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あいまい工房

毎日の生活で気づいたこと/新たな発見の記録です。

ファッションの街それは東京

2009-10-31 | Weblog
今日は朝からアパレルのバーゲンに行きました。
服はほとんど処分してしまったので・・・

日本は服はかわいいのが多いけど組み合わせがおとなしすぎる!
と不満に思っていたところなのですが、
会場にも無難な服がいっぱい。
あー、こんなところで折り合いをつけなければいけないのか、と適当に妥協して質のよさそうなものを購入。
まわりを見ると、大量買いしているのは私くらい。
状況が状況だけにしかたないよね、と自分を納得させて帰る。

帰りに渋谷でちらしを配っていた美容院で髪を切る。
ロンドン帰りだと言ったら、H&Mの話になった。
H&Mは質がいまいちなんで品質の良いユニクロも人気がある、という話をしたところ、H&Mってそんなイメージなの?と言われた。

H&Mはロンドンではそうねぇ、ユニークなユニクロって感じですかね。
嫌になるほど行ったけれど、安物くさいしデザインももっさりしているし、何も買うものがなくいつもシャツを買うくらいだった。
渋谷に大きなH&Mがあるんですよ、と言われたので帰りに寄ってみた。
びっくり。
すっごい、かわいいじゃん。
種類もめちゃくちゃ豊富。
しかも、値段もロンドンと変わらない。

えーーーーー!!

今朝バーゲンでムリヤリ買った服の3分の1くらいの値段で、きれいめな凝ったデザインの服が定価で買える。
ジーンズを物色していたら、担当のナイスなお兄さんがいろいろ相談にのってくれた。
「これは帰って洗濯して乾燥機に入れたら3-4センチは縮むので、ひとサイズ大きめのものを買ってください」
と言われたので、帰ってそうしてみたら、ほんとうにめっちゃくちゃ長かった丈も丈つめが不要なほど縮んでいた。
お兄さんの言うとおりだ!びっくり。

なんといってもロンドンのH&Mになくて東京にあるのは、服を見ていて声をかけてくれる店員さん、しかも笑顔で丁寧、的確なアドバイス、レジの人たちもさわやかでていねいかつスピーディーな対応・・・
ロンドンのお店のようにくしゃくしゃ、時に山積みの服、壊れたエレベーター、店員同士でどっちがレジが速いか競争してる(遊んで)レジ係、やる気のないフロア店員、などというのは存在しないのであった。

帰りにまたセールのカワイイトップスが1000円だったので購入。
今日は私にはありえないものすごい額を使ってしまった・・・

ユニクロ、H&M、ZARA(私は日本のZARAのサービスそして品質にはあまり好印象がないが)、GAP、そしてまだ東京ではチェックしてないがForever21があれば、私はすべてのシーンを安価でまかなえる自負を持ちました。
既存のアパレルの皆さんは戦々恐々なのではないでしょうか。時代の移り変わりというのはおそろしい。
しかし、これらのお店はお給料のほとんどを服に費やさざるを得ない女性の味方でもあります。
服ばっかりにお金使ってる場合じゃないもんね。

ロンドンで服買わなくてよかった。(って、買いたいものがなかったのだが)
やっぱり東京はファッションの都と思います。(おしゃれへの気合は、イタリア人やフランス人には少々負けますが・・・)

散財してしまったので、今夜の晩御飯は商店街の魚屋で買った特売のさんまをお刺身にしてみました(笑)
きらきらのさんま、イギリスでは絶対にお目にかかれませんから。
あー日本に帰ってきた実感がわいてきます・・・。

すべて終わった

2009-10-30 | Weblog
久しぶりの日本は、静かだ。

何もかもきれいで、壊れてなくて、つつがなくて、スムーズ。
一番目につくのは中高年サラリーマンですね。
なんだかほんとうにしょぼーんとして見えました。
もう慣れましたけどね。

家の流し台やシンクが低い低い。
これももう慣れました。

お店や鉄道でのなんとなく居心地わるそうなおじぎも、久しぶりだと違和感を感じます。

日本料理も何が食べたいということもなく、なんか急速に欲がなくなってしまった。
席に座ったりショーウィンドウを見ていると、すぐにお水やおしぼりが出てきたり声がかかったりするのは感激ものでした。
いかにイギリスのサービス業がひどかったのがわかります。

東京では人がお互いに触れ合ってもアイコンタクトもごめんなさいの一言もない。
重い荷物を持っていてもドアを開けてくれる人もいない。
これはとってもさびしく感じました。

久しぶりに戻ってきた町は活気がなくなっていて、こんないいロケーションの街にもこんなことが起こるのかとびっくりしました。
初めての部屋ではよく眠れない。
時差ぼけ、体調ともだんだんひどくなってきました。

気候はイギリスの夏のように暖かくて快適なのに、気持ちはけっこう落ち込んできました。
回復するかなぁ。社会復帰ってこんなもん??
とにかく眠いです。

最後の2日間

2009-10-25 | Weblog
きのうは友達がわざわざロンドンまで出てきてくれたので、ロンドンでパブめぐりをしました。
まずはバラ・マーケットに行って腹ごしらえ。
コベントガーデンと同様じゅうぶん観光地っぽい感じでしたが(そして高い)、近所で働いてたら通いそうな感じでした。
平日なのでビジネスマンでいっぱい。

、それから近くの元旅籠という由緒あるパブに行きました。
北部の本場パブに行っている友達は「このビールなんか変な味がする・・・」といってました。外人の私には十分おいしいと思うんですけどね。

その後私はレッスンに。
夕方待ち合わせをして前行ってよかったパブに行きました。
金曜日なのですごい人。
テーブルが取り合いになるほどでした。ここでもさりげなーく席を狙ってるひとがいっぱい。
立ち飲みが平気なように見えるイギリス人ですが、やっぱり座りたいんですね(笑)

友達をキングスクロスまで送ってから、夜の部。
地元のサルサ友達がロンドンまで来てくれたので、有名クラブに踊りに行きました。
いいと言われて行ったのですが、混みすぎ。
まったく踊れません。
特に地方から来た友人たちは広い場所に慣れているので、1人は怒っちゃってまったく踊りませんでした。
なんだかんだいって2時くらいまでいて、その後帰宅。
ソーホーは人でいっぱい、でもナイトバスはちょっと事件があったりしてちょっと怖かった。
日本でのコワイ感じよりタチ悪いですよね・・・

そして最終日。
午後いっぱいパッキングをして、その後友人宅に向かう。
そのバスの中で、耳元で何かが割れる音が・・・
気がつくと、だらりとした液体がバスの窓を流れています。
「あ、卵だ」
と思ったのですが、しばらくして、もしかして私に投げられた?
と気がつきました。
反対側の席に座っていた黒人のおばちゃんが、「うわ、こっちに座りなさい」と言ってくれました。
どこから飛んできたのかわかりませんが、おばちゃんと話しておそらく家の2階から投げられたのだろうということになりました。
こんなことがしょっちゅうあるの?と聞いたら、「あるある、ツバとか卵、石とか・・・ガキだよ」と言ってました。

友達にテキストしたら、「君に投げられたわけじゃないから気にするな。アホなヤツだ」と返事が。人種差別じゃないということを言ってくれたんだと思います。

なんか気分が悪いですが時間に遅れてしまうのでそのまま下車。
道がわからなかったので、男性に道を聞いたらなんと日本に行ったことがあるという人でした。
親切に15分くらいのところまで連れて行ってくれました。
さっき卵を投げられた、と言ったら、「最悪。そんなことはしょっちゅう。この国のガキのすることはわからない。こんな国から出て日本で暮らしたいよ。日本のほうが全然合う。祖先は日本人だったかもと思うことがある」と言っていました。

友達の家ではファラフェルをごちそうになりました。
ファラフェル、フムス、その他ソースともみんなおいしかった。

さて、そして今日のハイライト、ロイヤルの眠りに行きました。
チケットを受け取ろうとしたら、また何か様子がおかしい。
で、カウンターのおじさんが、「今日はオペラだよ」と。

・・・

やってしまった。
「予約は入っていますね。きのうでしたよ・・・Sorry」
といわれてしまった。
おそらくめちゃくちゃ忙しい時期に予約したので、カレンダーに書き間違えてしまったみたいです。
いつも安いチケットしか買わないけど、席の関係でちょっと高めの席を買ったのですよね。たしか。
眠り、めっちゃ楽しみにしてたのに・・・
ほんとついてない1日でした。

ボーゼンとしながら帰宅。
最後の1日、さんざんな目でした。
これで日本に帰る覚悟がついたかな?
早く寝ようっと。

残り3日を切りました

2009-10-23 | Weblog
いい加減飽きたとはいいつつ、ロンドン生活もあと3日で後はNHKニュースで見るような風景に戻るんだな・・・と思うとなんとなく悲しいような気もするここ数日です。

今日はチャリティショップでお手伝い。
レジ打ちもだいぶ慣れて失敗しなくなってきました。接客もだいぶスムーズになったのではないかと思いますが・・・お客さんの独り言とかはあまりわからないので突っ込みできないのが悲しいところです。まあ一生無理なような気もするのでまあいっか。
こんな外人でもそれなりに仕事できてしまうイギリスはすごいと思いますが、今日はBBCで極右政党のボスにテレビ出演を許したそうで、ニュースはそれで持ちきりみたいです。テレビ露出度が高くなるたびに支持率も上がるだろうから、だんだん外人にも冷たい社会になっていくような気がします。番組は出かけてて見られなかったので明日ニュースでチェックしたいと思います。

ところで、チャリティショップで万引きが多いというのはテレビで見て知っていたのですが、実際に目撃します。
今日も1件目撃したのですが引き止めるにはちょっと・・という状況でした。
だんだんパターンがわかってきたので次回は注意できるかもしれません。
ほんとに、犯人は絶対にそんなことしなさそうな人なんですよ。イギリスっていろいろなところで結構さりげなく事が行われるので、悪いことにもそうなのかなという気がします。だまされないようにしないととつくづく思いました。

お手伝いの後はお店の近所の友達(もともとはフェルデンクライスの先生なのですが・・・)のおうちに。
日本料理を作る約束をしていたので、作ってあげました。
すぐ近くに日本食品店があるのでそこで買出し。
電話をすると、「sushiは嫌い」とのこと。寿司桶持参したのにショック・・・
気を取り直してメニューを変更。

豆腐とほうれんそうの味噌汁、蓮根と椎茸の煮物、ごぼうのきんぴら、肉じゃが、やまいもそばというメニューでした。

レッスンに来ていた生徒さんにもちょこっと味見してもらい、好評でした。
友達は「どれもこれもおいしい!」と大喜び。
我ながら上出来でした。

日本では特に料理上手というほどではないのですが、こちらではシェフ級ですねー(笑)入手できる材料でなんとなく和食ぽいのを作る腕は上達したと思います。
日本では和食ばっかり作ってるしね。
巻き寿司はいまだに苦手ですが、だいたいの料理は作れるようになってきました。

明日は超多忙スケジュール。明日がハイライトと思います。
がんばれ自分ーーー。

さよならパーティ第1弾

2009-10-20 | Weblog
カゼはまったくなおらないんですね。どうしましょう。
今日は自然食品店に行ってプロポリスキャンディーを買いました。
効果のほどはいまいちわかりません。
肺が破裂しそうなほど毎日咳込んでいます。

胃腸も本調子ではないのですが怒涛のファイナルウィーク第1回目のパーティはスピーチクラブの人たちと。
こんなジミな私ですが外人ということだからか退部パーティを開いてくれました。
会長のおすすめなお店なのであまり期待してなかったのですが(笑)予想通りフツーのインド料理を出すパブでした。
この人とあの人は絶対来るだろう、と思っていた人からは返事がなかったらしく、意外な人が出席してくれたりしました。わからないものですね。
好かれていると思っていた人は単にdiplomaticだっただけで、実際に足を運んでくれたり、長い欠席おわびメールを出してくれた人がやっぱり本当に近しい人たちだったのかもしれません。外人の私にはmulticultureな環境での見る目がまだ養われていないのかもしれません・・・

大きなグループでのディナーで話すのがとても苦手な私は主役なのにとてもジミな存在でしたが、みんなの気遣いで楽しく過ごすことができました。
あまりoutingをしないクラブなので、みんなにもいい機会になったみたいです。
カードとプレゼントまでもらってしまった。

ひとり日本にとても興味のあるポルトガル人が「時間があるならコーヒーでもどう?」と誘ってくれたので、ソーホーのBar Italiaという日本でいうところの純喫茶に行きました。
彼はティーンエイジャーの多くの時間をソーホーで暮らしたらしく、長年ここに通っているらしいです。彼いわくロンドンいちおいしいコーヒーだといっていました。確かにおいしい。
普段スタバとかネロとかでしかコーヒーを飲んでなかったので、こういうところにきてほっとしました。Good Choiceです!

彼は日本に旅行したいらしく、日本人の友達が欲しかったんじゃないかと思います。武術や瞑想も大好きみたいなんで、話も合って楽しかった。
前から結構仲良かったけど、今回で一気に距離が縮まった感じです。

東京と同じく人は多いのに友達を作るのが難しいロンドンで、スピーチクラブは貴重な機会でした。次回来るときは英語話せなくなってると思うので今回がみんなとコミュニケーションとれる最後の機会かな??
楽しい夜でした。

最後の日曜

2009-10-19 | Weblog
ロンドンでばりばりエキサイティングに過ごすはずが、カゼをひいてしまったこともあって、打って変わってまったりこのうえない生活です。

きのうはフラットメイトに最後の寿司をふるまいました。
日本食品店に行く時間がなく、しかたなく近所のお店であるものを買ってきました。
アラブ食品店になぜか大根がありました。わーい。
まぐろの切り身を買うために閉店後の魚屋さんをノックして無理やり中に入れてもらう。
Tuna steakはある?と聞いたら「ありますよ。ダイジョウブ」と言われました。
???
北ロンドンにあって、この日本人不毛地帯砂漠で日本語が・・・
「日本人?そうだと思ったよ」
わが耳を疑ったのですが、「マグロ?ちょっと待って」と・・・
「なんで日本語しゃべれるの?」と聞いたら昔日本料理店のコックだったそう。
テンプラ、サシミ、スキヤキ、カニ、エビ、サワラ・・・などなど日本語の単語をいろいろ話してくれました。

Tuna steakは冷水で解凍して、そして火を通さなきゃだめだよ、刺身用はまた今度のパーティでね、と釘をさされました。
もっとここに長く住んでれば通いそうなフレンドリーなお店でしたが、もう来ることはないでしょう。

で、マグロの切り身はグリルで焼いてゆず胡椒照り焼きにしました。
手巻き寿司だったんですが、大好評。
まあ、日本の手巻きとは大違いのほとんどサラダ巻きですもんね。
ツナ缶、スモークサーモン、アボガド、きゅうり、レタスで生魚一切なし。
まさにコドモメニュー・・・

自分で好きなように作れるのがほんとうにうれしかったみたいで、きれいに巻けた!と喜んでいました。
まー日本に来た事ない外人に作るにはこの程度で全然OKです。
味噌汁は見た目に美しいMiso-soupでしたが、平皿に入れたのですぐに冷めちゃって冷たいものが食べられない一人はほとんど残してました。(電子レンジであっためろよ・・・)
まあ、作るほうも多くを望まないほうが精神衛生上いいので、このくらいでちょうど良かったんじゃないかと思います。

今日は友達に北ロンドンの名所をドライブに連れて行ってもらいました。
ユダヤ人だからかどうか、時間にも段取りもめちゃくちゃ正確。
日本人と一緒にいるようでした。
本当に最後であろう日光を楽しむためか、人がいっぱいです。
ハムステッド・ヒースのケンウッドハウスで名画鑑賞(無料なんですねー、すごい。)、その後ヒースを散歩してからカフェでお茶、それからハムステッドのお屋敷をいろいろ見て、リトル・ベニスに寄ってからアビー・ロード・スタジオの前を通過、その後ノッティング・ヒルの彼のおうちを通過してからチスウィックという村に連れて行ってもらいました。
車がないとなかなか行かないだろうところばかりだったので、急ぎ足だったけど楽しかったです。
話上手な人だったので気疲れすることもありませんでした。

夜は何もせず部屋にずーっといました。荷造りはもうだいたい終わったのであとは秒読みって感じですね。
帰る前にいろいろしたいこともあったような気もするけど、なんかあまりどうでもいいなー。帰ってから後悔すると思いますが。
なんか空虚な気分です。みんな砂になってしまったような・・・

金曜日は・・・

2009-10-17 | Weblog
うまくやろうと思ってもなかなか思うようにいかない国、イギリスを体現したような生活を送っています。
というわけでなんとなく気分もブルーなんですが、今日はSadlers' Wellsにディアギレフ記念公演を見に行ってきました。

なんといってもチケットが安い・・・映画より安いんじゃないかと思います。
こんな値段で一流振付家の公演が世界に先駆けて見られるのは素晴らしいことだといつも思います。

ディアギレフ自体表面的にしか知らないのでどこが関係しているのかあんまりわかっていないと思うのですが、わからなくても楽しい公演でした。
マクレガーの作品が南極探検がテーマとは思いもよりませんでしたが・・・
何で虫の映像なの?とか思ったりしてました。

次のマリファントはフェルデンクライス好きならおおっ!と思う螺旋の動き満載で、しかも照明と音楽が素晴らしくて感動しました。
マリファントの作品は自分に合うなぁ~。いいと思う作品が多いです。

その次は牧神の午後、これは男性ダンサーが素晴らしかったです。
生まれたばかりのキューピッドみたいで、ぼおっとしながらすごい動きを次々と見せてくれるのがすごかったです。目が奪われました。

最後の演目はディアギレフらしく、賛否両論の作品。
レイプ、売春、男色、殺人、電気椅子とグロテスクな内容なのですが、音楽と動きが既成のバレエのパロディで、コミカルなのもおもしろかった。
プレミアでは退席してしまう人続出だったらしいのですが、まあそこまで・・・って感じでしたけどね。
コンテンポラリーダンス自体が振付家の癖が強いので、どんな作品を見ても好き嫌いというよりは「はー、こういうことがしたかったのね・・・」で済ませてしまう私はダンスファンとはいえないと思います・・・

これが最後のSadlers' Wells。またご縁がありますように。
Angelに来ることももうないかな・・・?

帰りはOvergroundが30分の遅延。
イギリスの鉄道はshitを何回言っても足りないぐらいshitです。
仕方なくTubeに乗り換えようと歩いているとさっきからホームで私のことをちらちらみていた男性(おじいちゃん)が「How are you?」と話しかけてきた。
私は電車の遅延でかなりイラついていたのと、変な男性にかまわれることにいい加減うんざりしていたので、次に「China?」と聞いてきたときに「No, なんでそんなこと言わなきゃいけないの???」と言って首をふったらあきらめて去っていきました。その男性のことはすっかり忘れていたのですが、最寄り駅で降りる姿を発見。
「これはつけられているかも!?」と思いやりすごしたのですが、彼がその後近所の人と思われる東洋人女性と立ち話しているのを発見。よく考えれば彼も東洋の血が入った人なのかもしれません。悪い人じゃなかったのかな。
まあでもいきなり夜に「How are you」と聞いてくる人にろくな人いないと思うのでいいんですが・・・

なんかもう日本に帰る潮時のような気がして仕方がない毎日です。日本に帰ったらとりあえずお刺身食べてゆっくりお風呂に入りたいです。
そんなこと1年間考えたことなかったんだけどなー。自分の中でもう飽きちゃったんだと思います。数週間前には日本に帰りたくなくて仕方がなかったんですけどね。この変容はなんだろう?

RB masterclass

2009-10-16 | Weblog
ずーっとあきらめていたRBのマスタークラスのチケットが、あまったのかどうだかわからないけどfacebookで告知されていました。
わが目を疑ったのですが、ネット上でチケットが出ています。
友人と約束していたのですが、本当に競争率の高いチケットなんで、ドタキャンさせてもらって出かけてきました。

演目はバランシンのAgon。これはさぞかし美しいだろうと期待もふくらみます。
スタジオに入ると、崔由姫さんがすでにウォームアップをしています。
指導はバランシンから直接指導を受けた方のようでした。
モニカ・メイソンも観客席に現れていたので、きっととても著名な方なのでしょう。
すでに何回かリハーサルをしている振りを、さらに洗練されたものにしていく作業を見せてもらいました。
ユフィさんはとても緊張しているようでしたが、まだ初期的作業なのに踊りはかなり完璧なものになっていて、先生もとてもほめていました。
そういうところが東洋人であそこまで上がれる秘訣なんでしょうね。

踊りの指導よりも先生が話し好きみたいで、バランシンとの思い出を話す話す・・・本が書けるほどおもしろい話がいっぱいあると言っていました。

3人の振りが終わったところで、こんどはMellisa Hamiltonが入ってきました。
ロイヤルで私の大好きな若手2人の指導を見られるなんて、私は運がよすぎると思いました。

Mellisaはアゴンをカルロスと踊ることになっているらしいです。
若いのにロイヤルの長老(笑)と踊れるということはロイヤルとしても破格の扱いをしているということですね。でもそれだけの器がある人だと思います。
とにかく何をしてもきれい。バランシンを踊るにはロイヤルで最もふさわしい人ともいえるかもしれません。まぁ、マリアネラがいますけどね。
カウントが超・超・超むずかしいけど一生懸命こなしていました。

時間は少々短かったですが、充実した内容でした。
ロンドンに住んでるとこんないいことがあるのかーと実感した1日でした。
早くもロンドンに飽きつつある私には新鮮な夜でした。

寒い。

2009-10-15 | Weblog
毎日寒いです。
それでも、インディアンサマーとかで「あなたは本当にラッキーだ」と言われるのですが、寒くてしょうがありません。

この寒さの中で30分以上バス停で待たされることが続き、すっかり風邪をひいてしまいました。
あまり風邪ひかない私なんですが、この風邪はひどいです。
鼻水、咳、痰、微熱、口にできもの、胃もたれ、などなどなかなかよくなりません。

ここは日本人らしくお風呂でも・・・と思うのですがお風呂をいれたあとはシャワーが冷水。
日本の水道業者がイギリスに参入すれば間違いなくイギリスの水道事情はよくなると思うのですがどうでしょう?
今日は冷水でシャワーを浴び、風邪ひきの身体にまた打撃を与えてしまいました。

暖房は時間設定をしなければならず、またフラットメイトはまったく暖房を使わないのでとても使いづらいです。

そして貧相な食事で風邪が治ろうにもなかなかよくなることがありません。

そんな中今日はフェルデンクライスに行ってきました。
先生も戻ってきて、楽しいレッスンでした。いい先生のレッスンを受けるとほんとうに身体がすっきりします。

帰りに電車に乗ろうとしたら警官が大量に電車に乗っていました。
どこかに移動するために乗っているようでしたが(席に座っていなかったので料金は払っていないのでは?)、若い警官ばかりのグループでずーっと遊んでいました。一人をおろしてドアを閉めたり鳥のまねしたりと、コドモみたいですがなんかとても盛り上がっていました。一応on dutyだと思うのですが・・・日本では考えられないですねぇ。

そういえば、先日の新聞の記事に、ロイヤルメイルがストライキで国中大迷惑(配達遅延はなはだしい)というのに、配達人がベッティングショップ(賭け屋)に配達カートを置いて賭けをしていた写真を撮られていましたね。
それでも「15分くらい別にいいじゃん」という意見が載っていたのも驚きました。

元となる発想がまったく違うので、比べてもしょうがないのですが、ほんとイギリスだなーという風景でした。

そんな風景にも見慣れてしまったのですが、この生活もあと少し。できるだけ楽しんでおきましょう。

RB in class

2009-10-15 | Weblog
ROH会員のためのロイヤルバレエ・レッスン見学に行ってきました。
スタジオに観覧者席がもうけられていて、普通のレッスンを見学するようになっています。
少し前に着いたのですが、もうダンサーがウォーミングアップを始めています。
一番近い場所にはタマラ・ロホがウォームアップしていました。すごい真剣な表情。

時間になり、ダンサーも増えてレッスンが始まりました。
プリンシパル・ダンサーがたくさんいます。
プロの人たちがレッスンするのは今までいろんなところで見てきましたが、現役でプロ、しかもこんなに高いレベルの人だけでレッスンしている風景ははじめて。
すごい人たちだけのレッスンなので、その中でもいろいろなからだの使い方をしているのがよくわかります。
舞台でスーパーテクを披露している人がバーレッスンでは意外にあれ?というからだの使い方をしていたりします。バーレッスンがすすむうちにダンサーのからだがほぐれていくのが見てとれます。

フロアレッスンになると先生のユーモアも増えてなごやかな雰囲気に。
お客さんのほうを向いてレッスンしましょう、ということで、ダンサーも「えー?」と声をあげていました。鏡なし、見学つきのレッスンはさぞかし嫌なことでしょう。音が速くてプロのみなさんもとても苦労しているようでした。お客さんに近くなるとやっぱり緊張するみたいで失敗している人も多かった。
やっぱり回転はすごい。
バーレッスンの時は結構地味だった崔由姫もフロアでの回転には拍手が起こり、それからマリアネラとタマラの回転合戦みたいな時があって、ダンサー、お客さんとも笛、拍手の嵐でした。

こうやってすごい人たちを衣装・メイクなしで冷静に観察すると、やっぱりバレエというのは「華」がないといけないんだなと思いました。レッスンの時から華がある人にやっぱり目が行ってしまいます。うまいだけではなかなか上に上がれない世界なのだと思います。

帰りに売店によってカンパニーメンバーをチェック。プリンシパル以外はあまりわからなかったので、同じようにチェックしてる人に確認すると、いろいろ教えてくれて助かりました。やっぱり西洋人の顔は認識できないんだなー私・・・と思いました。そんな彼女も崔由姫は唯一の東洋人だったのにあまりわかってなかったみたいで、やはり日本人は西洋人の顔が、西洋人は東洋人の顔が識別しづらいんだなーと思いました。

日本に帰るまでにもう一度バックステージ・ツアーに行きたかったのですが、朝の部はすべて売切れでした。みんな朝のレッスン目当てに違いありません

ああ幸せな1時間半でした。
その後このイメージを持って・・・とレッスンに行ったのですが、まったくだめでしたねー。イメトレ失敗でした