DARMA☆KANTI(ダルマ☆カンティ)/DarmaKayna(ダルマ・カイナ)

インドネシア、バリ島の竹のガムラン、リンディック(ティンクリック)を演奏するユニットです。

曲に歴史あり。4曲目ー前編

2010-11-25 | CD制作
「ラグ?バビ~小豚哀歌」


CD完成まで、収録曲の思い出話を。
4曲目は「ラグ?バビ」。
「LAGU」はインドネシア語で「曲」という意味、「BABI」は「豚」。


ひらめきの神様はDarmaとはご縁がないようだ。
お題を与えては頂くが、いつも苦労して生み出している感じ。
ところが、今のところ、後にも先にもこの1曲にだけ、神はその重い腰をあげてやって来てくれた。


2005年、インドネシアに大きな地震がきて、そのチャリティーライヴをやろうと、横浜にあるタイ料理屋さんでライヴをさせてもらった。
その時は、3人のダルマ?カイナはまだ誕生していなかったのだけれど、ダルマ☆カンティという名前で、今のカイナメンバー3人と、踊り子がEりさんとRちゃん。
今でも思い出す位、演じる側とお客さまが一体となった楽しいライヴだった。
その打ち上げの席で、お客さんで来てくれていたbunちゃんのお友達が、ジョゲ(お客さんを誘って一緒に踊る演目)を恥ずかしがって踊ってくれなかった事を指摘したら、打ち上げでは楽しそうに踊ってくれた。
それが、まるでブタのようで、バリ関係者は大笑い。
手の指が、中指と薬指の間でぱっくり割れて、前につきだす感じで踊っている。
「それはバリじゃなくてブタだよ~」って誰かが言ったら「ブタの曲を作ってくれたら、次には面前で踊ってやってもいい」と。


それならば、ブタの曲を作らねば。


奮起した私。
そして初めて降臨したひらめきの神様。
それはまた、勿体つけて、後編に続く。


Text maso


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