久しぶりのフェルデンクライス。
まずブリッジをやってみて、現在どれくらいできてるかチェック。
それから、仰向けになって膝を立てて、骨盤から背骨をひとつひとつ床から離していく。首の付け根まですこしずつ範囲を伸ばしながら、何度か繰り返す。
両手をおへそのうえに指の背をつけながら鎖骨まで指を動かしていき、また元の場所に戻る。こんどは首まで、また戻って額まで、また戻り、髪の生え際にきたら髪の毛をかき上げるようにして頭のてっぺんまで、床に指先がついたらてのひらで耳を包むように顔を伝い、鎖骨を通ってまたおへその上まで戻る。このルートを何度か繰り返す。
何度かやったら、耳の横にてのひらがきたら今度はブリッジをするときのような腕(てのひらが床、ひじが天井を向く)をいろいろな場所、気持ちよい場所、気持ちよくない場所といろいろな場所で2回おいてみる。次の回は3回置いてみる。何回か繰り返してから気持ちの良い場所に置くようにする。
今度は、床に寝て右足を膝立ち、右手でブリッジの腕にして、右足で床を押す。そうすると身体は左に向く。小さく何度か繰り返し、だんだん動きを大きくする。動きが大きくなったら右腕でも動きを手伝うようにする。
動きが大きくなっていくと、お腹が前に出て背中が反るような形になるので、後頭部を腕でできた空間に入れるようにすると、さらに動きが大きくなる。
右側が終わったら、同じことを左側だけで行う。
最初にやったら、また仰向けの両膝立ちで背骨を離していくことをやってみる。何度か繰り返す。
最初にやったブリッジをやってみる。楽にできるようになっているだろうか?
胸がすごくやわらかくなって、背中のそりが大きいブリッジになった。
でもまだ肩がかたくて、腕で身体をささえることはできない。
腕の力も必要なので、またやりましょうということになった。
胸から下は完璧な出来なんだけどな。なんか悔しい。
肩甲骨~ひじ~手首の関係性がまだ未熟なのだと思う。
だからバレエの時も腕の使い方が奇妙になってしまうんだと思った。
久しぶりのレッスンだったが、背中がすっきり!!
このところの背中の憑物が取れたようだった。すごい威力だ。
ATMはやっぱりすばらしい。
帰りは調子に乗って飲みに行ってしまった。
高田馬場駅そばの、サラリーマンでいっぱいの焼き鳥屋である。
なんと焼き鳥屋なのに、看板に
「ジビエあります」
と書いてある。
ああ、スポットに入ってしまった。
2日連続の焼き鳥である。
今年は絶対ジビエ!と思っていたのに、料理の先生が今年のジビエはだめだといわれ、食べに行かなかったのだ(というか、仕入れをやめてしまった)。
お店は人でいっぱい。
焼き鳥屋でジビエなんて

ということで、シャラン鴨というものを頼んでしまった。
ワインもおいしくて、なかなか良い店でした。
翌日は早起き。
今日はオペラ座バレエ団のチケット発売日なので、ご飯を食べながら電話をテーブルに置いてかけ続けた。
15分強でつながる。ちょっと拍子抜け。
パキータの全幕を見たかったので、ルグリとオーレリの日、マチュー・ガニオとドロテ・ジルベールの日を聞いてみる。
マチュー・ガニオの日は安い席はもうないとのこと。
やっぱり人気があるんですね。
わたしはガニオというよりは以前ドロテ・ジルベールの可愛らしさが気に入ってしまったので、やっぱり欲しくなって良い席を買ってしまった。
今年は世界バレフェスもあるし、節約しないといけないんだけどな。
早く電話がつながってくれたので、レッスンに出かけることができた。
友達も来ていて、一緒にレッスン。
難しかったけど、まあしょうがないか。
先生には、肋骨が前に出ていて肩が後ろにいってしまっているので、背中に負担がかかると注意があった。
確かに、今日はからだがの前側が開いてしまっている。
体調が悪いのと関係があると思う。
友達と駅まで話しながら歩き、そのまま寿司教室へ。
今日は最終回のひらめである。
最初は快調だったが、だんだんミスが多くなっていた。
うーん、とっても難しい。
なんだかんだで時間がなくなり、すべての仕込みができずに家に持って帰ることになった。
薄造り、ほんとうに難しい。
力を入れ続けることができないで小さい造りになってしまう。
先生は常に姿勢と左手の支えのことを言い続けているが、今日は脇の使い方が大切、と言っていた。脇をしめて力をぐっと入れろ、スポーツと同じだ、とのこと。
あ~非力だ。
となりでやっている男の子はとても熱心な人で、毎回ムービーを撮って、クラス以外にも築地にしょっちゅう通って研究をしている。
今回は最後ということで、かつらむきを見たい、と大根を持参していた。
先生にやってもらう。
かつらむきは一番上の部分を使うそうだ。
包丁を微妙に上下させながら、ひたすらむいていく。
とても薄くて、光が当たって和紙のように見える。そして一度も切れないのでまな板の上でほんとうに巻物のようになっている。
先生曰く「3枚重ねて新聞が読める薄さ」がスタンダードだそうだ。
お店で偉くなっても、これは自分でやる仕事なのだそうだ。
知らなかったのだが、寿司屋ではカウンター1つが自分のテリトリーだそうで、そこにあるものはすべて自分の領域なので、つまも自分で作るそうだ。
職人さんの世界は、素人さんには気づきようもないことばかりだ。
最終回の生徒さん私達にむかって、先生は
「少し知識が増えたら、お店で質問してください。お料理の世界は一生勉強です。」
と言っていた。かっこいい~。
教室は終わってしまったが、彼とお店に食べに来ることを約束。
一応、今後のリクエストとして、「すし屋の玉子焼きの作り方」をリクエストした。
これも銅?の特別な玉子焼き器が必要だそうだ。
楽しいよ~。
と言って、先生は笑った。
帰って、包丁を研いでから、おろした身の皮引きをした。
引いた皮は竹串に巻いて焼き鳥のような焼き物に、
身は薄造り(また失敗だったけど)に、
あらは潮汁に、
肝は蒸して薄く切って薄造りの横に置いた。
「ひらめコース」のようなひらめづくしである。
けっこう大仕事だった。
台所に立つといろいろやることを思いついたりして、長居してしまう。
台所がリビングだったらいいのに、と思ったりする週末であった。
模様替えをしようかな。