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活気あふれる中国と日本、無気力症に陥った韓国

2006-12-20 | 半島情勢

活気あふれる中国と日本、無気力症に陥った韓国 [12/19]


来年、韓国経済が悪化すると考えている人の割合は国民全体の51%にのぼり、好転すると予想する人は10%に過ぎないことが分かった。悪くなると考える人の割合は昨年より実に15%も増加している。

ギャラップが57カ国を対象に行った国際調査によると、悲観的な見方をしている人の割合が韓国を上回る国は2つしかなかった。一方、お隣の中国では来年度の経済が悪化すると考える人の割合は世界でもっとも低い5%に過ぎず、日本でも14%にとどまった。

韓国では、一部の輸出中心の大企業をのぞく企業のほとんどが不安を抱いている。韓国の基幹産業の一つ である自動車ですら、ウォン高の進行によって利潤を望めなくなってきている。

また韓国のサラリーマンらは、40才足らずで将来の見通しは暗いと考え始める。国民の半数近くの人々は「マイホーム」を持つ夢に絶望し、総額500兆ウォン(約60兆円)を超す負債が各家庭の頭を悩ませている。 これに北朝鮮の核という亡霊までのし掛かっている。

しかし※1無気力症の根本的な原因は「心」にある。韓国経済は少し前から、身体面でも成長が止まる病気にかかっている。潜在成長率も4%台に落ちた。

盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は就任以後これまで、本気で経済発展に取り組む意欲を示したことがない。
むしろ大統領は常に※2「(経済は)これくらいなら問題ない」と考えてきた。大統領は、もうこれくらい発展しのだからと、100年前の真実を暴き、歴史や政治で理念論争を行い、「自主」の音頭を取ることに専念してきた。

そして※32002年に7%だった韓国経済の成長率は、大統領就任直後の2003年に3.1%に落ちた。当初より勘違いぶりが目立っていた※4「北東アジアのハブ」スローガンもむなしく、韓国はこの4年間で「北東アジアの辺境」に追 い込まれた。こうした状態にあって国民の士気が低下しないはずがない。士気を欠く社会は委縮する。 <後略>


ソース:朝鮮日報
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/12/19/20061219000015.html
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※1無気力症の根本的な原因は「心」
韓国は無気力に陥っているとは思えません。相変わらず,「一生懸命」がんばっています。しかし,がんばり方が違うのでしょう。旧態依然とした猪突猛進型「ど根性」的がんばりだけでは通用しなくなっているのです。アジア金融危機をよく反省し,産業構造変換を果たさなくてはならなかったのですが,ウォン安に安住してその努力を怠ってきたつけが回ってきたのです。韓国人に必要であったのは改革に対する意思の強さと頭脳だったのです。ただ,それを理解できなかったのでしょう。もっとも,理解したとして達成できたかどうかはわかりませんが。

※2「(経済は)これくらいなら問題ない」
確かにノムヒョンは歴史的な暗愚ですが,韓国経済の暗転は構造的なもの。ノムヒョンに責任転嫁するのはやめましょう。

※32002年に7%だった韓国経済の成長率
記憶を頼りに述べますが,ようやくアジア経済危機(というかIMF危機)からの痛手から回復してきたのに加え,カードによって無理やり内需を掘り起こしたのが2002年の経済成長率の原因だったと思います。比較するのはナンセンス。

...韓国の記事をくさすのはここまで。以上は枕詞です。


※4「北東アジアのハブ」

本日の結論。というか,本題。

私はおじさんのせいか,「ハブ」という言葉にどうもなじめません。

通常「ハブ」といえば,


とか


とか


とかを表すのでしょうが,




私は





を思い出してしまうのでした。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
プッ! (fukuoka city)
2006-12-20 16:41:26
2度も大笑いをしてしまい。
周囲の冷たい視線を非常ーに感じています。トホホホ・・
「アジアのハブ」構想の発表時は福岡では大きく報じられました。ん~がんばらねば!そう思いました。私もハブで出てくる最初のイメージはそれでした。私もおじさんです。
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Unknown (DEBUO)
2006-12-20 18:19:33
気に入って頂いたようで嬉しいです。「アジアのハブ」構想といわれると,私にはとても痛そうなイメージがわいてしまいます。
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