久しぶりに帰ってきました!俺はすぐに更新出来るかな~位に思っていたけど大きな勘違い!?
上の写真はドナーの方から届いた造血幹細胞でこれを移植しました。しかしまず移植に至るまでが本当に大変だった。大量抗癌剤や二度にわたる放射線の全身照射後キツカッタ~!
たった数十分、全身に放射線を放射するんだけど入った時と出た時では別人!浴びている間も身体の中が壊されていくのが解る位強力でその後数日間はずっと眠れずに一日中もう吐く物も無いのに吐きっ放し!
こんなモノより全然強力なものを兵器にして使った人間が居るっていうんだから本当に恐ろしくなった。

この闘病中もコメントは見ました!物凄い数に本当にビックリしたし嬉しかった!凄い懐かしい仲間やこんなにもたくさんの人がブログを見てくれているんだと思うと凄くやる気が出ました!本当にみんなありがとう!!
しかしその後危険な一週間を過ごす。白血球がゼロに近い状態になり一日に三回位時間を置いて42度近くまで一気に熱が上がっては下がる事を繰り返した。もう全身痙攣でナースさんに身体を押さえ付けられながら42度近くまで上がるのを待つのだ。その時の心拍数は200を軽く越える。それが一日二~三回。全然想像やドラマとチゲェぞ~っと思いながら42度近くまで行ったら今度は冷やせる所を全部冷やす。

そんな毎日を過ごしていたある朝、体力的にも精神的にもかなり疲労していて限界を感じていた時にとうとう来た。デカイ一発が。いつもと違う痙攣、熱の上がり方も半端無い!!しかも利尿剤を使っていたのでトイレにも行く羽目に。お陰で心拍数はとんでもないことになり意識が妄弄して記憶が前後。先生も打てる薬は全部打って感じ。
でも熱も心拍数も下がらずに上がり続け全身がドカンドカン脈打っていて、のた打ち回っているから心拍数なんて下がらない。氷を直接つけても熱が下がらない。
先生達ナース達が一度退室して話し合っている。
病室でひとりになったそんな時にふと浮かんだのが「もしかして今日が俺の命日なのか?」そう思い今日が何日かを調べようとしても身体が動かなくて日付すら解らない。「死ぬ時ってこんなアッサリなモンなのかな。まさか俺が死ぬとは思わなかった。」と思い始めたら止まらない「せっかくドナーさんに提供してもらったのに何してんだろう?」「あんなにたくさんの人助けてもらって応援してもらって何してんだろ?」「この後霊安室運ばれて、家に帰って葬式?どこでやるんだ?」「みんなは俺が死んだらどういう反応するんだろう?」
生まれて初めて死ぬ事を本気で考え、生まれて初めて死ぬのが心の底から怖いと思った。
今までの俺は本当に本当に本当の死について考え切れていないかっただけでポジティブだったのかも知れない。
俺はいつも少し先を生きている。今を生きるのもいいと思うけど俺が今を生きると足元見て走っちゃって立ち止まってしまう。前かがみに少し前を見て突っ走って生きて居たいんだよね。
この時ばかりはしっかり今の自分の置かれている状況を見てしまい前が見えずに立ち往生してしまったんだと思う。初めて味わう何事にも比べられない位、恐ろしく悲しく寂しい体験だった。
絶対に死ぬのが怖くないなんて人間居ないと思った。
今日聞いたのだが白血球の数が少し増え始めたそうだ!これは新しい造血幹細胞が生着を始めて血液を造り始めている証拠だそうだ!移植自体は順調だという事だ。
今は熱は少しコントロールされ始めてブログを更新出来たけどまた今週来週から始まるGVHDが俺を痛めつける事になるだろう。これは骨髄が生着し始めると俺の身体を攻撃してしまうモノだ。この攻撃でEBウィルスをやっつけてもらうのがこの骨髄移植の目的だ。これに失敗すればあとが無いとても大切な闘いだ。これで倒してくれなければどうしようも無い。頂いた骨髄に頑張ってもらおう!
まだまだ一ヶ月以上は続くと思う無菌室での闘い、余裕がある時はまた更新しますんで応援よろしくお願いします!

あとACTPICTURESの新作「UNDER THE PRESSURE」「For Ourselves」の二枚組みが発売されました!「For Ourselves」の方に俺のインタビューと9年前の映像やボーナスに3~4年前の映像を俺自身で編集したモノが入ってます。是非見てdaze編集の感想聞かせて欲しいです。本編はマジ言う事無しにカッコいいです!!よろしくお願いします!!
あと八千代ゴルフクラブ&レジェンドスタッフのみんなの手形本当にありがとう!すげ~嬉しかったよ~!みんな手がデカイ!!

