世の中に出回っている、ビジネス書や啓発本。
古くからずっと居座っている分厚い本から、いま現在活躍している第一線のビジネスマンや有名人、さまざまな業界からいろんなアプローチで書かれています。
わたしは、本屋にぶらっとすることが幼いときから多くあるのですが、この分野の本を眺めること、手に取ることが多くあります。
そして、ある人のこと。
美容専門の同期に言われたんです。
「あんなの、書いてあることなんで全部一緒。読むことなんて無意味」
みたいなことを。
愛読していることもあるし、すこしカチンとも来たのですが、一理ある気もしたんです。
読み解いていくと、すごく当たり前のことを、その人のやり方として紹介してるだけだし、さまざまな方向でおなじことを言っている。
それに、いま活躍している人が書いている本は、古くからずっと居座っている本と同じようなことを説いている。
そして、もっとヘンなことをいうと、それはむかしの争いごとの戦略やお坊さんのような人が説いていることにも、つながってたりする。
たぶん、その同期が言いたかったこと。
それは「本を読むことより、実践、現実にできてなかったら無意味なこと」とも言いたかったのかもしれない。
どうしてもたくさんの本を読んで、知識を増やしてしまうこと、それでじぶんと同じようなことを思っているをたくさん見つけてしまうと、実践できてなくても、勘違いしてしまうような人がいてしまう。
よーくよく考えないといけないこと。
たとえば、会社のお金を動かす仕事をしている人がいます。
その人は毎日のように「100万、1,000万、1億・・・」という金額を「数字」としてみています。
しかし、じぶんの生活は<月30~40万くらいの金額>での生活が現実です。
職場が、ホテルやVIPが利用するラウンジではたらいてるとします。
しかし自宅に帰れば、地元密着のスーパーやちょっとおしゃれなカフェでのんびりするのが、じぶんの憩いの場になってる人もいます。
ただね、仕事をしている時間というのが、その人の大半を占める時間になるため、じぶんの生活と、職場の環境とのギャップがあるのに、何かの慣れが生まれてしまうときがある。
そこを埋めるために、人は勉強をしたり、ココロを育てたりするんだと思います。
人はもともと不器用なモノ。
カラダはひとつしかないし、できることもそう多くはない。
じぶんではどうすることもできない感情や、コントロールがむずかしいものもある。
頭とココロが自分のモノであっても、じぶんのモノでないような、みたいにね。
はたらくということは、ロジックや計算だけでは解決できない何かがある。
人なんて、何かに割り切りながらも、夢や希望みたなことも言い続けるんだから。
飲んでる席で夢を語るおやじほど、現実をしっかり歩いてきている人。夢を語れない大人は・・・どうなんやろな笑。