もう明日から4月だというのに南国と言われるこの地で、まだうっすら霜が降りている。いつもの年より寒い春。まだまだ冬の装備が外せない。
廃線になったJR妻線の線路跡を少し走って土手道に出る。この時間は野鳥たちも活動を始める時間で、笹の林などの側を通過すると
不意を突かれた鳥が慌ただしく逃げていく。寝起きのところ申し訳ないね。
今日もでっかい太陽が水平線から登ってきた。冷たい外気が一気に緩んでくる。
鳥も人間も太陽無しには存在出来ない。だから畏敬の念をもって日の出を見る。こんな風景見ていると原子力発電所も石油コンビナートも
要らないと思えてくる。
土手道を南に下り河川敷の公園。特に何もなく日向大橋が見えるだけ。小さい頃には橋の下辺りでシジミ貝掘りをしていたが最近は
採れなくなったらしい。環境汚染か乱獲の影響か。この辺も変化していないようで変化しているようだ。
国道10号にぶち当たったところでUターン。ついでにコーヒーブレイク。
スパスパ決まるシフトは気持ちがいい。全くストレスフリーになった。機械的なストレスは無いに越した事はない。非力な人間がエンジンであり、
ムラっ気な人間がECUだから自転車ってデリケートだ。テンションを下げる事は極力なくしたい。走るテクニック、調整するテクニックが上手く
噛み合うと楽しく安全に走れる。
だいぶRSW Spにも慣れてきて、シフトの際Wレバーを見ずとも変速できるようになり、変速時のふらつきが少なくなった。
何でもそうだが慣れだ。逆に最近乗っていないルイガノ号に乗ったら、しばらく違和感があるかもしれない。Wレバーに乗ってみると
STIレバーはやはり便利な機構だと思う。しかもティアグラはどのギアに今入っているかがインジケーターによってビジュアル的に分かる。
視線移動で頭が動かない事は、車体の安定感や安全運転にもつながり大きなメリットを感じる。入門者のストレス排除に一役かっている、
ユーザーフレンドリーなコンポだと再認識する。
とてもフラットで走りやすい道。自転車専用道路と言っても良い位の素晴らしき道。
中学校の前の路肩にポピーやパンジーが植わっていた。前の家は庭に色んな植物を植えていたが、今度の家はコンクリート打ちっぱなしで
殺風景。季節感を感じるのは、他人の家の花壇や街路樹で。しかし、今度の家は二輪車用のガレージがあるからプラマイゼロかな。
さぁて、今日も頑張って仕事に行くかね。