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あいまい工房

毎日の生活で気づいたこと/新たな発見の記録です。

Rest in Peace

2009-06-27 | Weblog
マイケルが神のもとに召されました。

残された人には悲しいことですが、もうずっと幸せそうでなかった彼がゆっくりする時期がきたのかもしれませんね。
相続やもろもろで周辺はまだまだ騒ぎが続きそうですが、それは俗世間の話なので彼には暖かく見守ってほしいです。

さて、またまたロンドン・リバプールストリート駅でマイケルのフラッシュモブがありました。
あー行きたかったなぁ・・・
お天気もいいし、金曜日の夕方ということで最高のフラッシュモブだったのではと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=s_PbbzZhCtg

本当にスターといえるスターでした。
彼の名曲の数々は今後も色あせることないでしょう。RIP。

人気者

2009-06-25 | Weblog
今日はなぜか人気者でした。

朝起きて友達にメールを送り、日曜のコンサートの約束をテキストでやりとりして、乗馬の支度をして出かけようかと思うと友達から電話があり、久しぶりにお茶でもしない?とのこと。乗馬が終わって家事がすんだら連絡するねと約束して乗馬へ。

厩舎に行くと、スケジュール表にLast Termと書いてありました。受付の人によると、大学のタームが終わったので学割料金も終わりで、今後は普通料金になるとのこと。結構な差があるので、うーん、と躊躇していると、2週間ごとにくればいいんじゃない?とのこと。
毎週乗らないと勘がにぶると思うのですが、私もイギリス人の感覚になっているので、月25ポンドの差は大きい。
一応そうします、と答えておきました。

今日ははじめての駆け足(カンター)をしましょう、とのことでどきどき。
先週馬が虫に刺されて突然走り出したのでまあ初めてじゃないんですけど、緊張します。
いろいろ説明してくれたのですが初めてのことなのであまり理解できず、そのままレッスンに突入。
ティーンエイジャーの女の子が先導してくれました。彼女はだいぶ乗っている様子。

では、走らせますよ、ハンドルをしっかり握って、と言われ、先導の子が走りだしました。すると掛け声だけで私の馬も走り始めました。
こ、こわい!!!!
ものすごい衝撃、しかもすごい早い。
ほんとうに振り落とされそうです。
馬の上下運動がこんなにあって、脚からの衝撃が直接伝わってきます。
必死でハンドルを握ってるだけで終わってしまった。

Well done!!!と先生が叫んでいましたが、「怖かった・・・」としか言えませんでした。先週の突然走り出したのは、大して走ってなかったんですね。スピードや馬の動きが全然違う。
同じようなことをいろいろな方向でやりましたが、馬は先生の見てない間はまったく私の言うことをきかず、たらたら好きなように歩いているだけでした。
なんだかなーって感じですね。まあそのうちうまくなるんでしょうが・・・。

とにかく恐怖感が先に立って、しばらくぼーっとしていました。
あー乗馬楽しいっていうのはちょっとしばらく感じられないかも。

帰りに自転車を押して歩いていたら、厩舎のとなりの庭師さんが話しかけてきました。彼も3回目の乗馬で怖い思いをして、それからやめてしまったそう。もと消防士さんで、力が強かったので落馬などはしなかったそうですが。

2週間に1回だと、この街をでるまであとどこまでいけるかわかりませんが、勉強時間も確保しないといけないし、しょうがないかな。今は趣味の合間に勉強しているって感じですからねー。

サイクリングのついでに買い物もして、戻ってシャワーをあびてキッチンに行ったら、台湾人のフラットメイトがブロック肉の使い方がわからないから教えて、ということでしばらくいっしょに料理をしました。で、時間があっという間に過ぎて洗濯をして、乾燥機にかけている間に友人と会って大学のパブでビールを飲みました。天気がいいので外飲みビールは気持ちがいいです。話題は例によってタイと日本の文化とヨーロッパとの違い、についてでした。

洗濯物を持ってかえってまたサルサ友達と携帯テキストでコンサートの話。Los Van Vanのメンバーがスパゲッティをゆでてるときに火傷してヨーロッパツアーが中止みたいなんですが、イタリアではバイク事故ということになってるらしい、という話をしました。まーパスタじゃあ顰蹙だもんね。日本のネット情報で見たのですが、英語のサイトではぜんぜん情報がなくて、日本の情報すごすぎ!と思いました。代わりのバンドは誰が来るのかな?

来週はパリ旅行。行くまでにある程度勉強できるのでしょうか???謎です。

じっくり・・・

2009-06-24 | Weblog
忙しい中ロンドンに行ってきました。

まずはレッスン。先生のクラスは明るくてすごく楽しい。励まされながら1時間半が過ぎるって感じかな。
終わってビールでも飲もうかな、と思ってたらベルギービールのお店が。
1杯のつもりがビール日和ということもあり、おかわりしてしまった。

そしてバスが来なくて、スピーチクラブに遅刻してしまいました・・・

今日は論評のはずだったのに、ちょっとムリと思われたみたいで変えられてしまいました。ゲスト紹介やってもらえるかな?と突然言われちょっとあわてるが、よくあることなので引き受けることに。

私のクラブは場所もよく人気があり、毎回10人以上のゲストが来ます。私の役割はゲストの名前を呼んで簡単な自己紹介をしてもらう超簡単な役割です。

私は自分の発音etcに100%自信がないんですけど、とりあえずゲストの皆さんは私の言ったとおりに動いてくれました。
まーゲストの皆さんも話す訓練を受けていないし私も緊張してあまり何を言われたかわかってないのですが、そこは最近うまくなった受け流す技術で・・・
なんとなく、自分が場を支配している空気がちゃんとありました。これぞこのクラブに来る醍醐味なんですよね。

終わってから休憩だったのですが、私のメンターがやってきて、「良かったよ!!!」と言いにきてくれました。他のメンバーも「なんか飲む?バーに行こうか」と誘ってくれたりして、なんだか反応が違う。
どうやら、日本式なていねいなゲストの扱い方がイギリス人の感銘を呼んだようです。「私は日本人だからていねいになることを止められない」と言ったら、ナイジェリア人のメンバーが「ここの人(イギリス人)は君から学ばないといけないね」と言っていました。

次のセッションも遅れてきたゲストが「隣にすわってもいい?」と言ってきたのでずっと流れを説明してあげました。「よく知ってるね。長くやってるの?」と言われたりしてなんか人間扱いされてるーって感じでした。

終わった後はバーで飲むことになっているのですが(会場がパブなので)、終わってから次々と人が寄ってきて、「今日は良かったねぇ~」とか「どれくらいやってるの?」とか「違う文化の国から来て英語で人前で話そうなんて勇気があるね」などと言いに来てくれました。

ついこのあいだまで、なんとなく英語もロクに話せないかわいそうな奴、というイロモノ扱いだったのですが(ま、今もそうなんですけど)、今はすっかり中に入れてもらえた感じです。
ロンドンのクラブに変わって本当に良かった。やっと人間扱いされた感じです。
イギリスにいる日本人は、こうやってすこしずつイギリス人の信頼を勝ち取っていくんだろうな、ということがよくわかりました。やることをきちんとやる人には外国人にも正当な評価がくだされる国です。

来週はなんと無謀にも「文法係」にあてられてしまいました。リスニングさえまともにできない私がやってしまっていいのでしょうか・・・
むむむ。がんばります。

英語をすっきり

2009-06-23 | Weblog
こちらに来てからまったく英語が上達していない私ですが、これはまずいと思いロンドンのウェブサイトにlanguage exchangeの広告を出してみました。
条件はスカイプでの勉強。
これでジャパ専やオリ専イギリス人からの変なメールなどは来ないでしょう。

あっという間に2人から連絡がありました。普段この国では日本への興味は消滅したのではないか?と思う日々でしたが、さすがロンドンは人口が多い。なぜもっと早くにやっとかなかったんだろう・・・

日々の生活の中で、ほんとうに英語に関してギモンに思うこと、多いんですよね。フラットのイギリス人は語学に関してまったく勘がにぶいし、後で誰かに聞こうと思っている間に忘れてしまう・・・
今日はいまさらながら、goとcomeの心理的な違いについての疑問がありました。文法の本の基本のき、である内容ですが、いまだに「実は彼のこのgoにはこういう意図があるのではないか」などとやきもきしてしまったり、ということが起きます。

ひとりの人は女性で、英語教師の経験もあるそうで、うまくいくといいな。インターネットの神様にあらためて感謝です。

ENB バレエ・リュス

2009-06-21 | Weblog
イギリスで最後のクラシック・バレエ鑑賞になるであろう(たぶん)、イングリッシュ・ナショナルのバレエ・リュス記念公演に行ってきました。

いつもレッスンなど組み合わせるロンドンへの休日なのですが、今日はとくに用事もみつからなかったので、日本人の友達からおいしいと聞いていたおすし屋さんへ。
お魚屋さんが経営しているそうで、評判どおりお魚が絶品でした。
でもねー、すしめしがいまひとつだったんですよね。現地味というか、お酢の香りがしないのと、巻き寿司の切り口がいまひとつなのと。
寿司バーと銘打っているのですが、飲み物はカウンターから取って飲むので、ちゃんとしたお酒じゃないし。
ここではお刺身をちょっとつまんでからとなりのパブで普通に飲む、というのがいいんじゃないかと思いました。高いしね。
というわけでロンドンにお寿司はいろいろあれど、安くてそこそこいいお寿司を探すのは難しいということがまたわかりました。まーあんまり期待もしてないんですけどね

その後暑いのでセルフリッジに行ってチョコ・グラニータを買いました。暑い夏には冷やしチョコがぴったりです。
あー幸せ。都会っていいなあ

サドラーズ・ウェルズはなんとなくシンプルすぎではありますが、とってもいい公演が大変安く見られる、大好きな劇場であります。
私バレエの歴史には普段からあんまり興味のない人なので、今回の演目はなんとなくただ来てるだけ、の人であります。

1幕目はシルフィード。
誰がどう踊ろうとも、その構成だけで絵になってしまうそのスゴさ。
先日のロイヤルでは遅刻して見られなかったので(ユフィちゃんが出てたのにぃーーー)リベンジもあります。
なんとなく、特に感想はなかった・・・みなさん無難に踊っていました。
途中でなんでもないとこでコケた人がいて驚きましたがすぐに立ち上がってこなしていました。舞台は何があるかわかりませんね。

2幕目は小品で、薔薇の精、瀕死の白鳥、牧神の午後。
薔薇の精はなかなかよかった。ふたりとも初めての演目みたいでしたがそうは見えなかったです。
昔初めて見た薔薇の精はマラーホフだったんですけど、まず男がお花のカツラに花のレオタードで踊るってことにもう笑いを隠せなかったことを思い出しました・・・今はなんとも思わないって私が慣れてしまったんですね
瀕死の白鳥はすごく美しかったんですけど、なんだか若くてきれいなダンサーだったので、今死ぬようにはとても見えず、白鳥のPDDでもやってほしいような感じでしたそういう意味でも難しい演目ですよね。
チュチュが羽そのままな感じですごいなあ、きれいだなーと思って見ていたら、シャネルとのコラボで、カール・ラガーフェルドのデザインだそうです。どうりで・・・とても豪華で美しかったです。だから死にそうに見えなかったのかも(笑)
牧神の午後はビミョーだなぁと思っていたら、新作らしく、グランドピアノ2台と男性ふたりによるバレエレッスン、という設定の演目でした。
これがもう美しくて・・・これが最高に良かった。拍手は特に多かったわけじゃないので好評だったかどうかわかりませんが、私的にはすごくはまりました。また見たいです。
衣装は竹島由美子さんという人のものだそうで、素敵な衣装でした。

3幕は春の祭典。
バレエリュス100周年ということで、私これ見るの今年3回目なんですよね・・・
ストラヴィンスキーも特に好きじゃないんで、さすがになんとなく飽きた感じでした。3つとも全部違うバージョンなんですけど。
歴史的にすごいバレエ、っていうのはわかるしパワーも感じるんですけど、途中でなんとなく眠くなってしまいました。
コールドの人は休みなく踊る、ほんとうにエネルギーのいる演目と思います。衣装が素敵でした。(前回見たロイヤルのやつは色彩的にあんまり好きになれなかったんで。)
幕が閉じた後、団員が歓声をあげているのが聞こえてきました。練習大変だったんでしょうねぇ・・・。

というわけで、なんだかんだ言ってとても楽しみました。豪華な演目でした。サドラーズウェルズの複数割引使って、こんな良席で3000円しないんですよね。うーんお得すぎます。
ロイヤルバレエ以外のバレエはかなり安いんで、日本に帰ったらしばらくバレエ見にいけないですね・・・バレエのレッスン、鑑賞はイギリスはかなり安いと思います(見に行く交通費が高いですが

アホすぎ・・・

2009-06-20 | Weblog
インタビューのための手続きをいろいろやって、はー、あとは被験者の返事を待つだけ・・・と思っていたら、すっかり忘れてた。
大学のethical approval form(被験者のプライバシー保護のための審査の書類)をdepartmentに出さないといけないんだった。supervisorのサインもいるし。時間かかるのに、どうしよう!

departmentにメールして、どれくらいで許可が必要か聞いてみたけど返事がなく、supervisorからもいつつかまえられるか返事が来ない。
departmental officeに行って聞いたら、事務の人が「あー、来週は○○(忘れた)があって時間かかるかも、来週は私いないし・・・」いや、それ、こまるんですけど。
そしてsupervisorからは「サイン急ぐんなら、近所で会ってサインしてもいいよ。家に電話して」とのこと。

先生に電話して、家に行きますと行ったら、ルートを説明してくれて(これまた先生が何言ってるか全然わからないんだなー・・・)、さっそく自転車に乗って会いに行きました。
イギリス人ではありえないと思うのですが、彼はアメリカ人だから、突然家に呼ぶってのもありなんですかね。

有名教授の家、それなりに立派なんだろうな~と想像して行って見ると、みつからない。あれ?
その後見つかったのですが、なぜすぐにわからなかったかというと、セミ・デタッチドのおうちで、あまりにしょぼすぎて、わからなかったんですね
イギリスの家ではかなりやばい部類に入る前庭。

半開きになっているドアから、先生が「ハロー」と言って出てきました。
部屋の中はなにもかまってない感じの雑然とした部屋です。でも入って何か言わなければ、と思ったので「素敵な家ですねー」と言ってしまった。私ってうそつき・・・。先生は「サンキュー」といってましたが

お茶でも飲む?と言われたのでお茶をごちそうに。
息子さんも呼んでちょっとおしゃべりしました。なかなか人懐こい11歳です。先生も若い頃はさぞかしハンサムだったろうという人なのですが、子供もすばらしい美少年でした。日本ならすぐに子供モデルになれます。イギリス(厳密に言うとアメリカの子なんだけど)のコドモはこれくらいまでがカワイイんだよね。その後はモンスター化が激しいですが。

庭でお茶を飲みますか?ということなので庭へ。庭へ出る靴もなく、靴下のまま庭の椅子へ。ワイルドだなー。そこで先生と世間話をしてたら奥さんが帰ってきました。奥さんは明るそうな人と想像していたのですがやっぱりものすごいおしゃべりで、またしばらくお相手してもらいました。アメリカ人って感じですかねー。
ふたりの会話にはいまいちついていけないまま、時間が来ておいとましました。
(最近は会話の中身がまったくわからなくてもわかったふりをして会話をつづけるのがずいぶん上手になりました
帰り際には、こんどディナーしたときは呼ぶからいらっしゃいね、と言ってくれました。社交辞令かもしれませんが、まあ一応先生の弟子、ってことになってるからね。(まあ、そうとは思われてないと思いますが、形式的にはそうかな)

子供もすぐ近くの公立学校に通わせてるみたいだし(大学の先生が多く住むエリアだからレベルも悪くないのかもしれないけど)、家のかまわなさなどみても、気取らない人なんだろうな、というのが良くわかりました。
よくいるミドルクラスのなんだかかっこつけたり壁の厚い人よりもぜんぜん好感が持てます。

帰りはまた自転車をとばしてかえってきました。サインもらうのに大仕事でした。まー意外性があっていいかな。
あとは早くdepartmentから許可がもらえればいいんだけど。お願いします!

幸せな人に囲まれる

2009-06-16 | Weblog
バレエのクラスに来ている男性は、なんだかフシギな人で、最初見た時は、「え、何この人・・・」と思いかなり引いていたのですが、実はかなりバレエ好きということがわかり、先生と彼と私で最近かなり仲良くしています。

両腕にでかいタトゥーを入れていて、ガタイも良く、どうみてもワーキングクラスの人なのに、典型的ミドルな趣味が好き・しかも男性なんて珍しいなと思っていましたが、もともとアートなものが好きだそう。フットボールとか勘弁して、って感じらしいです。

今はオークションハウスで働いていて、仕事も楽しいそうです。その前は職を転々としており、だいたいクリーニングとか左官とかの仕事っぽかったですが、バスの運転手もしていたそうです。そのバス会社が私が憎悪するバス会社だったのですが(接客態度が最悪)、私はいまのところこの国でバスの運転手が最も嫌いな職業なので、「あそこのバスドライバー最悪」と言ったところ、「バスの運転手をやっているときは本当にひどかった。つきあう人が悲しすぎる」と言っていました。今はオークションハウスに来るある程度裕福な人とつきあっているし、バレエの人もそれなりに余裕のある人たちなので、「いい人に囲まれるということは本当に大切なことだ。2年前に職を変えてから、人生が変わった。いい生活をしている人は人のことも大切にする。」と言っていました。その後彼女とも別れ、引越ししてバレエを始めて、今は毎日が楽しくてしょうがない様子です。

こっちのバスドライバーは日本のバスの運転手さんとは比べ物にならないくらいひどい人が多く(会社によりますが)、よくこんな人間がまともに職につけたなぁと思う人もいます。日本はどんな職業でもそれなりに均質化していますが、クラス社会のこの国では職業でかなり人間の質みたいなものに影響しているような気がします。すさんだ日々を過ごしていると慢性化していくという感じでしょうか。大学のマニュアルワークに従事する人たちは、まともな人が多く、それは「大学で働いている」という意識が大きいのでしょう。教育もいきとどいているんだと思いますが、うちの大学は小さくてみんなの良心でなりたっているようなところがあるので、「良心は良心を育てる」を肌で感じます。

私もバレエを始めて、さらにいろいろ始めて、他人に良くしてもらうということをたくさん学んだと思います。彼の言葉が身にしみました

Swan Lake

2009-06-15 | Weblog
勉強ははかどっていません。
Supervisorはホリデーか学会かわからないけど消息不明。
どの先生もホリデーや外国にいるときは音信不通なので覚悟はしているんですけど、この大事な時期に連絡がとれないと焦ります。

きのうの夜はポルトガル人のフラットメイトにさそわれてポルトガル料理をごちそうになりました。
彼もなかなかの料理上手ですね。白身魚をニンニクとオリーブオイルに漬けたままオーブンで焼くというのがかなりおいしかったです。自分でも作ってみようっと。
ポルトガル・イラン・コスタリカ・メキシコ・日本という構成でした。
普段中華系ばっかりとつきあっていて、ヨーロピアンと交わることが少ないので良い経験になりました。彼のお友達はみんなさわやかな人ばかりなので楽しいです。
早速Facebookでオトモダチになったのですが、イランの子はいきなり選挙敗退(たぶん不正選挙)で国が混乱になっているらしく、YouTubeのデモの画像を次々と貼り付けていました。バレエの映像ばっかり貼っている私とはエライ違いです。
外国にいると、安定した政治を保てている日本政府には感謝するばかりです。

今日は早起きして映画館にRBの白鳥を見に行きました。マリアネラ・ヌニェスとティアゴ・ソアレスでした。
いつもいつも同じ内容になってしまいますが、パドトロワは崔由姫が光っていました。日本のバレエ独特の西洋人には真似できない繊細さはすばらしいものがあります。ローラ・モレイラと一緒に出ていたのですが、ローラのファンの友人も「この子(ユフィちゃん)は良かったね」と言っていました。ま、当然でしょテクニックのレベルが違いますから。都さんの体力が落ちている今、都さんに続くのは(タイプが違いますが)彼女しかいないと思います。
ティアゴ・ソアレスは演技はバカっぽい王子をうまく出していて良かったのですが、技術的にはそれほどでもなくて、アコスタがいなくなったら男性スターダンサー不足のロイヤルはどうなるんでしょうね。コボーもなんだかなーって感じですし・・・。
とにかくオペラハウスで見るのとは違う、楽しい映画でした。白鳥の良さ再確認。
先生と生徒で見に行ったのですが、先生は終わったら泣いていて、子供に「なんでジャンプしただけで泣いてんの」ってバカにされてました

終わってからみんなで公園にピクニックに。バラが美しくてあったかくて素晴らしい午後でした。もうすぐ帰るというときにみんなと交流が深まるのはうれしいけど別れるときはきっと悲しいだろうな・・・バレエクラスのみんなは外人の私にも本当に良くしてくれて、暖かい雰囲気があって・・・感謝です。イギリス人と交わる機会がほとんどない私にとって、貴重な体験です。

ピクニックで、アコスタがBBCの番組に出るという情報をゲット。帰ってネットでチェックしてみると、日曜朝のバラエティショーなのですが、最初に対談みたいなのをちょっとやって(健康管理とトレーニングの話など)、そのあと、なぜかケーキとチーズを一緒に食べると合う、とうのをやって(司会者が話してる間も真剣にケーキとチーズを交互に食べてました(笑)気に入ったんですね)、その後カクテルを作るコーナーでキューバのラムを使ったカクテルを飲んでました。「どうですか?」と聞かれて、「キューバではこういうふうには・・・(飲まない)」と言ったら、バーテンの人が、「そうですね、キューバではモヒートにしたりキューバリブレにしたりしますね」と言っていて、キューバ好きの私としては、たぶん彼は「キューバではラムはストレートで飲む」と言いたかったと思うのですが、司会者とバーテンダーでがーーーっとしゃべられていたのでなんとなくあきらめてました(笑)ひとりでかなりウケてしまった。その次に料理をやらされていて、料理しないらしく、しかも質問に答えなければいけないので外国人としてはかなりつらそうでした。その後の食べるタイムも司会者が食べてる最中に急に話をふったりしてまた真剣に食べてる彼は困ってました(笑)というわけでなかなか面白かったです。彼にとってはつらい出演だったのでは・・・おそらくロイヤルバレエの一般向けoutreach programの一環だと思います。舞台ではあんなに素敵なのですが、実際はなんだかビミョーに田舎もん・外国人ぽいアコスタの意外な一面が見られてかなり面白かったです。

あー本当に幸せなバレエ週間だったなぁ。ロイヤルバレエをこんなに身近に感じるなんて想像もしなかったですが、幸福です

さよなら、ROH

2009-06-13 | Weblog
まあ、まだわかりませんが、今回がこれで最後のROHでのバレエ鑑賞、Jewels。
その前にレッスンに行くべくコベントガーデンの駅で降りたら、なんか聞き覚えのある英語が・・・
はっとふりかえると、カルロス・アコスタが携帯を持って立っていました。
公演前に友達を迎えにきたのかなんだかで、電話で道案内をしている様子。
かなりでかい声と例のダミ声・キューバ英語ですぐにわかりました。
舞台ではわりと小さめに見える彼ですが、実物は結構大きい。
スタイルもすごくいいけど、バレエダンサーには見えないかなぁ~。サッカー選手には見えるかもしれません。服装がそんな感じだったので。
とにかく、「おー、コベントガーデンらしいなぁ」と思いました。電話中でなかったら大阪のおばちゃんぽく「今日見に行くで!がんばってな」と声をかけたい気分でした

その後のレッスンは非常に調子が悪く、なんだかウツっぽい気分になりました。最近ピルエットの「ピ」の字もできないんですよね。このところ飲んでばっかりなんで、内臓悪いんでしょうか?

終わったらカフェでちょっと勉強して、バレエ友達と待ち合わせのパブに。彼の友人が来ていて、奥さんが日本人らしく、日本の話をちょっとしました。私の友人は日本のこと何も知らないので、ちょっとはいいところを教えてあげてほしいです。

時間になり、ROHへ。
待ちきれない気分でキャスト表をもらいに行きました。
怪我人・病人続出で代役ばかり。
いいキャストだから買ったのに・・・特に友人はタマラ・ロホを見るのを楽しみにしていたので、彼女が出ないと知って「金返せ!」と怒っていました。怪我ではなく病気みたいです。
そのかわりといってはなんですが、たぶん怪我で出ないと思っていたアリーナ・コジョカルが出てくれました。
日本人も佐々木陽平君、崔由姫、高田茜ちゃんといいメンバーが出ていました。男の子はあまり目立たない演目ですけどね。

すでにリハーサルを見てしまっているので、ついつい比較してしまうのですが、やはりそこは本番、なかなか楽しめました。
ルビーは崔由姫にやってほしかった。最近のカルロスにはなんだかなーと思っていたのですが、今回はすばらしい出来でした。崔由姫はまだ若いのでカルロスとは組めなかったんでしょうね。
ダイアモンドはさすがアリーナ本領発揮で美しかったです。ぺネファーザーとの組み合わせも美しかった。アリーナはピルエットはあまりキレがなかったですね。やはり本調子じゃないのかもしれませんが、その他はありあまるほど美しかったので満足です。
ジュエルズ、やっぱりいい演目ですねーーー堪能しました。
私が拍手や掛け声でひとり盛り上がってるのを見て、イギリス人の友人は驚いていました。(私普段静かなので・・・)

終わったらそうそうに友人と別れて駅に走ったのですが、電車に乗り遅れてしまいました。というわけで地元の駅から徒歩で町まで。週末なので人はたくさん歩いていましたが、みんな酔っ払いなんで・・・でも無事に町に到着。
それからサルサのイベントにちょっと寄って何曲か踊り、タクシーで帰りました。
長ーい1日が終わりました。

これでロイヤルに行くこともなくなっちゃうんだなぁと思うと悲しい気持ちです。もうすっかり自分のサポートカンパニーみたいな気分でいたので・・・
今後は日本から応援することになりますね。
マリアネラ・ヌニェス、崔由姫、高田茜、ジェームズ・ヘイがロイヤルの看板をしょって立てるようになりますように。お祈りしています。

ロンドン&ベルギー備忘録

2009-06-10 | Weblog
あー疲れた。
いろいろ知識を得たのであったことをメモしておこうと思います。

1日目:ロンドン
ROHオンディーヌ・吉田都
バレエのクラスメイトとROH正面玄関で待ち合わせ。彼は私を待っている間、車で乗り付ける芸能人をたくさん見た、と言ってました。私もいつも見てるのに気づかない(だいたい、知らないし)んだろうなー。
彼は急速にバレエおたくになっているようで、サドラーズ・ウェルズの歴史を年代別にいろいろ教えてくれました。すげー。
彼にとってはマーゴ・フォンテーンのオンディーヌが最高のようで、都さんのオンディーヌかなりよかったと思うんですが、マーゴのを見るべきだ、と言っていました。
私バレエはほとんどテクニック重視で見ているので、マーゴ・フォンテーンのを2時間とか見る根気はないと思います・・・悪いけど。
都さんはもう登場した時からきらきらオーラがあふれていて、可愛いさ100%でした。そのぶん最後の悲しい場面はもっとパワーがほしかったかな。でもほんとうに素敵なオンディーヌでした。満足満足!
帰りはお気に入りのパブで飲みすぎました。イギリス人男性は良く飲むね。彼のようにお金のない人も、ビールにはよくお金を使うと思います。

2日目:ブリュッセルへ移動
ユーロスターでベルギーへ。宿で落ち着いたらもう夕方近い。
ブリュッセル在住の方にお願いしていた「ビールのおいしいお店」に連れて行ってもらう。
1軒目:A La Becasse
http://www.belgium-alacarte.com/gourmet/new/new-1.htm
自分ではびびって入れない店構えなので感激しました。
ビール4種お試しセットを注文。おつまみのテリーヌもうまい。
ブリュッセル在住のおっさんだったらかならず常連になっていると思います

2軒目:Mer du Nord
http://www.euro-travelogue.com/2009/02/noordzee-mer-du-nord.html
小エビのコロッケが絶品でした。
帰ってからベルギー人にここに行ったと言ったら、「ブリュッセルの中でもいいとこ連れて行ってもらったんだね」とほめられました!

その後、彼女の家族に会って、おうちに行って結局夜までおしゃべり。

3日目:ゲント小旅行
どこに行くかまよったんだけど、ゲントに行くことにしました。
ガイドブックもなく、駅についたものの観光案内所もなく、途方にくれていたんですがなんとかトラムに乗って旧市街へ。
そこで観光案内所があって、スタッフが超親切!!!!!感動しました。質問がすべて食べ物に関することで、私っていったい・・・という感じでした
・チョコ屋 Van Hoorebeke
http://www.suitenetwork.jp/report/report-bk.php4?f=vol16.inc
まだ食べてません。観光案内所の人の高いけど超うまいチョコらしいです。
・昼ごはん バーフ教会の横でビーフシチュー
普通においしかった。ボリューム満点。
・チョコ屋 Van Hecke
ここは庶民派だけどおいしいらしい。これから食べます。
・Gruut醸造所
醸造所って・・・って笑っちゃう感じのカフェ。ビール超うまかった。
さすがの日本のネットでも載っていなかった。穴場なのかな?ブリュッセルでは買えないらしいのでボトルを買ってかえりました。これから飲みます。

ゲントは素敵な町でした。ベルギー万歳です。

ブリュッセルへ帰って友人のお宅へ。
途中で彼女が新しいいいお店ができた、ということで日本人経営のフシギなチョコ屋さんへ。グランプラスのそばにあります。
Jean-Philippe Darcis
http://www.darcis.com/

ベルギーも可愛いお店が多くて、友人宅に着く前に買い物をしてしまいました。友人宅に着くと、来る前からベルギー人に「すごいレアなビール」と聞いていたビールを用意してくれていました。westvleteren
http://www.petits-pois.com/articles/2008/Nov/3.php
味わい深かった。感謝です。
戻ってそのベルギー人に話したら、こんどどこで入手できるか教えてくれ!と頼まれました(笑)
あとはフランスのソーセージとチコリのグラタンを楽しみました。ありがとうございます。
帰りはレストラン街に寄ってleonでムール貝を食べました。うーん、チェーン店ぽい味がしました。やっぱりチェーン店に入るべきではないね。しかも高かったし。

4日目:ロンドン
ユーロスターに乗る前にカルパッチョのサンドイッチとベルギーワッフルを購入。
結構混んでいた。
ロンドンへ着いたら人の多さ・せちがらい感じにちょっとびっくり。ヨーロッパいち非人間的な町なんでしょうねぇ。

ちょうどいい時間に到着。
ROHでジュエルズのドレスリハーサル。
エメラルド:ロベルタ・マルケス
ルビー:崔由姫
ダイアモンド:マリアネラ・ニュネス、ディアゴ・ソアレス
もう、もう、リハーサルなのにこんなに良くていいの?って感じでした。
特にルビーの崔由姫。音楽性、テクニック的にも最高でした。もちょっとセクシーになれればもっといいけど、アジア人には難しいね。
最後のマリアネラは今後ロイヤルで最高のプリンシパルになるのではないでしょうか。完全にジュエルズを理解し、楽しんで踊っているのが伝わってきました。ほんとうにほんとうにキレイだった。最後ちょっとスタミナ切れしてましたね。でも本番ではそんなことはないでしょう。
サポート組も日本人がたくさん出ていて、佐々木陽平君、小林ひかるさん、高田茜さん、それ以外にもいました。テクニック的・動きの質に関してはどの人も申し分なしです。わたし的にはもう申し分ないのですが、イギリス人的にはさらに「演劇性」や「イギリスらしさ」を求めるんでしょうね。だんだんそんな気がしてきました。でないとロイヤルはラテン系と日本人ダンサーだけになっちゃうもんね。

今回はなんと幕間で火災訓練がありました。みんな外に出されてしまい20分ほどぼーっとしてました。ダンサーの人もどっかに行ってたんですかね。身体が冷えちゃうんじゃないかと・・・

終わったらそのままレッスンへ。気持ちよくお稽古できましたが、最近のピルエットのひどさはなんなんでしょうか。背中がそりまくりなんでしょうかね。

レッスンの後、スピーチクラブへ。役割があたってパニックになっていたら、突然日本語を話すイギリス紳士が現れてピンチを助けてくれました。いっしょに役割をこなしている間、ものすごい勢いでメモをとったり仕事をしたりして、なんだかとても頭のいい人だなぁと思っていたら、ケンブリッジ卒の方だそう。やっぱりオックスブリッジの人はひとあじ違いますよねぇ。エリート教育というのはそういうものなんでしょうか。奥さんが日本人だそうで、こんど奥様+子供さん(バイリンガル)を紹介しますとのことでした。日本のことを少しでも知ってる人は接し方がぜんぜん違います。最初に会った一目がもう違うんですよね。おもしろいです。

というわけで忙しい4日間でした。今日からガリ勉しなきゃ!