平戸生月島へ

2015年の初ドライブは平戸方面へ。

この日福岡を出る時は雪が降っており、念のためチェーンを積んでの出発でした。
途中もずっと雪や雨が続いていましたが、積雪や路面凍結などには至らず、
お昼前には平戸市内に到着できてひと安心です。

昼食のあと、まず川内峠へ。


草原の中を抜け（阿蘇草千里を彷彿）、丘上に海に臨む展望スペースがあります。
晴れていれば九十九島から遠く壱岐対馬まで、素晴らしい眺めだとか。

雲は厚いけれどちょうど雪がやみました。

次に向かったのは「紐差（ひもさし）町」。
遠いご先祖様ゆかりの地とのこと、一度来てみたかったのだそうです。
素通りというのも面白くないので「紐差教会」に寄らせていただき、外観を拝見。


教会のある高台からの眺め。静かな町です。


さて大回りはしたけれど、いよいよ最後の目的地の生月島（いきつきしま）を目指します。
あいかわらず天気は変わりやすいけれど、晴れ間の時間が長くなってきて、
島へ続く橋を渡る頃にはこんな空になりました♪


生月島は、平戸島の西北端に位置し、生月大橋で平戸と繋がっています。


大橋のたもと、生月大橋公園に車を停めてしばし休憩。


生月島西側の道は海が間近に迫る絶景のドライブコースだそうですが、
昨年夏の大雨による崖崩れの影響で今も通行止めが続いています。
それで今回は東側の道を使って島北端を目指しました。

雲間から差し込む光に水平線が輝いています。


島の北部「塩俵の断崖」。
そびえ立つ断崖に荒波が砕け、厚く雲の垂れ込める空。
２時間ドラマの最終シーンとか良く似合いそう(*_*)

と呑気なことを言っている場合ではなく、信じられないくらい寒い！！！
また雪がちらつき始め、海からの冷たい風は身を切るようです。
でも「せっかく来たから」と更に島北端の灯台を目指す物好き２人。。

大碆鼻（おおばえ）灯台

切り立つ断崖上にぽつんと白く佇む白亜の灯台。
寒々しい空にいっそう寂寥感はつのり、
ひどく遠い場所へ来たと錯覚するように印象的な風景でした。

雲の流れが早く、天気も刻々と変化するおかげで、
空も海もじつに様々な表情を見せてくれた１日。
圧倒的な大自然の迫力は言葉にならず、胸がいっぱいになります。


停めた車に戻る途中、遠くにぼんやりとあの青い橋が見えました。
いつか青空の生月島にも、きっと。