Four Tops/Reach Out I'll Be There

今回のアフロソウルな話しはフォートップスのReach Out I'll Be Thereです。
今回紹介する曲は1966年の作品になります。
このフォートップスというのはおもに６０年代のモータウンレーベルで活躍したグループです。
この記事を書くにあたりフォートップスを検索したところ、ジャニーズに過去同名のグループというかユニットが存在していたようで、そちらの検索ＨＩＴが多かったです。
ちなみにこのグループは、ジャニーズJr.黄金期を支えた山下智久・生田斗真・風間俊介・長谷川純の4人の総称なんだそうです。

本家のアメリカのフォートップスというのは、90年にロックの殿堂入りしています。
結成は54年、それから97年にメンバーの１人がなくなるまで、メンバー変更のないまま活動を続けた偉大なグループです。メンバーが１人欠けた後には残る３人でＴＨＥ　ＴＯＰＳとして活動を続けていらっしゃるようですよ。

６０年代当時のモータウンは、モータウン＝コーラスグループといって過言ではないと思います。
ビヨンセ主演の映画「ドリームガールズ」は皆さん記憶に新しいと思いますが、映画をごらんの方はご存知だと思いますが、この映画の舞台が６０年代のモータウンの全盛期でした。（ちなみに私はまだ観てないですが・・・）
主演のビヨンセ達ザ・ドリームズのモデルとなったスプリームス、Ｍｙ　Ｇｉｒｌでお馴染みのテンプテーションズ、スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズなどのコーラス・グループが数々のＨＩＴを飛ばしていました。
いちおう解説を加えるとモータウン(Motown；Motown Records)は、1959年にベリー・ゴーディ・ジュニア（Berry Gordy, Jr.）によってアメリカのデトロイトに設立されたソウル音楽やブラックミュージックを中心としたレコードレーベルです。デトロイトというのは自動車産業で栄えた都市です。それでモーター・タウンからモータウンレーベル名がつけられています。

モータウンの作品群はどちらかというと白人リスナー向けに作られていて、それが成功を収めました。
今からでは考えにくいと思いますが、当時のアメリカのHITチャートは黒人音楽が上位に入るのはまれで、リズム＆ブルースチャートのトップをとってもＵＳチャートでは大抵はそんなに上位には入っていません。
６０年代というと、ジェームス・ブラウン(ＪＢ)が代名詞的に語られることがありますが、黒人には絶大な支持をうけたＪＢも、白人の支持という点でモータウンに及ばず、当時モータウンのコーラスグループが、黒人のポピュラーミュージックではセールス的にはよりメジャーな存在でした。

さて、フォー・トップスはテンプテーションズの若干陰に隠れ気味でセールス的にも少し落ちるですが、シャウター(シャウトする歌い方)系のリードボーカルで、モータウンのコーラスグループでもブラックテイストが強い方です。ですのでフォートップスがモータウンで一番好きなグループという方も多いようですよ。

さてやっと本題ですが今回紹介するリーチ・アウト・アイル・ビー・ゼアは、 フォートップスで最大のHITの一つになりますよ。
そしてHolland-Dozier-Hollandというモータウンレーベルトップのソングライティンググループの傑作の１つです。

この曲、日本では川村かおりさんという、ロシア人と日本人のハーフの大変美しいシンガー(当時ファンでした)が９１年カバーし、ＪＡＬのＣＭソングに使われていました。
その他スプリームスのダイアナ・ロスがソロになったのちカバーしていたり、その他Boyz II Menなど多くのアーティストによって歌い継がれています。
サウンド的には前奏の笛の音などにどこか寂しさや悲しさを感じますが、歌には明るさがあったりと非常に不思議なバランスもっているのが魅力になっているのではないでしょうか。


YOU TUBE
Reach Out I'll Be There-The Four Tops-1966
Reach Out (I'll Be There)
The Four Tops vs Temptation
フォー・トップス - Wikipedia
モータウン　　Wikipedia
FC2 Blog Ranking　　人気blogランキングへ　　にほんブログ村 音楽ブログ
BlogPeople「音楽・エンターテイメント」ブログランキング
ブログ王ランキング！