太陰暦：三月三十日

穀雨かな　　ごく早生早苗（ワセサナエ）　　　生き生きと　　　　　　　
恵みの雨に　　　悦び根付く　　　　　　　　　

太陰暦：三月廿九日

雑誌など　　資源ゴミ出し　　終えた道　　　　　
通学児童　　　ガヤガヤの声　　　　　　　


指導員　　誘導されて　　交差点　　　　　
無事に通過し　　そのあとが夢　　　　　　　　　　


ペチャクチャと　　元気な男児（おのご）　　ランドセル　　　　　　　
川端へポイ　　くつもポイポイ　　　　　　　


ジャワサラサ　　　水あび喜々と　　　ザリガニを　　　　　
見つけて背後　　　スルリ抜き取る　　　　　


捕ったぞと　　高々自慢　　　スゴイネと　　　　
遅刻せぬよう　　　気をつけてネと　　　　　　　


これは夢　　　東北地方　　　福島は　　　　　　
被曝のことが　　気になる外気　　　　　　　　　


＜昼餉には＞　　　
おすそ分け　　いただき物の　　　アラレ煎り　　　　　
見当たらずさて　　レンジでチンを　　　　　　　



懐かしい　　アラレ茶漬けに　　数分で　　　　　　
変身したる　　試食抜群　　　　





＜ごく早生＞　　　　　
田植え機が　　フル稼働して　　　早苗箱　　　　　　　
一枚二枚　　　植えつけてゆく　　　　　









　　　
　　

太陰暦：三月廿八日

ゴミ出しは　　　金属類で　　　アルミ缶　　　　　　　
ぜんまいなどの　　　小物ばかりに　　　　　　　　　


新聞は　　新聞会社　　収集日　　　　　　　
束ねて門の　　　そばに置いたと　　　　　　　


友だちが　　駆け込み寺に　　　見立て来て　　　　　　　　
話を聞きつ　　朝食おごる　　　　　　　　


ありふれた　　　みそ汁・ご飯　　　副菜の　　　　　
メニューで心　　　落ち着き笑顔　　　　　　　　　　


家族とも　　大笑いへと　　　参加して　　　　　　
元気を出して　　笑顔の帰宅　　　　　　　　　　


＜世界が福島の４号機に＞　　　　　
福島の　　４号機には　　世界から　　　　　　　
日本政府に　　解決すべし　　　　　　


意見書を　　送り国会　　議員へも　　　　　　
働きかけを　　送り続ける　　　　　　　　


パン・ギムン　　事務総長に　　上申し　　　　　
スイスからわが　国へ対処を　　　　　　　　　　


国内の　　範囲だけでは　　無い事故の　　　　　
あとの処理から　　目を逸らすなと　　　　　　　

　　　　　

太陰暦：三月廿七日

ひさかたの　　光差し込み　　　ナギの外　　　　
朝露消えて　　いのち息づく　　　　　　　



ゴミ出しを　　　済ませて窓を　　　開放し　　　　　　
布団干しやら　　　敷きパッド干し　　　　　　


＜目に見えぬ＞　　　　　　　
東京の　　　町田市の子ら　　ＮＰＯの　　　　　　
調査で被曝　　症状が出た　　　　　　　　　


福島の　　事故以前には　　無かったが　　　　　
鼻血の出方　　異常に多い　　　　　　



水道の　　蛇口から出る　　ほとばしる　　　　　　
ほどの勢い　　　尋常でない　　　　　　　


福島の　　危険地帯の　　子供らも　　　　　　
甲状腺に　　しこり発見　　　　　　　　




自治体も　　政府も黙り　　放置して　　　　　　　
見ぬふり知らぬ　　ふりに徹する　　　　


＜本日のウオッチャー＞　　　　　
田んぼさん　　いよいよ田植え　　　その前に　　　　　　　
地ならしをする　　トラクターです　　　　



れんげ田は　　今年ひっそり　　　ひばりさん　　　　　　
来ぬ一抹の　　　寂しさありて　　　　

太陰暦：三月廿六日

プラゴミを　　　出してスッキリ　　ゴミの中　　　　　　
一番多い　　　定番ものよ　　　　　



ゴミさんは　　みんな仲良く　　整列し　　　　
収集車さん　　気持ち良くなる　　　　　　


住民が　　ルールをみんな　　　守ったら　　　　　　　
地球の寿命　　　延長感謝　　　　　　　　


＜ゴボウ抜きに＞　　　　　　
庭の草　　ボコボコ抜いて　　新たなる　　　　　　
いのちポツポツ　　スピードアップ　　　　　　　


政治的　　センゴク船が　　踊り出で　　　　
与野党の手の　　内知る役者　　　　　　　　


福井県　　保守王国の　　議員たち　　　　
集めて有無も　　言わせぬスゴミ　　　　　　


おそらくは　　原発誘致　　した元は　　　　　　
ご当地ではと　　迫る予想が　　　　　　


イメージは　　スゴミのイジメ　　迫られて　　　　　
雲散霧消　　　地元も消ゆる　　　　　　　　


こうなれば　　議員や長は　　　いかなるも　　　　　　
不屈の心　　有るや否やと　　　　　　　


＜順番に＞　　　　　
広大な　　面積の田に　　順番に　　　　　　
引き水よろし　　田植えの準備