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人々③男性

2006-06-16 | フィリピン

フィリピン男性


●小心?●

小心といういいかたはちょっとなんですが,フィリピン人,特に男性は対人での軋轢をきらいます。しっかり主張したり,他人に注意したり,そういったことが非常にまれです。これは相手に対する思いやりからとは思えません。そうしたことが苦手なのです。小心としかいいようがありません。


但し,徒党を組む場合は別です。なんか日本人みたいですね。若者だとカラーギャングのような人々がいるそうです。殺し屋もいます。10万円くらいで請け負うらしいです。また,酒を飲んでいるフィリピン人には注意です。特に女性がからむとフィリピン人は頭に血がのぼります。


ラブソングに腹を立て刺殺

 首都圏警察パサイ署はこのほど、隣人の男性(44)を刺殺した疑いでパサイ市在住の男性(38)を逮捕した。容疑者の男性は恋人と別れたばかり。自宅前で米人女性歌手のラブソングを歌っていた隣人男性に腹を立て腹部などを刺した疑い。歌詞の「恋人はたびたびあなたを置き去りにする」という部分が気に障ったらしい。


●ナンパ大好き●

男性はナンパ野郎が多いようです。若い女性だと,何か物を頼むときによくナンパされるそうです。たとえば,電気工事を頼んで金も前払いしているのに,工事はデートとバーターだとか。アメリカ軍とフィリピン軍が共同演習を行いました。さっそく,フィリピン人兵士がアメリカ女性兵士をくどいているとか(もちろん,演習中)。


女性は強い,といいましたが,恋愛に関しては女性上位ではありません。アプローチは男性からです。女性は「私は軽い女じゃないのよ」的な風情でいますので,プライドが高く見えます。恋愛中も男性がリードします。家庭に入ると,敬虔な妻を求められます。キリスト教の影響か,それとも昔からの伝統なのかはわかりません。妻の浮気は犯罪らしいです。反面,男性にはいわゆる姦通罪はないみたいです。男性が浮気すると,妻は100%わめきちらすでしょうが,最終的には我慢するという話です。


女性が法律的に家庭に縛られている,という例として,フィリピンでは離婚はなく,別れたい時は婚姻無効の裁判をすることになります(単なる言い訳なのですが)。この裁判はさほど難しくないようです。


しかし,結婚したときについた旦那の姓は婚姻無効の裁判を起こしてもはずすことができません。新たに裁判をする必要があります。そして,この裁判は婚姻無効の裁判よりも難しいようなのです。お金がかかるから。


※フィリピン人の姓名は,名前ー自分の姓ー旦那の姓,というふうにつけられる。女性のみが結婚時姓が変化する。


以上は友人のフィリピン女性から聞いた話。私の語学力のなさゆえ,誤りが含まれているかもしれないことをお断りいたします。

●金よりおしゃべり●

フィリピン人というと,金にまつわるいやな話が多いのですが,一般的にフィリピン人はさほどお金を求めているわけではありません。どうしても必要だからお金を求めるのです。お金あげるから,日本人のように働け,というと,多くのフィリピン人は敬遠するでしょう(もちろん,よく働くフィリピン人も多い)。そこそこお金があれば,あとは家族や友人とのんびりやりたいのがフィリピン人だと思います。その「そこそこ」が大変なので,何かと物議をかもすのですが。


もっとも,まじめに働かずに楽に稼ごうとするのも多くのフィリピン人の悪いところだと思います。戦後まもなくのような状況の中での人々の行動には二つのパターンがあります。靴磨きやくず鉄拾いをして前向きにガンパル人と,盗みや乞食をして手っ取り早く稼ぐ人と。日本は前者だったわけです。フィリピン人が盗人である,といってるわけではありませんが,欲の無さや勤労精神の低さを見るにつけ,この国は未来永劫発展しないだろうなあ,と思うところです。


●男のおしゃれ●

頭は短髪。油で髪の毛を撫で付けています。服はとにかくアイロンがかかっていること。これがおしゃれの最大のポイントみたいです。フィリピン人のファッションには清潔感があります。


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