歳くらいの男の子にばったり出くわした。

被疑者の妻と子供だった。旅行カバンを持った妻はちらりと私を見ると、顔をふせるようにして男の子と足早に立ち去ろうとした。リュックサックを背負った男の子は、プラスチック製の、手提げがついた小さな水槽をぶらさげていた。中にはカメがいた。

カメがいる水槽と男の子の姿を見たら、なぜか声をかけられず、取材の“戦意”も喪失していた。通路の薄暗い蛍光灯の下を行く親子の後ろ姿を黙って見続けた。

20年前の取材の一場面を思いだしたのには訳がある。

沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突をめぐるビデオ流出事件で、神戸市内にある海上保安官(43)宅の家宅捜索の様子を伝える記事があった。

現場で取材にあたった神戸総局の記者や掲載記事(12日付朝刊)によれば、11日午後、警視庁の捜査員が家宅捜索に入ると、15階建て官舎の2階にある保安官宅の中からは「嫌だ、嫌だ」という小さな男の子の涙声が漏れてきた。

玄関先には名前入りの子供用の傘やベビーカーもあり、ベランダには船に積まれる救助用のオレンジ色の浮輪があったそうだ。詰めかけた報道陣で騒然とする中での出来事だった。

幼稚園児くらいの男の子と保安官が、仲良く歩く姿は近所の人によく見かけられていた。「海の守り手」である海上保安官のお父さんが大好きだったに違いない。家に見ず知らずの捜査員たちが突然入ってきたときの小さな胸の内を考えると、捜索状況を伝えたベタ記事(掲載段数1段扱いの小さな記事)から目が離せなくなってしまっていた。

海上保安庁の巡視艇に衝突して逮捕後に処分保留で釈放された中国人船長は、本国で“英雄”扱いされ、帰国時に空港で妻と幼い息子に笑顔で出迎えられていた。

片や、任意の事情聴取後に庁舎を出た保安官と年端も行かぬ愛息は“再会”できたのだろうか。(社会部長 近藤豊和)
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